本田は新監督の下でポジションを掴めるか。試行錯誤の新体制…突然の布陣変更には戸惑いの声も

2016年04月17日(Sun)13時03分配信

text by 編集部 photo Getty Images
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本田はスタメン落ち? 指揮官から理由の説明なし

ブロッキ
初陣となるクリスティアン・ブロッキ新監督【写真:Getty Images】

 もっとも、彼の口からもう少し説明は欲しいところだった。ミハイロビッチ前監督指揮下の4-4-2からシステムを変えるから必要なくなる、と言ってしまえばそれまでだが、不動のスタメンを確保していたのは事実で、落とすからにはそれなりの理由は知りたい。

 ゴールに絡む数字が足りなかったからボナベントゥーラという選択になっているのか、ポゼッションを重んじるという点でも必要はないと判断しているのか。前監督ははっきりダメ出しをする人ではあったので、余計に聞いてみたいところだった。

 とはいえ、それをブロッキに求めても仕方がないだろう。たぶん決めているのは、彼ではないかもしれないからだ。陰謀論とかこういう下らないことを書きたくないのだが、それを勘ぐらざるを得ないところが虚しい。今回のミハイロビッチ監督の解任劇は、そう思わさせるインパクトがあった。

 しかしながら、ブロッキ自身は真面目にチーム再建(その前に壊れていたのか?)に取り組もうとしていることもまた分かる。ドローンを使って上空の視野から撮影し、守備時のポジションニングをチェックさせようという立体的なビデオトラッキングとか(バロテッリはそれをボールで撃ち落そうとしたらしい)、全体のミーティングを廃してポジション別にし、昼食を一緒に取ることも強制しなくなったなど、工夫を早速入れている。

 ナポリやインテルなどで導入実績があるドローンはともかく、後者2つの改変が今のミランに本当に必要なのかは疑問の残るところだが…。

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