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長良川鉄道、後ろ4枚が脱輪 17日に一部再開

事故現場を調べる関係者ら=美濃市須原の長良川鉄道須原トンネルで(県警提供)

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 長良川鉄道(関市)の列車が十五日夜に美濃市須原の須原トンネルで脱線した事故で、列車は計八枚ある車輪のうち後ろ側の四枚が脱輪していたことが分かった。同鉄道は十六日まで全線で列車の運行を見合わせていたが、十七日に一部区間で運行を再開する。

 国土交通省運輸安全委員会が十六日、事故現場で調査を開始。山本大輔・鉄道事故調査官によると、一両編成の列車には左右に四枚ずつ計八枚の車輪があり、後ろ側の四枚がレールの左側に脱輪していた。現場は右カーブ。置き石の可能性はないとみられ、レールの幅にも問題は見つからなかった。十七日以降も調査を続ける。関署も実況見分を始めた。

 同鉄道は十六日まで美濃太田−北濃間の全線で運転を見合わせたが、十七日は美濃太田−関間の上下線で始発から運行を再開。関−北濃間は各駅近くにバスの停留所を設け、振り替え輸送をする。

 関署によると、脱線した列車の運転士(35)のけがは腰の打撲とみられたが、肋骨(ろっこつ)を折っていたことが分かった。

 同鉄道の坂本桂二専務は「ご迷惑をかけ、申し訳ありません」と陳謝。二十七日に予定している観光列車「ながら」の運行開始が遅れる可能性があるとの見方を示した。

 

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