創業者が20歳の頃FBは小さなグループだったが、現在は全世界とつながっている。
それだけ不愉快な相手ともつながり易くなった。
zuckerberg-facebook
引用:http://www.cnn.co.jp/storage/2014/09/24/bb55c16de0f317e94828773687f65127/zuckerberg-facebook.jpg


フェイスブックで日常生活を投稿する人が、2年で4割近く減少したのが分かりました。

写真や動画の利用者は増えていますが、FB名物の自分を飾った自慢に疲れてきたようです。


フェイスブックの投稿者減少

フェイスブックでプライベートな内容を文章で投稿した頻度が、1年間で20%も減少したのが分かりました。

2015年半ばのデータとして、料理や子供、バカンス、日常の投稿が21%減少したとされています。

フェイスブック全体では1桁の減少に止まってるので、個人の投稿離れが進んでいるのがわかります。
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2015年から2016年にかけても、プライベート投稿は15%減少したので、2年で35%以上減少した事になります。

原因としては投稿を巡るトラブルや、投稿疲れが指摘されています。

フェイスブックの特徴として、実名登録するので実際より良く思われたいという動機が、強く働きます。


学歴や経歴は綺麗に飾り、年収は多く、生活も実際より良く見せ、毎日が充実していなければならない。

特に10代から30代の若者のSNS利用率が低下し、FBも例外ではなくなりました。

日本ではLINEが現在圧倒的人気だが、少し前はミクシイ、ツイッター、FBも人気がありました。


LINEとツイッターは高い利用率を維持しているが、FBとミクシイは急降下しています。

どちらも比較的長い、まとまった文章を書く必要があるので、今の時代に合わないのかも知れません。

2015年の調査では、世界でユーザー数が増加したのは中国とUAEだけで、他は全て減少していました。



SNSはユーザーが増えすぎると苦痛が増す


成功する多くのSNSは最初の数年間で利用者が爆発的に増えるが、その後頭打ちになり減少します。

この理由は次のようなメカニズムで説明されています。

SNSは他の利用者から自分が丸見えになるため、余りに利用者が増えると不快感が増す。


最初は見られる事や読まれることが快感だったのに、ある限度を超えると不快感が増し、快感は減少する。

最初は自分のプライベートを自慢すれば楽しかったが、人数が多すぎると批判される事が増えます。

知人や上司、昔の同級生などともつながり、会いたくない人とも付き合わざるを得なくなります。


LINEもある時期までは快適だったが、既読スルーに象徴されるように、読んだり書いたりするのが義務になる。

常に人の目を気にするようになって疲れきってしまい、ある日利用をやめてしまいます。

フェイスブックは利用者を増やすように、より便利にしているが、つながり易くなるほど不快感が増すかも知れない。


一方でフェイスブックで写真や動画を投稿する人や、それを見る人は増えているようです。

見るだけなら他人からのプレッシャーを受けなくて済むし、写真や動画投稿は人気がある。

若者はツイッターやInstagram、LINE、スマホアプリに流れて、残ったのはおじさん、おばさんとおも言われている。

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