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ようやく

Category : クワガタ標本

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週末はアムスの家に帰って来たので久しぶりに標本整理をしていました。画像はアクティオン。留守中にギアナ産の形の良い個体が手に入りました。アクティオンはこれでペルー、コロンビア、エクアドル、ギアナと国別では4カ国、♂9頭♀4頭の計13頭となりました。まだまだ色々な産地のラベルを増やしてアクティオン帝国を作りたいですね~!(マルス王国も作成中です(^_^;)
これらの標本は今はバラバラに箱に分散して保管していますが・・・冬の即売会でアクティオン専用の箱を購入しようと思っています。体高がそこそこあるので、しっかり高さがある標本箱がほしいのですがネットで買うのはやめました。前回の即売会でなんだかこちらの箱は作りが適当なものが多かったので、即売会で実際に見て買った方がいいですね。


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ようやく入手しました。探していた北ベトナムのカツラオニ。う~ん、かっこええのう~!本種はキンオニと並びオニクワ最大種となる種です(たしか)。しかし迫力は断然こちらの方が上ですね。鋭いアゴ先、大きく真横に張り出した眼上突起、太い大アゴ、圧倒的にキンオニよりゴツイです。32mmとやや大型の部類に入るものの、やはり次は35mmを超える大型個体を入手したいですね。


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セルビ展足しました。これ結構悩みましたね。いつもクワカブしかやってないのでこの手の大型カミキリはどうポーズをとったらいいのやら・・・。ネットで検索してもあまり良い例が見当たらなかったので自己流で一番カッコイイと思われるポーズで展足したのですがいかがでしょうか?(^_^;)
足が長すぎるので横にべろーんとやるとなんだが引き締まりませんし、内側に寄せすぎると不自然になってしまい微妙なバランスが難しいですね。

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Posted by 魁秀(かいしゅう) on 27.2015   2 comments

週末はロンドンへ

Category : ケンブリッジ
ゆうすけさんが大型のパラワンを展足していた記事を見て、そういえばウチにも何か無かったかなと思いふと引き出しを開けるとこんな個体がありました。


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フローレスギラファ。多少隙間が空いているので118mm、詰めても117mmはあります。こちらは残念ながら飼育品です。しかもコンディションが悪く中々修理する気になれず存在を忘れてました。(ごめんよ(^_^;)しかし記事を見て奮起!どうにか修正して見れる形に持って行けました。
私は基本的に標本は野外品にしかお金は払いませんが・・・この個体は以前ネットで格安だったので買ってしまいました。私が育てたわけではありませんので!(笑)まあ野外でこれだけのサイズを集めようと思ってもまず無理でしょうからね。
泥を落とすのを忘れてしまいました。かと言ってまた水つけるワケにはいかないしまいったなぁ・・・


☆ロンドン☆


最近は週末になると暇なので(ケンブリッジには遊ぶ所がない)、なんだかんだで毎週ロンドンへ行っています。日本の本を扱う本屋やそこそこ大きな日本食材を扱うお店、カラオケなんかもあるので特に用事がなくても一日潰せます。更には中華街、大英博物館、ロンドン自然史博物館、美術館等の無料施設もあり退屈しません。


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チャイナタウン。このチャイナタウンはちょっと前まで香港はイギリス領土だったためか香港系のお店が多いです。そこまで規模は大きく無いですが、この近くにジャパンセンターと言う前記の通り日本グッズを扱うお店があるのでよく来てます。それと私は以前香港に住んでいましたのでなんとなく懐かしみを感じてしまいます(^^♪

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中華グッズを扱うお土産屋さんが何件もあるのですが、どこの店入っても必ずアニメグッズがあるのね。タペストリーなんかピクシブから拾ってきた粗い画像を印刷しただけのちゃちなもの。まるでアニメは中国の文化みたいだぁ。


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チャイナタウンのあるピカデリーサーカスはロンドンの有名観光スポットです。ここでは現在スリラーライブを開催中!マイケルの死後、マイケル好きのダンサーや歌手が集まって再現ライブを行っています。行くかどうか迷いましたが結局一回も行ってません。
そりゃ誰だってあれだけカッコイイマイケルに憧れて真似したくなりますよ。しかしこれはブルース・リーにも言える事ですけど、そっくりさんと言うのはどうやっても本人を超える事は出来ないので高い料金払ってまで見たいとは思えないんですよね・・・。勿論彼らのマイケルへのリスペクトや、まだマイケルを知らない人々に彼の音楽を伝えようと言う心意気や行動は誠に結構な事だとは思いますが「行きたい!」と思える決定的な何かが足りないんです。まあそれだけ本人が輝き過ぎて、真似ようとも真似出来ない雲の上の存在であったと言う事だったんですよね、裏を返せば・・・

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大英博物館。もう広いのなんの。館内は迷宮です(笑)タダで1日、いや一週間ぐらい潰せるとてもいい場所なのですが、何にせよ私は世界史にあまり詳しくないもので・・・。一体いくらピラミッドからパクってきたのかと怖くなるくらいのおびただしいミイラと棺、ロゼッタストーンやモアイ等の有名な物しか分かりません。
画像をよく見ていただければ分りますが、このモアイ、実はそんなに大きく無いんですよね。2m程でしょうか?もっと5、6m以上ある巨大なのを想像していたのですがちょっと拍子ぬけ・・・

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そんなこんなでどこ行ってもやはり仏像チェックは欠かせません。私の好きな明王は江戸時代頃作成と思われる不動明王立像と愛染明王坐像がありました。この愛染明王も非常に綺麗です。


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そしてもう一つ、ロンドン美術館。こちらも有名な美術館ですが、実は館内よりも博物館前で行われている大道芸を見る方が面白かったりします(笑)週末は分刻みで絶え間なくどこかで大道芸やらストリートパフォーマンスが行われており、天気のいい日はここでのんびり過ごすのが最高です。画像は地面に国旗を書きまくると言う何とも簡単なパフォーマンス。誰でも出来ると思いますが、しかしまあ上手い商売考えたもんですねぇ~だって自分の国旗みたらそこにお金置きたくなりますもん。賢い商売というかなんというか・・・

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陽気なおじさんとケンブリッジに帰る途中に見えるアーセナルのスタジアム。ロンドン、とてもいい場所です。街が汚いのと食事がまずいのを除けば(笑)



Posted by 魁秀(かいしゅう) on 20.2015   2 comments

フランス リヨン観光編

Category : フランス
リヨンに行った時の出来事です。もう一週間前の出来事になってしまいますが、書きかけで終わると言うのもアレですので書いてみました。即売会以外にも見所があり素晴らしい街でした!

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標本即売会「Papillyon」会場より一駅。リヨン市街を一望出来ます。このあたりは町そのものが世界遺産に登録されているので町が綺麗だこと・・うーん、如何にも突然巨人が現れて町を闊歩しそうな感じですな!


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早朝の市街地。如何にもフランスな感じ!?石畳ですが綺麗に整備されていてイギリスやオランダとはまた違った雰囲気です。


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ここにもマイケルグッズが!オーナーの趣味でしょうか?流石世界一の歌手。

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リヨン名物の伝統菓子プラリネ・ルージュ。アーモンドを真っ赤に着色し砂糖にからめたタルトです。見た目は派手な色ですが丁度いい甘さでウマイ!

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リヨンの映画博物館にて。ここには映画で使われた小道具等が展示されています。小さな博物館ですが中々充実しており画像のハリポタで使われた手紙やハリーの杖、ジュラシックパークのトリケラトプスや猿の惑星シリーズの特殊メイク等映画好きな人からすればたまらない内容だったのしょうね(^_^;)

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中でも目玉だったのが撮影で使われた実物のプレデター。高さ3m程あり不気味な唸り声を上げながら動きます。あまりにも迫力がありすぎる為入口にはR15の表示が。真っ暗な部屋にこいつと一体一で対面するととても恐ろしいですね。


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なんていうか街全体がオシャレです。壁に描かれている落書き一つにしてもこのクオリティ!


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開館したばかりのリヨン総合博物館。大変大きな博物館で歴史、自然史、科学となんでもあります。中でも目を引いたのはこちらの教王護国寺五大明王立体曼荼羅復元像。教王護国寺講堂の五大明王と言えば言うまでも無く弘法大師空海の指揮の元作成された国宝中の国宝です。こちらはフランスで万博が行われた際にそれらを復元したものでサイズは1m程になります。21体全ての仏像は残念ながら揃ってませんが明王界の不動、軍荼利、降三世、大威徳、金剛夜叉の5体をはじめ五智如来と四天王の一部以外は全ての復元像が安置されています。こんなところでこれらの仏像が見れるとは思ってもいなかったので一気にテンションMAXになりました。最大瞬間風速(?)では即売会を凌ぐかも(笑)とにかく五大尊をこのように間近に見れる機会(しかも撮影おk)と言うのは滅多に無い機会でしたので感激しました。他にも蔵王権現や愛染明王坐像等非常に保存状態が良いものばかり展示されていて驚きました。少々マニアックな話になってしまいましたね(^_^;)

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リヨンと言えばフランス料理の本場!是非一度は食べねば!実はここ2週間ほどろくな食べ物を食べていないのです。現在ひとりでイギリスに来て住んでいますので食事がまずいんですよね。食事は出るのですが朝はシリアル「のみ」。昼はサンドイッチ「のみ」、夜は主食のじゃがいも(これ毎日ね)と肉と少量の野菜「のみ」。はい、栄養偏りがちです。ってなわけでたまには美味しいものが食べたい!


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折角行くならいいお店がいいです。でもどこに行けばいいかわからない・・・そんな時に役立つのがこの看板。これは「ブション・リヨネ」といい、伝統的なリヨンのフランス料理の味を守り保護する事を目的に作られた「ブションリヨネ防衛教会」が定めたお店にのみ許される看板です。これがあるお店は20件程ですが、ここに行けば美味い料理にありつけるハズです。

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ル・メルシエールと言うお店に決定。築100年以上の古い民家を改造したなんとも趣あるお店です。
いやー、流石は本場フランスです。本当にどれを食べてもウマイ(^^♪写真はサーモンのマリネですが油がノって分厚く切ったサーモンにバターと野菜、フォアグラもたまらんです。美味しいのですが量が多いので今回は3プレートを注文。

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夜の町はこんな感じ。観光サービス向上のためか、どこでも必ずライトアップされてるんですよね。綺麗です。


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最後にフランスっぽい写真2!・・・実際は街は綺麗ですけどゴミが落ちててよく見ると汚いです(笑)リヨン、いい場所でした。また来年、この時期に来る事が確定してしまいました(^_^;)
Posted by 魁秀(かいしゅう) on 14.2015   4 comments

標本即売会「Papillyon」inフランス リヨン

Category : パピリヨン(フランス リヨン)
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行ってきましたフランスのリヨンで行われた「papillyon」。フランス語で蝶を表した「パピヨン」と「リヨン」の地で行われている事をかけましてパピリヨン。ヨーロッパでの大規模即売会として有名なパピリヨンは欧州版ゴールデンウィークと言えるイースター休暇のど真ん中2日間で行われました。折角ですので観光もかねてリヨンへ2泊3日で出撃!

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会場へ入ると標本箱を開けた時のあの臭いが。この時点でテンションMAXです!
ヨーロッパで有名な即売会という事ぐらいしか事前情報が無かった為、実を言うと参加してみるまで不安でした。メインはアート作品とかで標本は少しだけなんじゃないかとか、爬虫類メインじゃないかとか(^_^;
)しかし入った瞬間不安が一切吹っ飛びましたね。これは凄い。


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世界最大の標本即売会は大手町ですので、会場規模はそこまで大きくはありませんが非常に商品が充実していました。なんといいますか、一人一人の出品物のレベルが高い。具体的に何がすごいかって言うと、日本の即売会はコレクターが自分のコレクションの中から出品しているというパターンが多いのですが、こちらは自ら現地に買い付けに行ったり取りに行っている標本商の方が多いので、安く手に入るし多くの個体を持ってきているのが素晴らしいですね。
 ただし小型クワガタ好きな人からしてみれば少し肩透かしを喰らうかもしれません。何故ならば欧米人は大型カブトや大型ハナムグリ、大型カミキリと言った大型種を好む傾向があり(わかり易い性格だなぁ笑)、小さなネブトやコクワなんかを箱にビッシリ詰めて・・・なんて箱は一つも見かけませんでした。


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しかしその代わり南米やアフリカの虫が強いのなんの。カブト好きには天国かもしれません。未展足のネプチューンだけを特大の箱にこれでもか!と数十頭詰め込んでくる人や、野外品のアヌビス、サタン、セドロサを持ってくる人。カミキリで言えばタイタンやセルビコルニスの150mmクラスなんて珍しくありません、みんな売ってます。タランドゥスツヤは投げ売り状態で80mmが1500円!私の大好きなアクティオンやエレファスもそこそこのサイズで安いものだと2000円~。
クワガタはヨーロッパのミヤマを除いて全体的に少ないですが、価値観と言うか好みの違いが顕著に見られて非常に面白かったです。日本ではどこでも見られるウエストウッディも、誰ひとりとして売ってなかったなぁ・・・

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一応生体販売もブース数にして2つですがありました。一つはコーカサスやアルキデス等のインドネシアの虫をプリンカップに詰めて販売している業者。もう一つは完全に幼虫オンリーの業者。ゴライアスやウガン等の大型小型ブンブンとエレファスの幼虫等をタッパーに詰められて上にサンプルの標本(というより死骸)を置いて販売。こちらではゴライアスなんかも輸入規制の対象になっていないので安いのです。お値段はゴライアスのオリエンタリスで一頭1300程。


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・・・昆虫即売会における爬虫類ショップ進出問題は日本国内だけでは無かった様です(笑)数件爬虫類ブースがありました。おかしいな、ピントをカメレオンに当てた筈なのに後ろの姉さんに行ってしまったぞ

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日本人も結構来てるかな?と思っていましたが全く見かけませんでした。品定めに集中していたから見過ごしていただけでしょうか?(^_^;)



さてここからは戦利品紹介です。

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その1! マルス。実はこのマルス、ブラジルのアマゾナス州産です。飼育では現在99%がペルー産でブラジル産を所持している人はいるのか?ってレベルですが、標本でも同じく流通している大半はペルーの個体です。私自身もマルスはペルー産しか持っていませんでした。ブラジルは昔得られたそうですが、滅多に見かけずレア産地となっております。そもそもマルス自体の価値が高いので(これはゾウカブト好きの方ならご存知かと思いますが、野外品のマルスはアクティオン等に比べ貴重なのです。価格もアクティオンの2~3倍程が目安です)、中々貴重な一品をゲット出来たので満足しております(^^♪

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その2、セルビコルニス。見ごたえのあるサイズです。これ、日本で買うと以外と高いんですよね~。私はカミキリ屋じゃないのでそこまで詳しくはありませんが、本種は以前から欲しい種類の筆頭でした。しかし通常これくらいのサイズならば日本では諭吉2枚くらいは行きそうな所。気軽に買えるものではありませんがところがどっこい、本種の様に大型の昆虫を好んでコレクションする傾向が強い欧米では多くの標本が出回り、その為か?価格も非常に安価で購入出来ます。私は55€(約7150円)で購入する事が出来ました。+10€でタイタン140mmがあったのでそれも悩みましたが(値段的には圧倒的にタイタンの方がお買い得なんですけどね)、それは次回に回すことに・・・

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その3、幼虫標本。なんとまあ幼虫の標本まであります。これが凄くいい出来で、どうやって作ったのか謎です。中は意外と固く紙粘土でも詰めてあるんですかね?


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会場で知り合ったフランス人標本商、ジェンナーロ氏からのプレゼント。彼はパリの郊外に店を構えるとても気さくな方でお話をさせて頂きました。彼はクワカブや大型カミキリ、ハナムグリ、蝶にバッタと何でも集める方で恐ろしいくらいリーズナブルな価格で提供してくれます。最後別れ際に必ずお店の方にも行きます!との事を話したら「ちょっと待って」と呼び止められ本種をお土産にいただきました。何でもジェンナーロ氏がエチオピアで採ってきた個体との事で、とても綺麗です。
私はクワカブ以外には疎いため帰って本種を検索してみました。名前はモンビロードツノカナブンだそうです。頭角のブルー、腹部のレッド、背中のグリーンとカラフルな色が人気の種類らしいです。で、調べてみてビックリしたのがそのお値段。むしむしハンマープライスで過去に出品されていたペアが7000円(さっきからお金の話ばっかでスミマセン)。しかも貰った個体は出品個体より大きい・・・。ジェンナーロ氏、大変貴重な個体をありがとうございましたm(_ _)m


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暫く即売会はありませんが、夏の終わりから年末にかけて画像のルーマニアで行われる「ジュヴィッシー」や、またフランスやドイツ等でも開催される様です。勿論出撃しますよ!ただ今度はお金を貯めていかないといけませんね、欲しいものが多すぎて(笑)


Posted by 魁秀(かいしゅう) on 07.2015   14 comments
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