けさ5時のNHK FM「中村隼人の邦楽ジョッキー」は、
先週に引き続き作家の林真理子がゲスト。
4月に前任の中村壱太郎からバトンを受けてスタートしたこの番組、
まだ2ヶ月たっていないのに、はやくも中村隼人という男の器量の一端が見えたような気がする。
けさのゲストとの会話のなかで、質問する立場でも、質問に答える立場でも、
ともにセンスを感じた。
もちろん、まだまだいかにも台本を読んでいるといった感じの部分も多いが、
たとえば、林真理子に出版業界独特の言葉を教えてもらう、というところで、
「カンヅメ」という言葉の話になった。
出版社が作家に原稿を書いてもらうために、逃がさないぞという意味もあって、
ホテルなどの部屋をとり、そこに閉じ込めるようなかたちにすることを「カンヅメ」
というわけだが、林真理子が昔の体験談を話したあと、中村隼人が、
「じつはカンヅメは、ぼくら、若い人でも最近は使っていて」と話し始めた。
「たとえば歌舞伎役者でいうと、いやぁきのうはセリフを覚えるためにカンヅメだったよとか、高校時代は、きのうはカンヅメで勉強したとか」
林真理子が聞く。「どっかに閉じこもる」
「部屋に閉じこもる。作家さんでいうと、"閉じ込められる”という意味だと思うんですけど、ぼくらは、"部屋に閉じこもる”という意味でカンヅメって使います」という話を、これは台本にはない部分だと思うが、林真理子の話を受けて、自分の話に展開させる、その自然な会話の流れが、「ムム、こやつ只者ではないな」と思わせるものがあった。
相手の言うことを聞くより自分のことを話す方がダイスキ!というやつは
そこいらじゅうにいるが、相手の言うことをよく聞いて、強引でなく自分のことに
話を持っていけるのは、才能である。
そして、さらに「隼人の聞き上手ぶり」が発揮される。
どうしても林さんに聞きたいことがあってと中村隼人は切り出す。
それは、もし自分が小説を書いている途中で、別の作家が同じような内容の作品を
発表してしまったら、どうするのか、というものだった。
先週に引き続き作家の林真理子がゲスト。
4月に前任の中村壱太郎からバトンを受けてスタートしたこの番組、
まだ2ヶ月たっていないのに、はやくも中村隼人という男の器量の一端が見えたような気がする。
けさのゲストとの会話のなかで、質問する立場でも、質問に答える立場でも、
ともにセンスを感じた。
もちろん、まだまだいかにも台本を読んでいるといった感じの部分も多いが、
たとえば、林真理子に出版業界独特の言葉を教えてもらう、というところで、
「カンヅメ」という言葉の話になった。
出版社が作家に原稿を書いてもらうために、逃がさないぞという意味もあって、
ホテルなどの部屋をとり、そこに閉じ込めるようなかたちにすることを「カンヅメ」
というわけだが、林真理子が昔の体験談を話したあと、中村隼人が、
「じつはカンヅメは、ぼくら、若い人でも最近は使っていて」と話し始めた。
「たとえば歌舞伎役者でいうと、いやぁきのうはセリフを覚えるためにカンヅメだったよとか、高校時代は、きのうはカンヅメで勉強したとか」
林真理子が聞く。「どっかに閉じこもる」
「部屋に閉じこもる。作家さんでいうと、"閉じ込められる”という意味だと思うんですけど、ぼくらは、"部屋に閉じこもる”という意味でカンヅメって使います」という話を、これは台本にはない部分だと思うが、林真理子の話を受けて、自分の話に展開させる、その自然な会話の流れが、「ムム、こやつ只者ではないな」と思わせるものがあった。
相手の言うことを聞くより自分のことを話す方がダイスキ!というやつは
そこいらじゅうにいるが、相手の言うことをよく聞いて、強引でなく自分のことに
話を持っていけるのは、才能である。
そして、さらに「隼人の聞き上手ぶり」が発揮される。
どうしても林さんに聞きたいことがあってと中村隼人は切り出す。
それは、もし自分が小説を書いている途中で、別の作家が同じような内容の作品を
発表してしまったら、どうするのか、というものだった。
「困りますよ」と林真理子は即答して、続けた。
「この間も似たようなことがあって、新聞の連載小説だったんですけど、
伏線を半年前から張っていて、今さら変えられないですから、
分かってくださいと言うしかないですよね」
「でもそうすると、世に出したときに、それを前に読んでいた人がいたら、あれ、
影響受けたのかなって、思いますよね」
「そうそう、それって悔しいですよ。悔しいから、できるだけ遠ざけるように
頑張りますよ、その時点で」
「あ、それじゃ少し方向転換みたいな・・・」
「方向転換します」
「あ、するんですね」
「あっちゃァということは何度もありますよ。それで私の方がなんで
降りなきゃならないわけっていうことは何度もあります」
「やはりそうなんですね」
「真似したって思われるのはいやなんで、その時点で」
「じゃ、方向転換する・・・」
「できるだけ薄めるとかね」
「あ、なるほど」
このやりとりの、リズムというかテンポというか、教えられて身につくものではない。
やはり「センスと才能」という言葉がふさわしいように思う。
林真理子もつい言葉に力が入って、ほんとに悔しいんだなという気持ちが
伝わってきた。 これはインタビュアーのチカラによるものだろう。
このあと、中村隼人が、きょうは自分ばかり質問してきたので、
こんどは林さんから質問してください、と言い、林真理子が隼人にある質問をして、
それに隼人が答えるのだが、その話ぶりは、あすの朝までお待ちいただきたい。
予想外に長くなったので、ここでいったん締めて、12時間後ぐらいにパート2として
公開します。
端折って書き起こしたくないので、朝の新鮮な空気の中で、しっかり書きたいと
思います。
「邦楽ジョッキー」の番組HP
http://www.nhk.or.jp/koten/jockey/
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「この間も似たようなことがあって、新聞の連載小説だったんですけど、
伏線を半年前から張っていて、今さら変えられないですから、
分かってくださいと言うしかないですよね」
「でもそうすると、世に出したときに、それを前に読んでいた人がいたら、あれ、
影響受けたのかなって、思いますよね」
「そうそう、それって悔しいですよ。悔しいから、できるだけ遠ざけるように
頑張りますよ、その時点で」
「あ、それじゃ少し方向転換みたいな・・・」
「方向転換します」
「あ、するんですね」
「あっちゃァということは何度もありますよ。それで私の方がなんで
降りなきゃならないわけっていうことは何度もあります」
「やはりそうなんですね」
「真似したって思われるのはいやなんで、その時点で」
「じゃ、方向転換する・・・」
「できるだけ薄めるとかね」
「あ、なるほど」
このやりとりの、リズムというかテンポというか、教えられて身につくものではない。
やはり「センスと才能」という言葉がふさわしいように思う。
林真理子もつい言葉に力が入って、ほんとに悔しいんだなという気持ちが
伝わってきた。 これはインタビュアーのチカラによるものだろう。
このあと、中村隼人が、きょうは自分ばかり質問してきたので、
こんどは林さんから質問してください、と言い、林真理子が隼人にある質問をして、
それに隼人が答えるのだが、その話ぶりは、あすの朝までお待ちいただきたい。
予想外に長くなったので、ここでいったん締めて、12時間後ぐらいにパート2として
公開します。
端折って書き起こしたくないので、朝の新鮮な空気の中で、しっかり書きたいと
思います。
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