【ヤクルト】川端、今季5度目猛打賞!自主トレの地松山で大暴れ
2016年4月16日19時31分 スポーツ報知
◆ヤクルト4―0DeNA(16日・松山)
毎年恒例の松山開催で、当地で自主トレを行っているヤクルトのメンバーが大暴れを見せた。リーダー格の川端慎吾内野手(28)が、早くも今季5度目の猛打賞を記録すると、売り出し中の谷内亮太内野手(25)も、3回の適時二塁打を含む3安打1打点の活躍。山田、中村も1安打ずつ放ち、計8安打の乱れ打ちだった。
松山は、チームが04年から秋季キャンプを行っているだけでなく、13年限りで現役を引退した宮本慎也氏(45)が長年、自主トレを行っていたのを引き継ぐ形で、宮本氏に弟子入りしていた川端、山田、飯原らが現在も毎年1月に合同自主トレを行っている。
特に川端は、坊ちゃんスタジアムで昨年まで計9試合で28打数11安打、打率3割9分3厘をマークするなど、好相性。この日の3安打で打率は4割3分8厘まで跳ね上がり、「松山にはお世話になってますし、応援に来てくれているみんなの前で打ててよかった」と笑顔を見せた。
一方で、この試合は被害が拡大している熊本地震の被害者をおもんぱかり、試合前に黙とうを行ったほか、両軍の選手は左肩に喪章をつけてプレーした。選手会長を務める背番号5は「昨晩は地震(松山は震度4)で目がさめてからしばらくは寝られず、きょうは眠かったのですが、そのことで被災地の方々はすごく大変なんだと実感しました。僕たちは野球でしか勇気づけることはできないので、一生懸命やるだけです」と神妙な面持ちだった。