蹴球探訪
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(3月16日)
【大リーグ】李大浩が代打サヨナラ弾 マリナーズ、今季本拠地初勝利で連敗ストップ2016年4月15日 紙面から
◇マリナーズ4−2レンジャーズ【シアトル秋野未知】大リーグは13日、当地などで行われ、マリナーズの李大浩(イ・デホ)一塁手(33)=前ソフトバンク=はレンジャーズ戦の延長10回に代打で2号サヨナラ2ラン。マ軍は本拠地で今季初勝利を挙げ、連敗を5で止めた。青木宣親外野手(34)は5打数2安打で8試合連続安打。レッドソックスの田沢純一(29)投手はオリオールズ戦の7回に登板し、2/3イニングを無失点。上原浩治投手(41)は8回の1イニングを無失点に抑えて、勝利に貢献した。マーリンズのイチロー外野手(42)はメッツ戦に2番中堅で今季初先発し、4打数1安打だった。 アジア屈指の大砲は、大リーグでも通用すると完全に証明した。2−2の10回2死一塁。李大浩が左腕ディークマンの、見逃せばボールの高め97マイル(156キロ)直球を振り抜くと、打球は左翼フェンスを軽々と越えていった。メジャー出場8試合目(14打席目)で放った2号は、マリナーズの新人で史上初の代打サヨナラ弾。ベースを一周して本塁に戻って来ると、青木を筆頭に待ち受けていたナインから手荒い祝福を受け、丸顔をくしゃくしゃにした。 「直球が来ると予想していて、思った通りだった。打った瞬間にホームランだと思った。連敗を止めることができて、とてもうれしい」。李大浩は興奮冷めやらぬ面持ちで語った。 青木も、自身の8試合連続安打より李大浩の話に終始した。「最高な場面で最高な仕事をやってくれた。本当にうれしい。すごく才能があると思うし、よく知っている選手。マイナー(契約)から上がってきて、すごく応援したくなる」 マ軍は球団ワースト記録の「開幕からホーム5連敗」を、ようやく止めた。サービス監督は開口一番、「あー、ほっとした」と周囲を笑わせ、「李はあの速球に対応して、よく打ってくれた。入団時は速球への対応力が懸念材料だったが、見事にアジャストしていることを結果で示している」とうなずいた。 李大浩は2006、10年に韓国ロッテで三冠王。12年はオリックスで打点王。昨季はソフトバンクで31本塁打、98打点をマークし、日本シリーズ連覇。日韓で頂点を極めた33歳は、今後メジャーでも出場機会が増えるのは確実だ。 PR情報
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