熊本と大分の地震470回超に 激しい揺れに警戒

熊本と大分の地震470回超に 激しい揺れに警戒
規模の大きな地震が相次いだ熊本県などでは、17日も活発な地震活動が続いています。震度1以上の揺れを伴う地震は今月14日の夜から17日の午後7時までに470回に達していて、気象庁は、引き続き激しい揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
震度7や震度6強の激しい揺れを伴う地震が相次いだ熊本県では、17日も地震が続いていて、このうち震度4の揺れを観測する地震だけでも午後7時までに9回起きています。
大分県を震源とする地震も相次いでいて、16日の朝には由布市で震度5弱を観測する地震が起きたほか、17日も震度3の揺れを観測する地震が午後6時半までに5回起きています。
熊本県と大分県で今月14日の夜から17日午後7時までに発生した地震では、震度7が1回、震度6強が3回、震度6弱が3回、震度5強が1回、震度5弱が6回、震度4が64回観測され、震度4以上の揺れを伴う地震は合わせて78回に達し、震度1以上の地震を合わせると470回に上ります。
熊本県では今月14日に益城町で震度7の激しい揺れを観測するマグニチュード6.5の地震や、16日の未明の熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の大地震で建物の倒壊や土砂災害が相次いでいます。
気象庁は、今後、1週間程度は激しい揺れを伴う地震に警戒するとともに、強い揺れやこれまでに降った雨で地盤がさらに緩んでいるとして、土砂災害にも警戒を呼びかけています。