昨日は,熱流の観測によって,さらに大きな地震あるいは中央構造線に沿った地震の可能性を予測しましたが,深夜にM7.1が来ました。
今日熱流の観測をしましたが,まだ,おさまっていないようです。
今日もまた,日本海側から太平洋側への強い熱流があります。ただ,昨日よりはすこし小さくなったようにも思いますが,勢いは相当なものです。しかし,一方で,冷熱インパルスが中国地方から四国地方へ向かっているので,震央は,中央構造線上を次第に東に向かっているようにも思います。
USGSが見やすかったので,震央の移動を観測すると,確実に,中央構造線上を移動しています。

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暖かくなってくると,最高気温の平年差と地震の関係が重要になってくるのですが,九州はやはり平年差を大幅に下回る地域が増加しています。
それに対して,日本海側は,平年差を上回る地域が増えているようです。

まだ,まだ,油断できないと考えています。
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リアルタイムAE指数の変動は,すっかり小さくなり静穏となっています。

しかし,それとともに,低気圧が出てきたので,今度は,プレート境界型の地震の可能性がでてきました。

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以上のことから,熊本県においては,最大級の警戒が必要と思われます。そして,震央については,プレート境界と,中央構造線の地点と両方に対して,警戒を強める必要がでてきました。
Hi-mnetの情報もアップしておきます。

中央構造線の位置がわかる図面も再掲しておきます。

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予測内容がとても厳しい内容になっているのが,とてもつらいです。
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ここから考察になります。予測者として判断にとても迷うところですが,今回の群発地震は異常だと思います。3.11を思い出します。
現在のところ,震度の深いところで地震が発生していないので,南海地震というのはとても考えにくいのですが,今回の群発地震は"異常"です。
本来,熊本県のような内陸部で,巨大地震前の余震を彷彿とさせる地震群が継続して発生するはずはありません。
したがって,これは異常事態であり,プレート境界において,何かが起こっていることによるものと考えてもいいのかも知れません。
プレートテクトニクス論によれば,南海地震と今回の地震はなんら脈絡はないのですが,プレートテクトニクス論で,いままで一度も大規模地震を予測できなかったことを考えれば,そもそも,プレートテクトニクスで想定している地震発生メカニズムそのものがまちがっていると考えることは理にかなっています。
したがって,すこし極端なことを書きますが,プレートテクトニクス論者のいうことと反対のことが発生すると考えた方が正解に近いと思われます。
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この記事を書いている間にも,再び,M5クラスの地震が発生しました。
M4後半からM5クラスの発生の頻度,そして,M6クラス,M7クラスの地震のあとの群発的な強い連続的な地震から判断して,南海地震と東南海地震の発生の可能性は,とても高くなってきています。
さてもし巨大地震が来るとなると,M6からM7クラスの前震ですから,それに+2したクラスの地震がきます。すると,M8クラス後半という可能性もあります。
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内陸部で発生する地震で,巨大地震は考えにくく,プレート境界型の巨大地震ということになります。
そうなると,ここ数日以内に,津波を伴う巨大地震が発生してもおかしくないということになります。
さて,ということで,3.11以降の世界的な巨大地震の地震観測の経験則によると,これだけの群発地震で巨大地震につながらなかった場合のほうがすくないと言っていいと思います。(すべてのこのような群発地震が発生する場合,かならず巨大地震が発生するというわけではありません。ただ,巨大地震が発生する確率が高くなるということです。その確率が何%か,ということは決められないのですが,60%以上はあると思います。)
したがって,津波も含めた,警戒体制を作ることが重要だと思います。
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この記事が不安をかき立てるようなものでないことを心の底から願っています。むしろ,このときに,改めて,警戒体制を強め,事前の心構えと,避難経路の再確認をされておけば,巨大地震がきても,冷静に行動でき安全が確保できると思います。
今日熱流の観測をしましたが,まだ,おさまっていないようです。
今日もまた,日本海側から太平洋側への強い熱流があります。ただ,昨日よりはすこし小さくなったようにも思いますが,勢いは相当なものです。しかし,一方で,冷熱インパルスが中国地方から四国地方へ向かっているので,震央は,中央構造線上を次第に東に向かっているようにも思います。
USGSが見やすかったので,震央の移動を観測すると,確実に,中央構造線上を移動しています。
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暖かくなってくると,最高気温の平年差と地震の関係が重要になってくるのですが,九州はやはり平年差を大幅に下回る地域が増加しています。
それに対して,日本海側は,平年差を上回る地域が増えているようです。
まだ,まだ,油断できないと考えています。
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リアルタイムAE指数の変動は,すっかり小さくなり静穏となっています。
しかし,それとともに,低気圧が出てきたので,今度は,プレート境界型の地震の可能性がでてきました。
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以上のことから,熊本県においては,最大級の警戒が必要と思われます。そして,震央については,プレート境界と,中央構造線の地点と両方に対して,警戒を強める必要がでてきました。
Hi-mnetの情報もアップしておきます。
中央構造線の位置がわかる図面も再掲しておきます。
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予測内容がとても厳しい内容になっているのが,とてもつらいです。
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ここから考察になります。予測者として判断にとても迷うところですが,今回の群発地震は異常だと思います。3.11を思い出します。
現在のところ,震度の深いところで地震が発生していないので,南海地震というのはとても考えにくいのですが,今回の群発地震は"異常"です。
本来,熊本県のような内陸部で,巨大地震前の余震を彷彿とさせる地震群が継続して発生するはずはありません。
したがって,これは異常事態であり,プレート境界において,何かが起こっていることによるものと考えてもいいのかも知れません。
プレートテクトニクス論によれば,南海地震と今回の地震はなんら脈絡はないのですが,プレートテクトニクス論で,いままで一度も大規模地震を予測できなかったことを考えれば,そもそも,プレートテクトニクスで想定している地震発生メカニズムそのものがまちがっていると考えることは理にかなっています。
したがって,すこし極端なことを書きますが,プレートテクトニクス論者のいうことと反対のことが発生すると考えた方が正解に近いと思われます。
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この記事を書いている間にも,再び,M5クラスの地震が発生しました。
M4後半からM5クラスの発生の頻度,そして,M6クラス,M7クラスの地震のあとの群発的な強い連続的な地震から判断して,南海地震と東南海地震の発生の可能性は,とても高くなってきています。
さてもし巨大地震が来るとなると,M6からM7クラスの前震ですから,それに+2したクラスの地震がきます。すると,M8クラス後半という可能性もあります。
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内陸部で発生する地震で,巨大地震は考えにくく,プレート境界型の巨大地震ということになります。
そうなると,ここ数日以内に,津波を伴う巨大地震が発生してもおかしくないということになります。
さて,ということで,3.11以降の世界的な巨大地震の地震観測の経験則によると,これだけの群発地震で巨大地震につながらなかった場合のほうがすくないと言っていいと思います。(すべてのこのような群発地震が発生する場合,かならず巨大地震が発生するというわけではありません。ただ,巨大地震が発生する確率が高くなるということです。その確率が何%か,ということは決められないのですが,60%以上はあると思います。)
したがって,津波も含めた,警戒体制を作ることが重要だと思います。
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この記事が不安をかき立てるようなものでないことを心の底から願っています。むしろ,このときに,改めて,警戒体制を強め,事前の心構えと,避難経路の再確認をされておけば,巨大地震がきても,冷静に行動でき安全が確保できると思います。