レスターのラニエリ監督、メディアのリーグ優勝楽観視に苦言

　【ロンドン原田公樹】サッカーのイングランド・プレミアリーグで首位を独走する、日本代表ＦＷ岡崎慎司（２９）も所属するレスターのラニエリ監督は１５日の定例会見で「われわれは何も成し遂げていない。もしマンチェスター・シティーやマンチェスター・ユナイテッドが勝ち点７差で首位なら『もう優勝争いは終わった』といえる。でも首位はレスターだ」と優勝を逃す可能性があることを示唆し、世界中から集まった報道陣の楽観ムードを引き締めた。

　レスターは残り５試合で２位トットナムと勝ち点７差。１７日にホームでウェストハムと対戦する。もしウェストハムに勝ち、１８日にトットナムが敵地でストークに敗れ、レスターが２４日にホームでスウォンジーに勝てば、初優勝が決まる。

　また来季の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）への出場が確定したことも「まだ予選からの出場が決まっただけ。２試合ではＣＬじゃない。６試合戦いたい。私はＣＬのテーマソングが好き」と記者を笑わせつつも、慎重な姿勢を貫いた。