熊本と大分の地震400回超に 激しい揺れに警戒

熊本と大分の地震400回超に 激しい揺れに警戒
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規模の大きな地震が相次いでいる熊本県などでは、17日も活発な地震活動が続いていて、今月14日の夜から17日の午後4時までに、震度1以上の揺れを伴う地震が440回以上発生しています。気象庁は、今後も激しい揺れを伴う地震に警戒を呼びかけています。
熊本県では、今月14日の夜に益城町で震度7の激しい揺れを観測するマグニチュード6.5の地震が起きたあと、16日の午前1時すぎに熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生しました。
この地震で震度6強の激しい揺れを、熊本市中央区、東区、西区、熊本県宇土市、菊池市、宇城市、合志市、大津町、南阿蘇村、それに嘉島町で観測したほか、震度6弱を熊本県や大分県の各地で観測しました。
熊本県では17日も午後4時までに、震度4の揺れを観測する地震が9回起きています。また、大分県を震源とする地震も相次いでいて、17日も由布市で震度3の揺れを観測する地震が午後4時までに3回起きているほか、16日午前7時すぎには、大分県中部地方を震源とするマグニチュード5.3の地震が起き、由布市で震度5弱を観測しました。
熊本県と大分県で今月14日の夜から17日午後4時までに発生した地震では、震度7が1回、震度6強が3回、震度6弱が3回、震度5強が1回、震度5弱が6回、震度4が64回観測され、震度4以上の揺れを伴う地震は合わせて78回に達し、震度1以上の地震もあわせると448回に上ります。
気象庁は、今後、1週間程度は激しい揺れを伴う地震に警戒するとともに、相次ぐ強い揺れや、これまでに降った雨で地盤がさらに緩んでいるとして土砂災害に注意するよう呼びかけています。