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九州の地震の件で、悲しい気持ちになっている。現地の人のことをただただ祈る。

今朝もかなりの短い間隔で、LINEに、LINE NEWSからの通知が。余震だ。震源も大分の方に移っている。熊本や大分出身の友人は多数いるし、出張でお邪魔したこともあり。熊本は昨年やっとお邪魔することができた。大分は、中川淳一郎とカリスマ編集者と、本を作るために訪れたのが良い思い出だ。何度も地震がやってくるという状況を考えると胸が痛む。

そんな時に震災とネットを考える。有益な速報、専門家による情報発信など役立つものもあるが、論外なデマ(しかも、人種差別的なもの)、やや自分の専門分野を超えた役に立たない発信(本人たちは役にたっていると思っているのだろうが)、単なる「被災地の人のことを想う意識高い系アピール」などもあって、これまた胸が痛む。

だまっていても、余震の通知が続く環境なのに。この状況でもPV稼ぎか、と見えてしまう。

こういう時は自分ができることをする、祈る、具体的なサポート(苦しんでいる方に届きやすい寄付など)をするということだなと思い。東日本大震災の時は東北で学生激励講演ツアーをし、被災者の就労支援ボランティアをした。後者は人に言わずに、な。

というわけで、現地の方におよそ役にたたない、自分のPV稼ぎのような、役に立たない発信、自己アピール的な祈りなどやめてしまえと思った42歳の土曜の朝。このエントリーもそういう性質のものに見えてしまうかもしれないけれど。

だから、私はネットが嫌いだ。