xtailは 前回紹介したmultitail と同様アウトプット監視ツールですが、 こちらはディレクトリ丸ごとアップデートを監視したりすることが出来ます。
Macなら
$ brew install xtail
apt-getが使えれば1
$ apt-get install xtail
yum/apt-cygには無いっぽい?
もしくはソース をダウンロードしてコンパイル。
$ cd /tmp
$ wget http://www.unicom.com/files/xtail-2.1.tar.gz
$ tar xzf xtail-2.1.tar.gz
$ cd xtail-2.1
$ ./configure --prefix=/usr/local/
$ make
$ sudo make install
等。
xtail
はファイルまたはディレクトリを引数として渡します。
$ xtail /var/log/
等。複数のファイルやディレクトリを渡してもOK。 ディレクトリを渡した場合はディレクトリ内の全てのファイルが対象になります。
対象となったファイルがアップデートされるとアップデートされた行が表示されます。
$ xtail ./a.txt
*** .//a.txt ***
A: 115
A: 116
A: 117
$ xtail ./a.txt ./b.txt
*** ./a.txt ***
A: 211
*** ./b.txt ***
B: 211
*** ./a.txt ***
A: 212
*** ./b.txt ***
B: 212
コマンドを終了するにはCtrl-</i>(バックスラッシュ)を使います。
Ctrl-Cを使うと今見ているファイルの情報が出てきます。
$ xtail ./a.txt ./b.txt
*** ./a.txt ***
A: 211
*** ./b.txt ***
B: 211
*** ./a.txt ***
A: 212
*** ./b.txt ***
B: 212
^C
*** recently changed files ***
1 7-Mar-16 23:31:32 ./a.txt
2 7-Mar-16 23:31:32 ./b.txt
currently watching: 2 files 1 dirs 0 unknown entries
*** ./a.txt ***
A: 213
*** ./b.txt ***
B: 213
^\$
最初止め方を知らないとちょっと困るので Ctrl-</i>をちゃんと覚えておく必要があります。
xtailはmultitailに比べるとシンプルなコマンドですが、 特定のディレクトリ全体を監視したい時なんかは便利です。
特定のログの監視、と言うよりは何か複数のログが沢山吐き出される様なディレクトリを 一斉に監視する様な場合に使えるかな、と。
それからnpmで 取ってこれるxtail もあったんですが、 こちらは/var/logにログを書き出すようなサービスの管理ツールになっていて ぜんぜん違う物なのでちょっと注意。