「平成28年熊本地震」と気象庁命名 死者は9人に
2016年4月15日12時46分 スポーツ報知
熊本県益城町で震度7を観測した地震で、熊本県警は15日、建物の倒壊などによる9人の死亡を確認したと発表した。熊本県などによると、県内のけが人は少なくとも860人で、うち53人が重傷。20軒以上の家屋が倒壊し、県内約500カ所に一時約4万4400人が避難した。
気象庁によると、15日午前10時までに震度1以上の余震を123回観測。今後1週間は激しい揺れを伴う余震に警戒するよう呼び掛けた。県警と消防は徹夜で被災者の救出作業を続ける一方、被害状況の確認を急いでいる。国内で震度7を観測したのは2011年の東日本大震災以来で、九州では初めてとなった。気象庁は「平成28年熊本地震」と命名した。