ついにゲットしました!
念願の折りたたみ自転車です。
そもそも、わたしが自転車に興味を持ってロードバイクを買うキッカケとなったのは、折りたたみ自転車なのです。
当時はいろいろ検討した結果、最速の自転車がベストと判断し、ロードバイクを購入しました。
今回は、実用性・携帯性にすぐれた自転車が欲しかったので、ブロンプトンを購入しました。
ブロンプトンについては、以下の記事で徹底的に解説しています。
さて、100キロ近く走ってきたので、実走レビューをいたします!
購入したブロンプトンのスペック
- ブロンプトンP6L
重量:約13kg
変速:6段
ハンドル:Pタイプ
こんな形のハンドルになっています。
上部を握って走るのが基本で、長い直線や出力を上げたい上り坂などで下ハンを握ります。ブロンプトンで下り坂を飛ばすのは、得策ではないのでおすすめしません。
折りたたみ機構については、こちらの動画を参照してください。
慣れないわたしでも30秒くらいでたたむことが可能です。
直線での加速性能は抜群に良い!
小径車ゆえ、漕ぎ出しは非常に軽いです。
軽すぎて慣れるまではフラフラしました。
というよりは、低速域(時速10km以下)では、直進安定性に欠けますね。
これは物理的に車輪が小さいため、ジャイロ効果が弱くなるので、直進安定性に欠けるという物理的な問題なので仕方ないです。
時速10kmくらいから安定して走れるイメージです。
しっかり踏み込むと、時速30kmくらいまではサクッとスピードが出ます。
停止状態から時速30km出すスピードは、もしかしたらロードより早く到達出来るような感覚さえあります。
わたしの脚なら、停止状態から時速25kmくらいまで出すなら、ロードよりブロンプトンの方が早いように感じます。
それくらい漕ぎ出しと加速性能が高いことを示していると思います。
予想以上の走行性能に驚いた点ですね。
巡航性能は、車体の重量の影響でロードより30%程度劣る印象
あくまで自分の感覚での話なのですが、同じくらいの出力でどれだけスピード出るのか検証してみました。
ロードなら時速35kmくらいの出力のイメージ、脚への負荷でブロンプトンをこぐと、時速25〜28kmくらい出ました。
やはりロードに比べて20〜30%ほど走行スピードが減少するようです。
ロードなら7〜8kgくらいのところ、ブロンプトンは13kgほどの重量があるため、重量差がそのまま巡航性能に影響しているようです。
これも個人的な感覚ではありますが、ブロンプトンは時速30km以上から、というより最も重いギヤの回り心地があまりよろしくないように感じます。
時速35km、時速40kmと出すのは、豪脚の持ち主でも難儀するように感じました。
そもそもブロンプトンに対しては、時速40kmに到達するような高速域での走行性能を求められていないので、時速20km前後での巡航に関しては十分な走行性能を持っているように思えました。
長距離走行すると、お尻が疲れやすい
走行中のポジションは上ハンドルと下ハンドルの二箇所のみであり、またブレーキやシフターを操作出来るのは上ハンドルのみです。
このため、下ハンドルを握る機会はそうそう来ないことが分かりました。
特に都内の道路を走る際は、よほど見通しの聞く幹線道路の直線でもない限り、ブレーキから手を離したくないので、ほとんど上ハンを握ることになるでしょう。
下ハンと上ハンを握り変える練習を、これからやっていこうとは思いますが、ロードと違ってすぐブレーキに手が届かない恐怖は結構強いことが分かりました。
となると、お尻は常に同じ場所に荷重がかかるため、20kmくらい走るとまずお尻の痛さがイヤになって来ました。
ロードと同じでサドルはお尻を痛めながら慣らしていくものだと思うので、もうしばらく乗って行くことで改善されていくとは思います。
しかし、同じポイントに荷重をかけやすいことに違いはないので、ロングライドには向いていないと言えると思います。
わたしの目安では一日50kmくらいまでが幸せかなと思います。
ブロンプトンはそもそも長距離移動するなら、電車に乗せちゃえば?みたいな思想のもと設計されているので、過度の走行性能を求めることはお門違いなんです。
小径車でロングライドでも快適に走行したいのであれば、ドロップハンドル搭載したTyrellのFXシリーズや、BIKE FRIDAYのPocket Rocketなどをおすすめします。
輪行時にブロンプトンの力は最大限に発揮される
わたしは「By Way SACC」という輪行袋を購入しました。
BROMPTON JUNCTION KOBE / By Way SACC
わたしの場合は、大容量のメッセンジャーバッグを持って自転車に乗るため、持ち運び時はコンパクトにたためて軽量でカバンに入ればいいやって考えです。
この輪行袋は非常に軽量で、ブロンプトンをたたんでから覆いかぶせるだけという超イージーな仕様になっています。
駅構内を移動する際は、キャリアを出しておけばコロコロ転がせてラクチンですし、電車に乗り込む前にキャリア部分を覆いかぶせれば、鉄道会社の輪行規定に反することもありません。
そして60cm×30cm×30cmというスーツケースサイズのコンパクトさが、車内での置き場所に困ることがほとんどありません。
ロングシートに座れるなら、足元に置けば周りの迷惑になることはありませんし、ドア付近に置いても邪魔になりにくいと思います。
唯一問題点があるとすると、13kgという重量は決して軽くはないので、非力な男性や女性にとって階段の登り降りは少々難儀するかもしれません。
ここに関してはブロンプトンを軽量化するより、自身を鍛えて重たいものでも軽々と持ち上げられる筋力を鍛えた方が早いなと感じました。
キャリアで荷物を運ぶ際はサイズに要注意
例えばダンボールなどをキャリアに乗っけて運ぼうとすると、ペダルを漕ぐ際にかかとが荷物にぶつかることがあります。
その場合も、ペダルを母指球で漕ぐのではなく、かかとで漕げば、干渉せずに漕ぐことも可能でした。
低重心なブロンプトンは、適当な漕ぎ方をしても時速10km程度出ていればわりと安定して走ります。
大きな荷物を載せる場合は、数キロ走って交通機関を併用するのが、ベストチョイスと言えそうです。
やはりブロンプトンは最強の実用車だった
まとめると、
- 漕ぎ出しの軽さ、時速25kmくらいまでの加速性能の高さ
ストップ&ゴーの多い都心部での使い勝手が非常に良いです。
- 時速20km前後での十分な巡航性能
10km程度の移動なら一瞬に感じる使い回しの良さがあります。
- 折りたたみが簡単で輪行が楽に出来ること
困ったら電車に乗ればいいという気楽な運用が可能です。
ということで、最強の実用車であるという触れ込みに偽りなしでした!
わたし自身、月末からオランダ旅行に行ってきますが、輪行の楽勝さと10〜20km程度であれば、あっという間に走れる感覚があるので、ふつうなら行きにくい場所にも行ける予感がしてワクワクしています!
海外に限らず国内旅行においても、駅から数キロ離れ、歩けば30分くらいかかるような場所にも10分くらいで飛ぶように移動することが可能です。
ブロンプトンで素敵な自転車ライフを送りましょう!
- ブロンプトンについては、こちらの記事でも解説しています。
- 大切な自転車には、最強の鍵で守りを固めましょう。