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【サッカー】

バルセロナ連覇ならず メッシ顔面蒼白

2016年4月15日 紙面から

アトレチコ・マドリード戦での失点に、うつむくバルセロナのメッシ=マドリードで(AP・共同)

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◇欧州CL準々決勝第2戦 アトレチコ・マドリード2−0バルセロナ

 【ロンドン原田公樹】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は13日、準々決勝第2戦の残り2試合を行い、アトレチコ・マドリード(スペイン)がホームで昨季王者のバルセロナ(同)を2−0で破り、第1戦との合計3−2で2季ぶりに4強入りを果たした。アトレチコはMFグリーズマンが2ゴールを決めた。バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)は敵地でベンフィカ(ポルトガル)と2−2で引き分け、2戦合計3−2で5季連続の準決勝進出。これでレアル・マドリード(スペイン)とマンチェスター・シティー(イングランド)を含め4強が出そろい、15日に準決勝の組み合わせ抽選を行う。

◆まさかの無得点

 敗退を告げる屈辱的な笛が鳴ると、FWのメッシやスアレスらバルセロナの選手は顔面蒼白(そうはく)で足早にピッチから姿を消した。まさかのノーゴールで昨季王者が敗退した。

 序盤から黄色のユニホームを着たバルセロナは、エンジンの回転数が上がらない様子だった。何度となくカウンター攻撃にさらされると、前半36分、グリーズマンに頭で先制点を奪われた。バルセロナはボールを支配して反撃に出たが、FWネイマールのミドル弾はセーブされた。後半、MFセルジロベルトと昨季までアトレチコでプレーした同トゥランと同時投入。攻勢を強めたが、スアレスのシュートは相手GKに止められた。

 終了間際にはMFイニエスタが痛恨のハンドでPKを与え、これを再びグリーズマンに決められて万事休す。結局ボール支配率は72%でシュートは12本を放ったが、一度もネットを揺らすことができなかった。

 ルイスエンリケ監督は「予想した通りの試合になった。ただ、あれほどアトレチコが引いて(守りを固めて)来るとは思わなかった。全員がもっと上達しなければならない」と肩を落とした。さらに「99・9%は私の責任。監督として最も責任を負わなければならない」と得点できなかった選手ではなく、自分を責めた。

 

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