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熊本大地震 死者41人に 17日明け方にかけ土砂災害に警戒

フジテレビ系(FNN) 4月17日(日)1時14分配信

14日から続く、熊本地震など一連の地震で、これまでに41人が亡くなっている。17日午前0時40分現在、雨が降っている熊本県は17日の明け方にかけて、土砂災害に厳重な警戒が必要。
14日、最大震度7を観測した熊本地震を含め、震度6弱以上の地震は7回発生していて、その後も、余震が相次いでいる。
熊本・南阿蘇村では、東海大学の学生寮6棟が倒壊し、農学部の学生など十数人が生き埋めになり、清田啓介さん(18)と、脇 志朋弥さん(21)が死亡するなど、今回の一連の地震で41人の方が亡くなった。
このほか身元が判明したのは、熊本市南区の椿 節雄さん(68)、益城町の吉永和子さん(82)、松野 ミツ子さん(84)、山内 由美子さん(92)、南阿蘇村の増田 フミヨさん(79)、橋本 まち子さん(66)。
また、熊本県内で、968人が重軽傷を負っている。
建物にも甚大な被害が出ていて、宇土市役所は、庁舎全体がゆがみ、特に4階は押しつぶされたようになっている。
熊本県では住宅90棟が全壊、145棟が半壊している。
現地で調査を行った国土交通省土砂災害研究室・國友 優室長は、FNNの取材に「大きな地震が斜面に力が働くと、尾根の部分や斜面の最上部の肩の部分に、力が大きく作用する特徴があって、そういったところが崩壊している場所が多かった」と答えていた。
今後の雨で、土砂災害や、川の氾濫のおそれがあるとして、熊本・西原村と南阿蘇村の一部に、避難指示が出されている。

最終更新:4月17日(日)1時17分

Fuji News Network