来年、2回に拡大…厚労省
厚生労働省は15日、来年の保育士試験を年2回実施すると発表した。保育士不足対策の一環で、年1回限りだった受験機会を増やし、保育士を確保する狙い。今年、国家戦略特区として神奈川県や大阪府、沖縄県などが先行実施していた。
年2回の試験は、宮城県を除く全都道府県と仙台市で予定。1回目の筆記試験を4月23、24日に、2回目を10月22、23日に行い、それぞれ約1カ月半後に実技試験を行う。うち大阪府と仙台市は、3年間は受験地で保育士登録をしなければならない「地域限定保育士」の資格、神奈川県は地域限定とするか未定で、それ以外の都道府県は通常の保育士資格を取得できる試験となる。【山田泰蔵】