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フジタゾウカブト、参上

Category : ゾウカブト標本


ビークワ最新号南米のカブトムシ特集が発売されましたね。私は直接本を手にしてはないものの知人から少し写真にとって見せてもらいました。良い標本を使ってる素晴らしい巻頭プレートでしたね。やはり厳選された素晴らしい個体を数多く使ってますので見ごたえあります・・・解説もとても丁寧で大型カブトのバイブル的一冊となっているので、是非購入される事をお勧めします!次回の更新の時に少し感想でも書こうかな・・・

今回の特集ではメガソマの中でも認知度の低いフジタ、イイジマ、スヴォボダオルムゾウカブトについても取り上げてくれています。ネット上でこれらの種について詳しく言及してるのはこのブログくらいじゃないかな?(笑)ビークワ発売効果でアクセス増加なるか!??なるわけないか(爆)



さて、今回紹介するのは前回最後にちょこっと告知した標本についてです。日本にいる友人O君に発送を頼んだのですが、完璧なパッキングで無事到着しました。このムシは何でしょう?というクイズで前回終わりましたが、その正体とは・・・・・こいつだ~!!






fujitai 1





☆フジタゾウカブト Megasoma janus fujitai Nagai, 2003 ☆


標本データ
サイズ107.1mm ♂
ブラジル マトグロッソ州 2004年9月の採集品

基本データ 
体長 ♂70~107mm ♀52~62mm
分布 ブラジルのサンパウロ、マトグロッソ、ゴイアス


フジタゾウカブトは2003年に永井先生によって記載されたヤヌスゾウカブトMegasoma janus janusの亜種になります。亜種名のフジタは藤田氏から、基準産地はBrazil,ssoutheast Mato Grosso, Barra do Garcas, near border of Goiasとなっているのでマトグロッソ州とゴイアス州の州境付近で得られています。








○原名亜種janus janus、亜種janus ramirezorm、近縁種Megasoma actaeonと比較した時の特徴



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左から ssp.ramirezorm、ssp.fujitai、近縁種 Megasoma actaeon。本当は原名亜種も並べたかったのですが今手元にないので後日写真撮影した時にでも載せます。





本亜種の特徴はズバリ「アクティオン、ヤヌス、ラミレスのハイブリッドのような所」です。では各パーツ毎に見ていきましょう。


・頭角
 頭角はヤヌスの亜種とされているだけに全体的なシルエットはアクティオンに似るものの、大型個体であっても頭角はアクティオン程長く発達しない。形状は個体によって若干のバラつきがあると思われる。特に頭角先端部の分岐は個体によって差があり、原名亜種ヤヌス・ヤヌスの様にやや切れ込みが深い個体から、ラミレスとまではいかないが浅い個体も存在する。

 最新の飯島図鑑の2003年ラベルのフジタは胸角の形や光沢からして確かにフジタなのですが、頭角先端の開きが弱くラミレス型(仮)といったところですね。もうちょっと開いているのが普通の型なんじゃないかと思います。産地はマトグロッソのBarraとホロタイプが得られた場所と同じなのですが、面白い型です。ホロタイプの101mmは頭角中部が膨らむアクティオン型(仮)ですし、結構バリエーションがありますね。


・胸角
 亜種ラミレスは内側に湾曲するが、本亜種は原名亜種の様に真っ直ぐ前方へ伸びる。ヤヌス3亜種の中では最も長く伸び、先端部は原名亜種の様にやや鋭くとがる。




fujitai 3




・上翅
 原名亜種や亜種ラミレス比べるとやや光沢が鈍い。しかしアクティオンと比較すると光沢は強い。その為判別は容易。


・胸部
 原名亜種やラミレスと同じく光沢がある。また、脛節背面側にも光沢が見られる。


・サイズ
 最大は13年前の永井図鑑と記載文で101mm、昨年の清水図鑑で101mm、ビークワ58号でも101mmとなっています。清水図鑑が出たときに101mmとなっているのを見て「この数字は記載文から持ってきたのかな?」と思いましたが、先日のビークワでも101mmを最大としてとっていました。中野方面の方々や、マトグロッソの博物館とパイプがあるらしい?三ノ輪の方々はもっとデカイの持ってそうなんですが・・どうなんですかね?じゃあこれってあの辺の界隈の人たちの間じゃ最大101って事でいいんですかね?(爆)

ヤヌスやラミレスの最大を考えると110mmは野外じゃ当然突破してくるのでしょうけど、国内で考えれば107mmって相当デカイ方だと思うんですけどね。いかんせん国内にある標本の数が少ないので最大サイズは予想する事しかできません。








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 実はこの個体、オクで入手しました。とあるコレクターの方と競り合っていたので、正直こりゃ負けるなと確信していました(笑)そのお方のような良いものを沢山持ってるベテランコレクターに、私のような素人が太刀打ちできるわけないですからね。本気で狙ってるのであれば落札は厳しいので諦めてたのですが、最終的には大して競り合う事も無く落札成功。
それとこのフジタを出してた方はちょっと前にも型の良いイイジマやセドロスなんか出してたんですよね。結局そのセドロスは某所の某氏が落札されていたので、今回のフジタにも入れてくるのではないかと思っていただけに入手出来たのは軌跡でした。もしかすると某氏がお慈悲でわざとスルーされていたのかもしれませんが、なんにしろ入手出来た事に感謝&感謝です!


フジタ以前から探していたのですが、今回こうして入手に至るまでも色々と結構苦労がありまして・・・(^_^;)。話せばかなり長くなるですが、やはり全然表に出回らないムシなので入手が難しいのです。誰かが手放したタイミングを狙って買うしかないですからね・・・。そういう意味では昨年末にどこかでどこか方面から流れたと思われる品をあるお方がいくつか出してたのですが、買おうと思ったときにネットが繋がらなかったり電車が遅延したりと不幸が重なって尽くタイミングを逃してしまいました。そして巡ってきたチャンスでこのような大型を入手出来たので本当に感無量ですね(^^♪ 

これであと持ってない大型メガソマはポリオンとノゲイラだけになりました。ポリオンは得難いですが探せばあると思いますし、ノゲイラは単純に買うの後回しにしてただけなので入手は容易です。♀で言えばフジタ、ヤヌス、(旧)ルンバッシャーといったところでしょうか・・・。ルンバッシャーはキープしてもらってるので夏にピックアップしに行くからいいとして、フジタの♀はホントーーーーに無いと思うので入手出来る自信がありません(笑)それでも気長に探すしかありませんね。

フルコンプしたあかつきにはウェブメガソマ図鑑を作ろうと決心しました。小型メガソマはレコンテとか集めるのは無理だと分かっているので、大型メガソマ専門ですけどね。

今年も良いメガソマに巡り会える事を期待します。次の目標は・・・やっぱりイイジマ130mm!!(笑)



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Posted by 魁秀(かいしゅう) on 24.2016   12 comments

ノートルダム大聖堂

Category : フランス






☆ノートルダム大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Paris☆






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1月1日、例年ならば近所の神社へ初詣に・・・行ってるはずですが、今年は神社では無く教会に行ってきました。キリスト教徒ではありませんが、私は世界中のどの神様仏様にも敬意をはらいますので大丈夫でしょう(^_^;)




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まずは外見から。中が凄いのはもちろんですが、外見もまえず劣らず存在感があります。夜は綺麗にライトアップするんですが、なんかラスボスのステージみたいになってますね。

この写真の撮影直後、上の画像に見切れてるおじさんに撮影を頼まれてしまいました。
どうでも良いのですが、観光地にいくと何故か人によく写真を頼まれます。私からなにか「写真をお願いしたくなる」オーラが出ているのでしょうか・・・?まあいいんですけどね。





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こんな感じでどこもかしこも警備が厳しくなってます。
元旦で人の多い場所、それにパリで一番有名な寺院ときたわけですからいつどこでテロが起こってもおかしくない状態でした。未然に防ぐためにこうやって各所を徘徊してるんですが、そのおかげでか今年の年始はテロが起きませんでしたね。良かったです。

内部に入る際に手荷物検査があるのですが、そのせいで長蛇の列が・・・。30分程並んで入れましたが、近所の神社だと1時間待ちとかザラなので、それに比べたらラクラク入れた感じですね。元旦なのに比較的空いててラッキーでした。いくらかテロを恐れてこなかった人たちもいたのでしょうが・・・。



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ノートルダム大聖堂はディズニー映画「ノートルダムの鐘」の舞台となった場所として有名らしいですね。





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巨大な紫のステンドグラスを拡大。う~ん綺麗だ。

女神パープルハートが守護する革新を目指す紫の大地ことプラネテューヌもこんな感じだったりするのでしょうか?どうでもいいですね、スンマセン。




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ゴシック様式の集大成って感じですね。





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お賽銭、お線香の代わりに献花をしてきました。世界平和と今年も素晴らしい標本が手に入りますと願いながら・・・




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ミニチュア。この丸いところに大きなステンドグラスが組み込まれています




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このノートルダム大聖堂は1163年から建造が始まろ1250年には完成したみたいです。いいくにつくろう鎌倉幕府~で1192年ですから、日本が武家屋敷だ源頼朝だと言ってる時代にこんな立派な建物を作る技術があったとは驚くばかりですよね~・・・・





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ラスト1枚は全景!
ホント、どうやってこんな高い天井つくれたんですかね~?あまりに凄すぎて小学生並の感想しか思い浮かびませんよ。


どうでも良いのですが次の日・・・高校の友人にこのノートルダムで会いました(笑)
当日の朝に何気なくラインで会話していたのですが、どうやら年末年始にかけて家族でパリに旅行に来ていたとのこと。最初知った時はまさか同じパリにいるなんて考えもしてなかったのでビックリしましたが、「今パリにいるの?」「マジで?ノートルダムの近く。今から会える?」「よし、じゃあ近くのカフェで待ち合わせな!」とまるで近所に遊びに行くかのようにすんなりと決まってしまいました(笑)いや~まさか新年早々日本から遠く離れた場所で友人に会うとは思わなかったんだな(爆)新年早々、幸先の良いスタートでした



次回告知!


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・・・って個人ブログごときに告知もクソもないのですが、久々に虫ネタいきます!
もう虫以外のネタばっかりでFC2の昆虫カテにいていいのかって感じですが、次回紹介するこの虫は凄いですよ~、私のコレクションでも自慢の一品です。画像の個体なんですが、何カブトかわかりますか~?一発で「これだ!」って自信を持って言える方は中々のゾウカブト好きでしょう。現在展足中なので乾燥を楽しみに待ちたいと思います(^^♪



Posted by 魁秀(かいしゅう) on 22.2016   4 comments

ヴェルサイユ宮殿

Category : フランス



☆ ヴェルサイユ宮殿=Château de Versailles= ☆




もう2週間以上前の話になってしまいますが、昨年の12月31日大晦日。パリ市内から車で30分程のヴェルサイユにあるヴェルサイユ宮殿に行ってきました。


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日が登らないうちから出撃したので着いたころでもまだほんのり薄暗いです。欧州の日の出はこの時期ですと9時以降なので、かなり遅いんです。



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だれもいない早朝のベルサイユ宮殿のお庭を独り占め。庭というかもはや広大な森ですけどね(笑)



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さて館内もオープンしました。



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歴史を感じますね。どうでもいいけど「ベルサイユ」だと思ったらフランス語では「Versailles」だから「ヴェ」ルサイユが正しいのね。

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ヘラクレスの間。



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真ん中にいるヒゲを生やして赤い服(?)を着ているのがヘラクレスだそうです。
リッキーさん?オキシさん?



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おお~っと声が出てしまいます。圧巻ですね




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だまし絵。部屋の天井の隅に描かれているのですが、まるで彫刻でも彫られているかの様に立体的です。




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軍神マルス。車に乗ってるのがマルスだそうです。黒くないですよ(笑)



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鏡の回廊。ここがよくパンフレットとかに載ってる場所(アングル)ですね。部屋に入った時は見覚えのある場所なのでおおー!っと声が出てしまいました。

が!写真で見ると豪華絢爛、オシャレの極みって感じですが実物はちょっと違いました。
確かに天井に描かれた絵画は素晴らしいです、しかしシャンデリアや周りに置いてある置物はすべてレプリカ!近くに寄ってみるとプラスチックで作ってあるのが丸分かりの物もあります。どうやらちょっと前までは本物だったらしいのですが、やはりセキュリティや文化財保護の事を考えてバックに引っ込めてしまったみたいですね。確かにそれじゃあ仕方無いか。



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このヴェルサイユ宮殿の何が一番驚いたかって、そのスケールです。
宮殿全体でなんと700以上もの部屋があるそうですが、その多くの部屋が上にある画像の様に壁や天井に素晴らしい絵画が描いてあったり柱に彫刻が刻まれていたりします。日本の日光東照宮なんかの彫刻も素晴らしいですが、ヴェルサイユはやはり規模がデカイというのが一番驚いたところですね(まあ日本の建築の場合は様式も建築に必要な材料、素材なんかも違うので比較するのは難しいかもしれませんが・・・)



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マリーアントワネットさん。有名な絵ですね。



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そしてこちらはかの有名なルイ16世ですね。
いい人だったらしいのですが、時代が時代でフランス革命で処刑されてしまったとか・・・





早ければ来週の週明けには日本の友人が送ってくれた素晴らしい標本が届く筈です。105mmオーバーは確実の特大です個、本当に楽しみです!本当はもう届いてそうなのですが今住んでるマンションは土日受付が休みなので荷物のピックアップは週明けまでおあずけ・・・う~ん待ち遠しいですな!!



Posted by 魁秀(かいしゅう) on 16.2016   0 comments

パリ自然史博物館 その2

Category : フランス



☆ パリ国立自然史博物館 le Muséum national d'histoire naturelle ☆




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さて今回はパリ博の続編と言うことでパート2です。今回は前回の動物館から徒歩5分の場所にある化石&動物の骨格館です。前回の動物館はいわゆる「剥製」なのですが、こちらは動物の骨から脳や臓器といった内側にあるものの標本のみを展示しています。



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まず入口入ってチケット売り場の隣にあるのがこちらの彫刻。人間の首を閉めてているオランウータン親子。画像では隠れて見えませんが、人間はナイフを持っていてオランウータンの体には生々しい切り傷があります。かなりリアルかつ大きな彫刻なので凄いインパクトです。
・・・・なんか色々と考えさせられますね。武器を持った人間への野生動物の逆襲といいますか・・・。この後猿の惑星へつながるんでしょうかね?



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奥行のあるホールにはおびただしい数の標本がズラリと並んでいます。小型哺乳類から大型のクジラまでなんでもござれです。大英博物館にしろパリ博にしろ、日本の博物館と比べて毎回思うのは「どっからこんなもの持ってきたんだ!?」という事ですね。それだけ歴史がありますし規模が違う。



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各動物の脳だけ、心臓だけと言った部分ごとの展示も充実しています。というかこんなに一斉に沢山の標本展示してるところ他に無いでしょ・・・。他にも奇形児&奇形動物だけあつめたコーナーなんかもありました。流石に撮影は気が引けたのですが、こちらの人は皆バンバン撮ってましたね(^_^;)



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2階は恐竜になっています。



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今回はこれで終わりです。え?いつもに比べて簡単すぎじゃないかって?

実はこの時、頭痛が酷くて正直撮影&見学どころでは無かったのです(汗)原因は良くわかりませんが、前回記事の動物館を出た当たりから体調がすこぶる悪くなってしまい、しっかり見たいのは山々でしたがカメラを構えるのもしんどいレベルになってしまいました。博物館を出たあとすぐさま地元の薬局で頭痛薬を買って飲んだら収まったのですが一体なんだったのでしょう・・・。

そんなわけで1階の骨格の部屋はかろうじて1周したものの、2階の恐竜の部屋はしっかり見ることが出来ませんでした・・・。残念でしたが、次回訪れた時にはしっかり見て回りたいですね~。

Posted by 魁秀(かいしゅう) on 10.2016   6 comments

パリ自然史博物館

Category : フランス

年末~正月明けぐらいまでフランスのパリにおりました(^_^;)
先々月には死者130人、負傷者300人を越えるテロが起きたばかりの場所に、それも年越しという一番アレな時期に行くので少々不安でしたがなんとか生きて帰還することが出来ました。

ですので今回から数回に渡ってフランス旅行記を書く予定です(^_^;)
いつもなら大体一記事に「○○旅行」とまとめてしまいますが、現在標本が手元になくしばらくムシネタが出来そうに無いので今回は各スポット毎に分割してお届けします。そうです、小分けにしてつなぐワケです(笑)
今年2回目の更新で早くもネタ切れ感満載ですが、気にせずに旅行ネタで引っ張りたいと思います・・・!


☆ パリ国立自然史博物館 le Muséum national d'histoire naturelle ☆
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まず最初に訪れたのは欧州最大規模、世界でもトップクラスの博物館「パリ自然史博物館」です。
ご存知の方も多いと思いますが・・・このパリ博とロンドンのロンドン自然史博物館等は17世紀頃から世界中の国から様々な生き物の標本を収集してきました。分類学や標本文化発症の地である欧州で、そのトップを飾る博物館ですから標本の数や質はもはや説明不要です。


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このパリ博は動物・化石&骨格標本・鉱物等分野によっていくつかの建物に分かれているのですが、今回は動物の標本展示を見てみましょう。入口を入るとすぐに見に入るのは3階ブチ抜きの大ホール。



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標本との距離が近い近い!手を伸ばせばすぐに届く位置にどの標本も展示されています。
実際子供なんかベタベタ触ってましたが・・・いいのかな?(笑)


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アフリカのステルノセラ(フトタマムシ)。個人的に今回1番の見所でした。
中央のカスタネア・カスタネアは見たことも無いような特大サイズ!!目測ですが60mm近くありそうな巨大な個体です。周りにある個体は45-50mm程ですのでその大きさは一目瞭然です。この個体は上翅がとても長いのが特徴的で、このような個体は他に見たことありません。限界サイズに近づくと縦に伸びるようになるのでしょうか?謎です。



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ここは昔から昆虫学のメッカ。コガシラの細密画を画くおじさん。



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標本商も旅客機も無い時代からよくまあこんなに集めてきますよね~



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素晴らしい標本が多いのですが、やはりヨーロッパクオリティといいますか角の折れたポルテリなんかも混じってます。(^_^;)



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なんだかこうして引いて見ると超高級ホテルみたいですね・・・。とても博物館とは思えません。

館内のメインホールは朝~夜を再現しているのか、一定間隔でライトの色が変わります。東京の科博にもこんなのありますね。イクスピアリのレインフォレストカフェにもありますし、流行っているのでしょうか?



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これは夕方を再現した感じかな?



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3階から首を伸ばして下を見つめるキリン



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実はこの建物自体が歴史的な建築物で、なんと1800年代の後半に出来上がったそうです。その当時の面影のまま今日まで博物館として機能しているのですから凄いですよね。



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南米のハムシ。Mさんが見たら全部わかるのでしょうが、自分にはいくつかの種類しか分かりません・・・(^_^;)



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もちろんアクティオンハンターの私がアクティオンを見逃すワケがありません。
サイズは普通ですが、左の個体は頭角が全体的に太く存在感のある個体ですね。


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今回は昆虫の写真を中心にお届けしましたが、勿論動物も素晴らしいものばかりです。超特大の標本からドードーをはじめとした絶滅動物なんかも沢山あります。既に絶滅した動物の標本だけで大きなホールまるごと埋めてる部屋もありますからね(笑)本当にどうやってこんなにあつめたんだよ・・・ってレベルの規模です。
昆虫は科博の様にまとまって多くの種類を展しているわけではありませんが、画フロアに結構ありますね。私は鱗翅は分かりませんが、蝶とか蛾も結構あったのでわかる人が見ればそれなりに貴重な標本もあったんじゃないかな?

今回はサラッと流してしまいましたが、次回はもこんな感じで「古生物・動物骨格」編に行きたいと思います。



Posted by 魁秀(かいしゅう) on 05.2016   6 comments

御慶 2016

Category : 未分類


新年あけましておめでとうございます。



こちらに来てからあっという間に1年過ぎ、このブログも2回目の新年のご挨拶となりました。昨年はあっという間で、本当に1年経ってしまったのが信じられません。今年は更に充実した一年にしていきたいですね!



さて、今年の目標は!ズバリ!イイジマゾウカブト130mmオーバーの入手でしょう!!そして巨大ステルノセラの入手。どちらもオーダーをかけていて、キャッチャーからの連絡を待つしかないので目標と言えるか微妙なところですが、あらゆる神と仏に祈りを捧げながら無事採集出来る事を祈るばかりであります。

今年はお金に余裕があったら(昨年も同じこと言ったような気がしますが)ゴライアスを飼育してみたいですね~。目指せクアドリ&コンスペルサス・エクストリームブラックフォーム作出!
しかしこっちで飼育用品と幼虫と、一式全部揃えようとなると結構な出費なんですよね~。そのお金があったら標本を・・・ということになってしまいそうなので実現出来るかどうかは分かりませんが(汗)、チャンスがあればやってみようかと思います。ゴライス生体を観賞用に♂単で買っても面白いかもしれませんしね。フェアで良いフォームの個体が無いか要チェックです!

それと最後に個人的な目標ですが、まず大学に合格すること(^_^;)
それから今年は10代でいられる最後の年だという事に気づいてしまいました・・・(´Д`;)。うーん、なにか10代のうちに一生の思い出に残るような良い経験はできないだろうか・・・。なんだろう・・・マカオタワーの上からバンジージャンプとかでしょうか?(笑)とにかく悔いの残らぬよう全力で過ごして行きたいと思います。って小学生並の感想しか出てきませんが・・・。



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今年は年賀イラストを何にしようか迷ったものの、たまにはコテコテの萌えキャラではなく実在の人物でも描いてみようかという事でマイケル・ジャクソン。スムクリのミュージックビデオは暗くて顔が見づらかったのですが、こんな感じかな?スムクリの頃はそのまんま漫画に出てきそうなイケメンじゃった・・・。整形を否定するわけじゃありませんが、若い頃のバリバリ整形する前もカッコよかったんですけどね。




魁秀は1月よりオランダのアムステルダムを離れ、イギリスのシェフィールド(マンチェスターのお隣町です)に移ります。なので今後はオランダではなくイギリスネタ多めで行きたいと思います。

標本は一気に持っていけないので、ちょっとずつアムスからシェフィールドへ持っていこうかなと思ってます。なので今年上半期はあまり標本というか虫ネタが書けそうにありません・・・。もう既に日常の写真ブログと半分化してますが、今後は更にその傾向が強まりそうです(^_^;)
しかし虫熱は全く冷めてませんのでご安心ください!むしろ年々加熱しています!今年もまずは4月にパリで行われるパピリヨンに出撃する予定です。今年は更にディープなレポートを書けるように頑張ります~。お時間のある時にで結構ですので、読んでいただけると大変嬉しいです~!


取り敢えず新年虫関係の初仕事は、壊れ物の未展足オキシデンタリスの展足&修理からですかね。正月と言うことで古今亭志ん朝師匠の「御慶」でも聞きながら作業します(展足+落語はオススメですよ!2016年は是非とも標本&落語の文化をは流行らせたい笑)。 8月にはまた一時帰国出来そうなので、むし友さんにお会いできる事を精神的支えにして今年も頑張ります(爆)



新年初っ端から長々と自分語りですみません~!(笑)
それでは相変わらずの内容ではありますが、本年も甲虫一門鍬形部屋=出稽古=をよろしくお願い致しますm(_ _)m




Posted by 魁秀(かいしゅう) on 01.2016   6 comments
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イギリスとオランダ行ったり来たりでクワカブやってます
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