ブログ「魔法使いのシンプルライフ」を運営されているミニマリスト・エリサさんが出版された本を読みました。
著者について
ミニマリストであり、風船の魔法使いという本業をお持ちのエリサさん。
ブログはこちらです。
こちらのサイトでは持ち物を公開されています → http://mononote100.blogspot.jp/
本の概要
エリサさんの衣服・食べ物・お住まいが写真付きで紹介されています。
特に18枚で着回す春夏秋冬のコーディネートは、ファッション雑誌を見ているかのようでした。
私は、冒頭部分のこの言葉が印象的でした。
モノを減らした白い部屋は、空白のキャンバス。
そこにはどんな夢も描ける。
心に響いた3つのポイント
- 定番をアップデートする
- 「白でいい」はエネルギーの節約
- 「自分が輝いて見えるか」という視点
定番をアップデートする
自分らしさの象徴だったモノでも、自分の中身が変われば変化します。気に入っていたシルエットは、体型が変われば合わなくなることも。定番服を持ちながら、時々アップデートしていきたいと思っています。
体型は年齢とともに変わりますよね。子供の頃に母親が着ていた記憶があり「私にはまだ合わないだろう」と思っていた洋服が、着てみると意外と合うという年齢になりました。
見た目は同じような形でも、ターゲットの年齢層の体型に合わせた細かい部分の工夫がされているのですよね。もちろん体型維持も努力したいです。
アップデートは服だけに限らず、ヘアメイクや、考え方にも当てはまるもの。年を取るほど考え方が凝り固まってくると聞きますが、頭もアップデートをして、常に成長できる自分でありたいです。
この部分を読み、今まではずっと結べるくらいの長さをキープしてきましたが、10年ぶりにヘアスタイルを肩より上のボブカットにしました。「失敗(=似合わない)しても、髪はまた伸びる」という考えです(笑)
若い頃は髪量が多くて広がるという悩みがありましたが、40を過ぎたということとカット技術のおかげか、心配していた広がりはありませんでした。
お手入れが楽になり、気分も変わってうれしいです。
「白でいい」はエネルギーの節約
私はモノに限らず何かを選ぶときは「○○がいい」を意識してきました。「○○でいい」は、どこか妥協している感じがしたからです。
しかし、本の中で見た「白でいい」という発想は目からうろこでした。
「白でいい」は決して悪いことではありません。大して興味がないモノを選択する時間が節約できるのですから。節約したエネルギーを、興味のあることや楽しいことを感じる力にあてればいいのです。
「○○でいい」 = 時間の節約、その通りですね。
私は軸がしっかりしていないせいか選ぶときにはパワーも使い、選んだあとはぐったりということがあるので、時間もパワーも節約できそうです。
エリサさんは「消極的シンプル」と「積極的シンプル」という素敵な言葉で表現されています。
- 白でいい → 消極的シンプル。必要な電化製品(空気清浄機やシュレッダーなど)
- 白がいい → 積極的シンプル。白いシャツ(顔色がよく見える・合わせやすい)
白はやっぱりシンプルですよね。
迷ったら白、私もこれから意識します。
「自分が輝いて見えるか」という視点
「モノを減らすための10の質問」のひとつです。
自分を輝かせてくれると思えますか?
モノに対して私はこの視点を持っておらず、衝撃を受けました。モノを持ったり身につけた時の自分の姿を想像する(=客観的)という考え方がなかったからです。
私が選ぶときは、好きなデザイン・色・使いやすさ(軽い、お手入れ)を重視してきました。これは主観的な見方ですね。
洋服に関する「自分を輝かせてくれるもの」は、昨年受けた骨格・カラー診断が大きく役立ちそうです。
モノを見たときの魅力だけでははく、身につけたり使ったりしたときに、あなた自身が輝いて見えるかどうかという視点で見てみましょう。
この視点を大切にしたいと思いました。
まとめ
この本を一言でいうと「エリサさんの魅力の秘密がわかる本」といえるのではないでしょうか。
考え方・食・お住まいを通して、今のエリサさんに触れた感じがしました。
常にアップデートをされて色々なことにチャレンジされているエリサさん、これからどのように進化されるのか楽しみです。ますますのご活躍をお祈りいたします。
本書はこちらです。
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