阿蘇大橋の崩落現場 国土地理院がドローンで撮影

阿蘇大橋の崩落現場 国土地理院がドローンで撮影
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国土地理院が16日、熊本県南阿蘇村の阿蘇大橋が崩落した現場をドローンで撮影しました。映像では、山肌のところどころに大きな岩が見えたり、建物が土砂に埋まっている様子を確認することができます。
熊本県南阿蘇村にある全長200メートルの阿蘇大橋は、川に架かる国道325号線の一部で、南北を走る国道57号線と交わっています。また、周辺では国道57号線と並行してJR豊肥本線が走っています。
阿蘇大橋は16日、山から崩れた大量の土砂で押し流され、崩落しました。国土地理院は16日午前11時ごろ、この橋の周辺をドローンで高度30メートルから撮影しました。
映像では、崩落現場のすぐそばの国道57号線の路面に無数のひびや崩れている様子が確認でき、土砂のすぐ近くには車1台が残されていました。また、橋の一部は鉄骨がむき出しのまま垂れ下がっていたほか、道路脇には土砂に埋まった建物があり、線路も大きく折れ曲がっていました。
山肌には無数の線のような跡が見え、一部で水たまりが確認できるほか、ところどころに大きな岩が転がり、多くの樹木が土砂に埋もれていました。