2016.4.15 17:10
【熊本地震】発生21分後にF-2発進! 何も見えない戦闘機が災害時に飛び出したのはなぜ?
熊本大地震21分後にF-2発進 何も見えない戦闘機、災害時になぜ飛ぶ?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160415-00010003-norimono-bus_all
記事によると
・2016年4月14日21時26分ごろ、熊本県において震度7の地震が発生。これを受けて熊本県知事は22時40分、自衛隊に対して災害派遣要請を行いました。
・自衛隊は、災害派遣要請を受諾する以前から自主的に情報収集活動を開始。地震発生から21分後の21時47分には航空自衛隊築城基地(福岡県)からF-2A戦闘機が2機、緊急発進(スクランブル)。
・真っ先に離陸した自衛隊機がF-2戦闘機であることに疑問を抱いた方もおられるかもしれませんが、これは全ての戦闘機基地にて、発進命令後5分以内に2機が離陸できる即時発進体制「5分待機」を維持していることに由来します。
・5分待機は本来、領空に接近する所属不明機を迎撃するために行われており、災害発生時の緊急発進という場合にも、F-2(場合によってF-4やF-15)はミサイルを携行したまま離陸。戦闘機の高い機動性を活かして真っ先に被災地上空を飛行し、パイロットは目視で地上を確認、無線通信によって第一報を送ることを任務とします。
・今回の地震発生は夜間でした。F-2は対艦攻撃など、夜間の低高度飛行が必要な任務に用いる赤外線前方監視装置を搭載可能ですが、5分待機に就く機体には装備されません。よって今回、緊急発進したF-2パイロットは、ほとんど何も見えず帰投したはずです。しかし、例えば「大規模な火災は確認できない」といった「何も見えなかった」という報告そのものが、貴重な情報となりえます。
この話題に対する反応
・すげえ興味深い記事だった なるほど
・何も見えない(見えないとは言っていない)
・なるほどね、昨日のF-16(w)が被災地を攻撃ってこれのことか。
・あの時から自衛隊にはほんとに感謝してます・・・
・政府にしろ自衛隊警察消防などの機関にしろ今回の対応の速さはほんと目を疑うほどだった。
・夜間で戦闘機パイロットが目視できるほどの火災なら超ヤバいだろうしな…
・昨夜のF-2の発進はこんな理由だったのね。
・「先鋒」は「5分待機」していた「F-2A」2機。夜間の目視確認で得られる情報は限られるけど、それでも意義がある……と。
・偵察機の前に戦闘機がまず発進するとのこと。なるほど。
・大規模火災が確認されなかったってのは大きいな
F-2 (航空機)
F-2(エフに、エフツー)は、F-1の後継として開発された日本・航空自衛隊の戦闘機である。1995年(平成7年)に初飛行を行い、2000年(平成12年)から部隊配備を開始した。
公式な愛称ではないが、関係者やファンからは「平成の零戦」や「バイパーゼロ」などと呼ばれることがある。
なるほど戦闘機が先鋒だったのはこういう理由が。過去の日本の震災の教訓がとても生きてますな