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クワカブ考察
今回はヴォボダオルムゾウと前回の謎のエレファスの違いについて。そして海外のサイト含め、詳しく解説されているサイトが無かったのでスヴォボダオルムについてちょっと書いてみようかなと。

animma.x No,29のNew species of
Megasoma Kirby Bolivia (Coleoptera, Scarabaeidae:Dynastinae) P.2,P.7より引用。
Megasoma svobodaorum Krajcik, 20092009年2月にMilan KRAJCIK氏により
Megasoma svobodaorum sp.nov.として発表された、2015年3月現在では恐らく最新のゾウカブトです。typeは記載元の1♂だけだそうです。記載のholotype以外のtypeが存在しない為、holotypeが小型個体なのか、大型個体なのかの判別を見極めるのが非常に難しい所ですね。(しかしこれは2009年の記載なので現在までに追加個体が得られて判明している可能性もある)
エレファスとの決定的な違いとして明記されているのはエリトラから生える体毛の色(本種はグレーっぽい白)だそうです。
更にその他のエレファスと比較した時の外見的特徴として上翅接合部に沿って左右に見られる点刻や頭角先端の分岐点の太さ等が挙げられる様です。
流石に50mm代のエレファスは見たことが無いのでholotypeと比較することは出来ませんが、一般的に小型と言われるエレファスでは70mm代前半の時点で、頭角と胸部、腹部を足した割合がholotypeと大体一緒になります。 その小さなエレファスと比較して見たときにエレファスは頭角がスヴォボダと比べてかなり細いので、一番分かりやすい特徴と言えるかもしれません。これは完全な推測ですが、このサイズでこれだけしっかりとした頭角を持っていると言う事は、もしかするとこれが通常(あるいは大型)サイズの個体なのかもしれませんね。そうだとしたら100mmを超えるエレファスの近縁種の中でこれだけ小さな種が存在すると言うのは非常に興味深いです。
スヴォボダについては元が12ページ程の論文誌なので興味のある方はご自身の目でお確かめください。と言うか私はこのanima.x No.29購入しましたが、ネット見てたらロシア科学アカデミー動物学研究所の甲虫データベースで公開されてたのね・・・ガックシ(^_^;)
引用
animma.x No,29 New species of
Megasoma Kirby Bolivia (Coleoptera, Scarabaeidae:Dynastinae)PP.1-7
Global Biodiversity Information FacilityFree and Open Access(http://www.gbif.org/species/4995254)
※追記
一部記事修正しました。
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オランダ
オランダのライデンにある博物館でゲイシャ展が開催されているとの事で、時間もあったので行ってきました。

アムステルダムの至る所に広告が出ているので以前から気になっていました。さて、どんなもんでしょうか


入ってみてビックリ!正直よくありがちな「なんちゃってザパニーズ」な感じをイメージしてたのですが大違い!
規模も大きいですし、京都の現役舞妓さんに聞いたインタビュー等もあり日本でも中々見られないレベルの深い内容の展示会でした。東京の国立博物館でやっても十分通用するレベルです。こりゃあすごい!





舞妓と芸子の違い、小さな髪飾りからしきたり等これでもか!というくらいの充実した展示。日本人の私でも中々見ることの無い分化をじっくり見ることが出来ました(^^♪やっぱり綺麗ですね~。客観的に見ても日本の美は世界で通用するものなのだなと実感しました。ゴッホが惚れ込んだと言うのも納得です。


・・・しかし中にはなんだかよくわからない謎の白人と芸者のラブドラマの上映も。なんじゃこりゃ(笑)

桜道?手作り感満載でなんだかほっこりします。綺麗ですね。

常設展示もかなり凝った深い内容となっていました。壁一面のフジヤマや、サムライなどちゃんとジャパニーズしてました。

インドの方の石像ですね。日本密教のルーツを感じます。

剣闘獣!?
と、こんな様な充実た100点万点をあげたくなるような素晴らしい展示で大満足でした!お客さんもかなり入っており、多くの人に日本文化を知ってもらえるきっかけとなったようでいい企画だと感じましたね(^^♪
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クワカブ考察
日曜日にオランダのライデンにある
ナチュラリス自然史博物館に行ってきました。ここは昆虫標本が中々充実していて(詳細はまた別の記事にて)結構気に入ってしまいました。今回はその標本の中に少し気になった標本がありましたのでご紹介します。


Olifantkever (Elephant beetle )
Wetenschappelijke neam・Megasoma elephas
Behoort tot de・Insecten:Verpoppende
Komet voor・Tropisch Amerika
eigendom・Naturalis Biodiversity Center
これ、なんだ!?
エレファスなのは言わずもがなですが、これもしかしてssp. iijimaiでしょうか?胸角がどうみてもエレファス原名亜種じゃないです。でもiijimaiがこんな形しているかと言われるとそうでもない気が・・・もっとスラッとしてた気がします。画像をよく見ていただくと分かるのですが、胸角が凸状になっています。
※追記
この標本はイイジマゾウカブトだと判明しました。それにしても胸角がおもしろい形状をしているかなり特異な個体でした・・・
おまけ

前回のロンドン自然史博物館でかったお土産を紹介するのを忘れてました。唯一あった昆虫グッズ、標本のポストカードです。なんだか年季の入った標本ですね。これを常設展示で展示してくれたら良かったのに(・∀・)
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さて今回は前回のロンドン夜景編に続き博物館等の観光編を。写真がメインで今回はクワネタは無しです!ご容赦を!(^_^;)
☆
ロンドン自然史博物館☆
ロンドンの博物館といえば言わずと知れた大英博物館ですが、今回は自然史博物館の方へ行ってきました。元々は大英博物館だったのが収集品が増えすぎてどうしようもなくなり自然史博物館として独立した様です。

まず博物館そのものが
デカイ!城か!と言いたくなる様な見事な装飾と歴史を感じさせてくれる建物です。一緒に写っている人間と比較するとその大きさを分かっていただけると思います。

なんと入館料金はタダ!これは素晴らしいですね(^^♪

入口を入ってすぐのエントラスホールにはディプロドクスの全身骨格があります。有名なので図鑑等で見たことがある方も多いのでは?恐竜好きの方なら知っていると思いますが、これはカーネギィのキャスト標本です。オリジナルはカーネギィ自然史博物館にあることで有名です。

さてお次は恐竜コーナー。やはり子供達に大人気で入場制限かかってました。15分程並んだ後入場~。


恐竜の展示も全身骨格標本が多いです。カマラサウルス、トリケラトプス、アルバートサウルス(亜成体)、イグアノドン、トウジャンゴサウルス、ステゴサウルス、バリオニクス、アロサウルスetc・・・。さらに動く実物大ティラノサウルス等見ごたえがあります。2階建て構造になっていて2階が全身骨格、1階がパネルやレプリカを用いた学習コーナー。室内の雰囲気もよくいい展示なのには間違い無いのですが、本当に恐竜好きからすればあまり満足は出来ないかもしれません。オリジナル標本はステゴとイグアノドンくらいです(確か)。これと言って目玉の標本はありませんね。おそらくバックに色々いいのが沢山あるんでしょうが、常設展示では見せてくれない様です。標本の展示を目的とした博物館と言うよりは、大衆向けの学習施設としての役割を担った博物館だと感じました。

さて次は昆虫の展示室へ!入口ドア上にいきなり超特大ケルブスが!これは期待でそうです。

・・・と思ったけどそうでもありませんでした。血眼になって標本を探しましたがあったのは唯一このギデオンのみ。残念!

体験学習コーナー的なところにエポキシ樹脂標本のカブトムシはいましたが。こんなところで国産カブトに出会うとは(笑)

哺乳類。ゾウから30mのシロナガスクジラまで様々な動物が一同に展示されていてすごい迫力・・・





休日だったので館内とても混雑してました。カフェやレストランも満員!早めに昼食とっておいてよかった~。
この博物館確かに広く、日本にあるどの博物館よりも圧倒的に大きいのですが、研究を目的とした展示と言うよりは教育を目的とした展示だと感じました。似たような事を恐竜のところでも書きましたけどね。例えば動物や爬虫類、魚なんかは「剥製」の標本が殆ど無いんです。見た感じ8割は石膏で作られた模型でした。日本の博物館ではよほどの事がない限り現在生息している種の動物をレプリカで展示する事は無いですが、こちらでは逆の様ですね。むしろ現物に近い色を使い、生きている形に限りなく近く再現した石膏標本ばかりが展示されていました。これは非常に興味深かったですね。それらの石膏模型はパッと見やシルエットだけでは判断出来ませんが、剥製を見慣れている方ならすぐに展示品に違和感を覚えると思います。しかしこれはこれで良い点もあるわけで一概にどちらの展示方法が良いとは言えないんですけどね。ロンドンはライトな層にもっと生物の魅力をしってもらいたいと言う博物館の気持ちがひしひしと伝わってくような展示でした。石膏のモデルにすることで展示物と客の間のガラスや仕切りを取り除いたり、生態をわかりやすく解説したパネルやたマシーンやらが多く体験型の博物館と言った印象でした。それに対して考えてみると日本は完全に研究者向けですね。どこに行っても必ず標本がズラーっと並んでます。ロンドンにはかなり広い昆虫展示室がありましたが、標本箱は一つもありませんでした。代わりにあったのは実物の数千倍の大きさのムシの模型や手にとって観察できるエポキシ樹脂標本。研究施設という立場には両博物館変わりはありませんが、表向きの展示の仕方が大きく異なっていた事に結構なカルチャーショック(?)を感じずにはいられませんでした。

キングスクロス駅から
ケンブリッジへ。ところで皆さんこの駅に見覚えはありませんか?実はここ、映画ハリーポッターでハリー達がホグワーツ特急に乗る際に使用していた駅なのです。映画をご覧になったことのある方ならピンとくるかと思います。そう、あのフクロウを持ってカートごとレンガの壁に突っ込んでいく場所ですね(笑)

その壁を再現したのがこちら。ホグワーツ特急乗り場9と3/4番線です。画像左側に壁にめり込んだカートを持っている二人が見えますよね。これでホームに向かう様な姿勢で記念撮影をする事ができるんです(勿論有料笑)。映画公開から随分経っていますが流石は世界のハリポタですね。この記念写真を取るために大行列が出来ていました。右側の人だかりは全員撮影待ちです(^_^;)これ1時間以上かかるんじゃないのかな・・・

駅構内にはハリポタグッズ店も。
☆
ケンブリッジ☆


ここケンブリッジはハリポタのモデルとなった町です。雰囲気ありますよね。

ここは劇中でハリー達がホウキに乗ってサッカー+野球っぽいゲーム(なんて名前でしたけ?)をしていた場所ですね。どうやらここでもロケが行われた様です。

もう一つ博物館のご紹介を。
ケンブリッジ大学付属博物館です。


当然こちらも無料!そしてこの博物館はすごい!!もんのすごい数の標本が展示されています。表に出してある標本だけでも何千、いや何万点あるレベルです。大学付属、しかも天下のケンブリッジですから素晴らしい標本ばかりで1日中見ていても飽きません。恐竜はイグアノドンの全身骨格がひとつある程度で後は小さな標本ばかりなので、お子さんにはつまらなく感じてしまいそうですが恐竜マニアなら必見です!オスニエル・チャールズ・マーシュにエドワード・ドリンカー・コープ、アダム・セジウィックやメアリー・アニングと言った少しでも恐竜に興味があれば知らない人はいない超有名人達のレポートや標本を目の前で見ることが出来ます。こちらは感想を書くと記事3つ分くらいはかけそうですがあくまでクワカブブログですので割愛させて頂きます(^_^;)(恐竜専門ブログも開こうかなぁと一瞬思ったのですが、そんなに毎週書くほどネタがないんですよね笑)まあとにかく凄いです。真の恐竜マニアなら
ロンドン自然史博物館よりこっちに行ったほうがいいですね。そんなわけで行ってきましたイギリス弾丸旅行。実は4月から数ヶ月間学校の関係でロンドンかオックスフォードで一人暮らしをする事になってしまいました。なのでまた来月行きます。アムステルダムにある私の自宅からスキポール空港まではバスで15分、スキポールからイギリスまでは飛行機で45分のフライトです。なので移動時間だけなら実質1時間でオランダからイギリスまで行けてしまいます。LCEで飛行機を取れば往復でも1万円ですので気軽に異国に行けてしまうのがヨーロッパのいいところですね!オランダ-イギリス間は地図上では遠いですが、時間的には私の地元埼玉から実家秋田まで行くのよりも遥かに早いのです(・∀・)
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イギリス
新甲虫王者ムシキングのロケテが行われた様です。各所でそのレビューが書かれていますね。
またムシキングが出来る日が来るとは・・・ムシキングファンの私にとっては嬉しい限りです。
しかしレビューを見ていたら、いくらか不安要素がありましたね。ロケテストなので不安要素があるのは当たり前っちゃ当たり前なんですが、気になる事がかなりあったので今回は少し記事にしてみようかと。
さて、大分昔のムシキングとは変わってしまったみたいですね。実際にプレイしたワケでは無いのでなんとも言えませんが各所でレビューを見たところ、なんだかかつてのムシキングシステムを引き継いでいるのはカードとじゃんけんだけしか無いようで少し残念でした。新ムシキングと謳っている以上ゲームシステムの新規一掃は当然といえば当然なのですが、今なおかつてのユーザーの支持を集めるコンテンツなわけですから、ある程度は前作からの引き継ぎ要素も必要だったのでは無いでしょうか?
以前集めていたカードの使用が出来ないとありますが、これが一番痛いですね。データ保存の為QRコード型に切り替えたのは仕方がありませんが、ムシキングといえば私にとってはバーコードなわけですよ。ネブ博士の衣装やバーコードがついているデザインのグッズなど、ムシキング「らしさ」だったバーコードをなくしてしまうのは寂しい限りです。セガにとって新規ユーザーを一から獲得するより固定層をどうやってまた引き戻すかと言うのも考えると、完全に旧ユーザーを切り捨てない為にも昔のカードを何らかの形で使用できる様にロケテ後に改変した方がいいのでは?とお思うのは私だけではないと思うんですけどね。
似たような「ムシキングらしさ」の改変例をもう一つ挙げると、個人的には強さの値域も改変してしまったのは残念です。ヘラクレスなんか強さ7500くらいあるみたいですね。昔みたいに100~200くらいの3桁の範囲ででやってくれれば良かったのに。私は懐古厨では無いので「ダメだ」とは言いませんが少し寂しいですね、アニマルカイザーやドラゴンボールじゃ無いんだし。はたして小学校低学年の子供が4、5桁の計算スラスラ出来るんですかね。
登場キャラクターも一掃。
大変結構な事ですが一つ言わせてください。なんだあの関西弁しゃべるカブトムシのキャラデザは!(笑)線画を起こさずともSAIで1分で書けそうなんですがそれは・・・(困惑)もうちょっとどうにかできなかったんですかね。おおくわっちの方が断然デザ秀です。もうキャラクターもJIN-LOWさんにお願いしていっそのことルカナちゃん出してくれや!
アイカツおじさんならぬムシキングおじさんの集客も見込めます。 ダメ出しばっかりですが、良かったと思えたのは
ゲーム中で自力で捕まえた虫をその場で印刷しカード化してくれると言うシステムです。これは面白いかもしれません。アーケードゲームならリライタブルカードシステムを応用して、カードの絵柄を毎回変えられたりしたら面白うそうなんですけどね。現在リライタブルでカラー印刷を出来る技術は存在するのでしょうか?詳しくは分かりませんが、あったら是非利用していただきたいものです。
以上の事柄を踏まえると、プレイしてない分内容の評価は分かりませんが、見た感じでは旧ユーザーを引き戻すのは難しそうだな・・・と。保守的になりすぎて昔と全く変わらない形でリスタートしてしまっては元も子も無いのでゲームに新しい要素は必要だと思いますが、少しは考えてもらいたい・・・と言うのが本音ですね。そして新規ユーザーである子供達がついて来れるのかどうか。よほどファンや新規層に受け入れられる何かがなければ1年で事業撤退とかになってしまいそうで怖いです。なのでクワカブを始めるきっかけとなったムシキングの復活は素直に喜びますが、過度な期待はしないで見守っていた方がいいような気がします。
ちなみに、余談ですが私はパズドラやら艦これやらバハムートだかみたいに中高校性以上を対象にしたソシャゲにシフトチェンジして出したらいいんじゃないかと思うんですがね。丁度ムシキング世代の人間が自分で稼げる年齢になったのですから、子供からちまちま100円を回収するのでは無く、虫好きやゲーマーからバンバン搾取したほうがいいのでは?と思うのですがどうでしょうか。甘い考えですかね(笑)しかし男の憧れであるクワカブなら戦艦やお城なんかよりは遥かにとっつきやすいと思うんですけどねぇ・・・。いっそ艦これみたいにクワカブの擬人化でもやってヲタ向けに販売と言うのはどうでしょうか。冗談では無く割と真面目な話です(笑)もしそれでアクティオンちゃんが出たらもちろん課金しますよ。太った子だったら他の子に切り替えますが。
さて写真ネタ。週末に少し用事がありイギリス ロンドン、ケンブリッジへ行ってきましたので、まずは夜景編と言う事で写真でも(^^♪

ロンドンアイ。映画けいおんでこの前でライブやってましたね。

ウエストミンスター寺院。デッカいです。


満月でした。

やはり今回感じたのは素晴らしい寺院を見ても私が勉強不足の為、「その寺院のどんな部分が素晴らしいか」がわからないんですよね。勿体無い事をしてしまいました(^^;世界史の知識なんて高校での授業程度(しかももう殆ど忘れた)なので、次来るときはしっかりガイドブック等で歴史を調べてから訪れたいですね。

ビッグベン。テレビや雑誌ではよく見ますが、実際近くで見てみるとかなりデカイ!感激しました。ローアングルで撮ってみましたが、どうでしょうか!?

テロ警戒中ということもあり、街中や空港にはマシンガンを引っさげた警察だか軍人だかが沢山いました。怖いですね。流石に写真など撮っている空気では無いので画像はありませんが、気をつけて行動しなければいけませんね。