「iPhone SE」が「最強の4インチ型iPhone」であることは分かるが、果たして「自分が買うべきiPhone」なのだろうか。
今、「最新のiPhone」と呼ばれるiPhoneは4インチ型「iPhone SE」、4.7インチ型「iPhone 6s」、5.5インチ型「iPhone 6s Plus」の3種類。これからiPhoneを買い換えようと思っている人にとって非常に悩ましい選択肢だろう。
何せ、半年後には「iPhone 7」と「iPhone 7 Plusvine」が登場する可能性が高い。それを踏まえた上で今買い換えるべきか、買い換えるならどの端末にするべきか、SIMフリーにするべきかキャリアにするべきかなど悩みは尽きない。
今回は「iPhone 6 Plus」から「iPhone 6s」に乗り換え、結果的に「iPhone 6s Plus」に戻った僕が「iPhone SE」を購入して2週間以上使い続けた結果、感じたことをまとめた。スペックやベンチマークスコアの比較、使い勝手やカメラ性能を実例で比べてみたので購入の参考にどうぞ!
スペック・仕様・価格・ベンチマークを徹底比較
まずは「iPhone SE」「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」のスペックを比較しておきましょう。「iPhone 5s」の外観を持ち、「iPhone 6s」の内部スペックを持つと言われている「iPhone SE」だが、その実力はいかに!「iPhone SE」「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」のスペック・仕様
| iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6s Plus | |
|---|---|---|---|
| プロセッサー | A9(64bit) M9(モーションコプロセッサー) | ||
| ディスプレイ | 4インチ 1,136 x 640ピクセル 326ppi | 4.7インチ 3D Touch搭載 1,334✕750ピクセル 326ppi | 5.5インチ 3D Touch搭載 1,920✕1,080ピクセル 401ppi |
| 外向きカメラ (iSight) | 1,200万画素 f値2.2 Live Photos True Toneフラッシュ バーストモード 「Focus Pixels」オートフォーカス パノラマ(最大63メガピクセル) | 1,200万画素 f値2.2 Live Photos True Toneフラッシュ バーストモード 光学式手ぶれ補正 「Focus Pixels」オートフォーカス パノラマ(最大63メガピクセル) | |
| 内向きカメラ (FaceTime) | 120万画素 f値2.4 720p HDビデオ撮影 バーストモード パノラマモード Retina Flash | 500万画素 f値2.2 720p HDビデオ撮影 バーストモード パノラマモード Retina Flash | |
| 動画撮影 | 4Kビデオ撮影(3,840 x 2,160、30fps) 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) True Toneフラッシュ 1080p(120fps)および720p(240fps)のスローモーションビデオに対応 連続オートフォーカスビデオ 再生ズーム | ||
| Bluetooth | Bluetooth 4.2 | ||
| Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | ||
| RAM | 2GB | ||
| Touch ID | ◯ (第1世代) | ◯ (第2世代) | |
| NFC | ◯ | ||
| Siri | ◯ | ||
| VoLTE | ◯ | ||
| 4G LTE-Advanced | – | ◯ | |
| MIMO | – | ◯ | |
| センサー | 3軸ジャイロ 加速度センサー 近接センサー 環境光センサー 指紋認証センサー | 気圧計 3軸ジャイロ 加速度センサー 近接センサー 環境光センサー 指紋認証センサー | |
| 電池持ち | 通話時間:最大14時間(3G) 連続待受時間:最大10日間 インターネット利用:最大12時間(3G) インターネット利用:最大13時間/13時間(LTE/Wi-Fi) | 通話時間:最大14時間(3G) 連続待受時間:最大10日間 インターネット利用:最大10時間(3G) インターネット利用:最大10時間/11時間(LTE/Wi-Fi) | 通話時間:最大24時間(3G) 連続待受時間:最大16日間 インターネット利用:最大12時間(3G) インターネット利用:最大12時間(LTE/Wi-Fi) |
| 電池容量 | 1,624mAh | 1,715mAh | 2,750mAh |
| 容量 | 16GB 64GB | 16GB 64GB 128GB | |
| 縦幅 | 123.8mm | 138.3mm | 158.2mm |
| 横幅 | 58.6mm | 67.1mm | 77.9mm |
| 厚さ | 7.6mm | 7.1mm | 7.3mm |
| 重さ | 113g | 143g | 192g |
| カラー | ローズゴールド シルバー スペースグレイ ゴールド | ||
| 価格(SIMフリー、税別) | 16GB:52,800円 64GB:64,800円 | 16GB: 86,800円 64GB: 98,800円 128GB: 110,800円 | 16GB: 98,800円 64GB: 110,800円 128GB:122,800円 |
確かに言われていた通り「iPhone 6s」の内部仕様と一致している部分も多いが、「iPhone 5s」から変わっていない内部仕様も少なくない。
プロセッサーは「iPhone 6s」と同じ。外向きカメラも同じ1,200万画素で4K動画撮影に対応しているが、内向きカメラは残念ながら120万画素のまま。意識的に使うことはあまりないが、気圧計も搭載していない。
容量は16GBと64GBの2モデル展開。カラバリは同じだが、他の購入者の写真を見る限りではローズゴールドの色合いが少し異なるようだ。
「iPhone SE」の「Touch ID」は第1世代。つまり、認証完了するまでワンテンポあるが、そのお陰でホームボタンを押して通知内容を確認する余裕がある。確かに認証速度は劣るが、そのワンテンポ遅れることによってストレスは全くない。
「GeekBench 3」によるベンチマークスコア比較
続いてベンチマークスコアを比較してみることに!まずはベンチマークテストアプリとして王道の「Geekbench 3」で性能を測定してみることに。CPUおよびバッテリのベンチマークに特化したベンチマークアプリであるため、端末のブレインがどれほど優秀なのかを知ることができる。
「iPhone SE」の結果は以下の通り。シングルコアスコアが「2516」、マルチコアスコアが「4384」。RAMは2GB。「iPhone 5s」以下の機種から買い替えの人はその快適さに驚くだろう。
参考として、「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」のスコアを載せておく。
「iPhone 6s」のシングルコアスコアは「2540」、マルチコアスコアは「4411」。「iPhone 6s Plus」のシングルコアスコアは「2516」、マルチコアスコアは「4391」だった。厳密な数値を比較すると「iPhone 6s/6s Plus」を僅かに下回っているかもしれないが、実質同じスペックであることが分かる。
処理能力は「iPhone 6s/6s Plus」と同じ
処理能力単体だけを見れば「iPhone 6s」とほぼ完全一致。4K動画の撮影と編集などもこなせるパワーの源は「iPhone 5s」から大幅に性能が強化された「A9」チップのお陰。RAMが2GBになったこともあり、全ての操作がサクサクで快適だ。
処理能力単体だけを見れば「iPhone 6s」とほぼ完全一致。4K動画の撮影と編集などもこなせるパワーの源は「iPhone 5s」から大幅に性能が強化された「A9」チップのお陰。RAMが2GBになったこともあり、全ての操作がサクサクで快適だ。
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Matthew Panzarino氏が行った「Geekbench 3」のベンチマークスコアテスト結果によると、「iPhone SE」に搭載されている「A9」チップの動作クロック数は1.85GHzで「iPhone 6s/6s Plus」と同じ仕様であることが明らかになった!
「iPhone 6s/6s Plus」と同じ「A9/M9」チップを搭載していることが明らかになった「iPhone SE」だが、やはりRAMも同じく2GBであることが明らかになった!「A9」チップの動作クロック数などについては明らかになっていないが、「iPhone 5s」を使っていた人からすると恐ろしく快適だろう。
「iPhone SE」もRAMが2GB搭載されていると言われている。一方、「iPhone 5s」に搭載されているRAMは1GB。これら2つのiPhoneでブラウジングを比較した時、どの程度差が生まれるのかをまとめた動画が9To5Macに公開されていたので、紹介する!
「GFXBench GL 3.1」によるベンチマークスコア比較
続いて3Dグラフィックの性能を測定する「GFXBench GL 3.1」によるベンチマークテスト結果を紹介する。
「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」のベンチマークスコアと比較してみよう。左縦1列が「iPhone 6s」、右縦1列が「iPhone 6s Plus」。見比べづらいが、数値としては「iPhone 6s」とほぼ同じ。一部数値は「iPhone SE」の方が上回っていることもあった。
グラフィック性能も「iPhone 6s」に負けず劣らず
「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」の比較記事では「iPhone 6s」の方がグラフィック性能が高いと結論づけたが、今回の測定結果から分かったのは「iPhone SE」も「高レベルテスト」など一部測定内容では「iPhone 6s」さえも上回るスコアを出しているということ。
やはりディスプレイサイズが大きくピクセル数も多い4.7インチモデルや5.5インチモデルよりもディスプレイサイズが小さくピクセル数が少ない4インチモデルの方がグラフィック性能上有利なのかもしれない。
「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」の比較記事では「iPhone 6s」の方がグラフィック性能が高いと結論づけたが、今回の測定結果から分かったのは「iPhone SE」も「高レベルテスト」など一部測定内容では「iPhone 6s」さえも上回るスコアを出しているということ。
やはりディスプレイサイズが大きくピクセル数も多い4.7インチモデルや5.5インチモデルよりもディスプレイサイズが小さくピクセル数が少ない4インチモデルの方がグラフィック性能上有利なのかもしれない。
「JetStream」によるベンチマークスコア比較
最後にSafariにおけるJavascriptのレンダリング速度を測定するウェブ上のベンチマークツール「JetStream」でベンチマークスコアを測定してみることに。
上記の通り「iPhone SE」は「107.48」というスコアに。一方、「iPhone 6s」は「117.80」、「iPhone 6s Plus」は「116.73」だった。
「iPhone SE」、「iPhone 6s/6s Plus」を下回る結果に
「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」とは多少の数値差が出ているが、実際に使ってみてもその差はそれほど体感できない。実際に「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」と並べて同じウェブサイトを同時にタップして検証してみたが、僕の試した限りでは読み込み速度の差はほとんど見られなかった。
「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」とは多少の数値差が出ているが、実際に使ってみてもその差はそれほど体感できない。実際に「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」と並べて同じウェブサイトを同時にタップして検証してみたが、僕の試した限りでは読み込み速度の差はほとんど見られなかった。
カメラ性能はどう?シーン別の写真で実力を比較
続いて気になる「iPhone SE」のカメラ性能について。「iPhone SE」に搭載されている外向き(iSight)カメラは「iPhone 6s」と同じ。光学手ブレ補正は搭載されていないが4K動画も撮影できる1,200万画素のレンズを搭載している。一方、内向き(FaceTime)カメラは「iPhone 5s」から変わらず120万画素のまま。ただし、「Retina Flash」には対応してるため、暗所における撮影の精度は向上していると期待される。
では、実際に「iPhone SE」はどの程度の写真を撮ることができるのだろうか。「iPhone SE」「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」それぞれで同じ環境下にて極力同じ構図を撮影した写真サンプルをいかに載せておくので、参考にどうぞ!
(全写真、上から順に「iPhone SE」「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」)
屋内
ザッと見てもらえれば分かるが、屋内でも比較的明るければ3つの端末に大きな差はない。今回は割愛するが、やはりMac/PCに取り込んで大画面で確認するとディテールに差はあり、「iPhone 6s Plus」の光学手ブレ補正が活きていると感じる部分もあるが、ディスプレイ上で見る分にはさほど違いが見られなかった。▼「iPhone SE」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s Plus」で撮影した写真。
▼「iPhone SE」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s Plus」で撮影した写真。
▼「iPhone SE」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s Plus」で撮影した写真。
▼「iPhone SE」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s Plus」で撮影した写真。
屋外
晴れた日の屋外で撮影した写真も結果的に差はない。ここでは十分に明るいため、僕の目にはどのモデルも差があるようには見えなかった。▼「iPhone SE」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s Plus」で撮影した写真。
▼「iPhone SE」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s Plus」で撮影した写真。
自撮り(明るい時)
内向き(FaceTime)カメラに関しては画質の差が写真のクオリティにハッキリと出ている。一旦、それぞれの写真をどうぞ。余談だが、険しい顔で申し訳ない。朝、通勤・通学するサラリーマンや学生の前でニコニコしながら自撮りしている画を想像した結果「まずいな」と思い、このような少しかたい表情になってしまった。
▼「iPhone SE」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s Plus」で撮影した写真。
ザッと見るだけではその違いが分からないかもしれないが、これらを並べてよく見比べてみると120万画素と500万画素の差は大きい。500万画素のインカメラの方がメガネの輪郭部分などがシャキッとしている。
興味深いのは「iPhone 6s」が最も写真写りが良かった点。同じ場所に立って撮影していたはずだが、写真の画質だけではなくなぜか顔がシュッとして見える。
自撮り(暗い時)
次に暗い自宅のベランダでセルフィを撮ってみた。これは明らかに画質の差が現れている。▼「iPhone SE」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s」で撮影した写真。
▼「iPhone 6s Plus」で撮影した写真。
3枚を見比べてみると以下の通り。
外向きカメラは「iPhone 6s」と同等の性能、内向きカメラは性能差が明確に現れる
「iPhone SE」の外向き(iSight)カメラは予想通りのクオリティだ。「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」と見比べても見劣りしない描写力で必要以上に拡大したり紙に印刷などしない限り全く問題ない。ただし、同じクオリティの写真でも「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」の方が良いように見えるのはディスプレイの解像度やサイズのせいなのだろうか。
一方、内向き(FaceTime)カメラに関しては画質の差が大きく現れている。「Retina Flash」に対応し暗所でもしっかりと撮影できるようにはなったものの、レンズの性能差は写真の画質に反映されている。セルフィなんて撮らない、という人にとっては関係ないが、最近では内向きカメラを使うアプリが増えてきているため、「iPhone SE」の内向きカメラの描写力に不満を抱く人もいるかもしれない。
「iPhone SE」の外向き(iSight)カメラは予想通りのクオリティだ。「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」と見比べても見劣りしない描写力で必要以上に拡大したり紙に印刷などしない限り全く問題ない。ただし、同じクオリティの写真でも「iPhone 6s」や「iPhone 6s Plus」の方が良いように見えるのはディスプレイの解像度やサイズのせいなのだろうか。
一方、内向き(FaceTime)カメラに関しては画質の差が大きく現れている。「Retina Flash」に対応し暗所でもしっかりと撮影できるようにはなったものの、レンズの性能差は写真の画質に反映されている。セルフィなんて撮らない、という人にとっては関係ないが、最近では内向きカメラを使うアプリが増えてきているため、「iPhone SE」の内向きカメラの描写力に不満を抱く人もいるかもしれない。
電池持ち比較
今回、電池持ちはざっくりとしか比較していない、確実に言えることとしては「iPhone SE」の電池持ちは体感できるほど良いということ。具体的には前日の夜中0時頃に充電から外し、夜通し充電をせずに放置。「iPhone SE」は起きた時点で98%だった。その後、TwitterやFacebookの通知を受信しながら昼を迎えたが、13時前になってもまだ86%も残っていた。
外出などもしたが、16時半頃になっても電池残量は77%。
そして日付が変わり深夜1時半頃になっても電池残量は53%。Googleマップも使い、メッセもバンバン返し、ツイートもガンガン投稿していたが、まだ電池残量は半分も残っていた。
なお、この頃、僕の「iPhone 6s Plus」の電池残量は35%。「Apple Watch」のペアリングと音楽再生1.5時間分の消費はあったが、それを考慮したとしても「iPhone SE」の電池持ちは極めて優秀であることは間違いない。
「iPhone SE」の電池持ちは驚異的!ハードに使う人ほど恩恵を受けるかも?
噂通り、「iPhone SE」の電池持ちは素晴らしい。やはり画面小さいゆえに消費電力が少ないのか、iPhoneをハードに使えば使う人ほど「iPhone SE」の恩恵を受けられそうだ。
頻繁にTwitterやFacebookを見る人、何でも分からないことがあったらすぐググる人、僕のように暇さえあれば「Google Analytics」アプリを開いてリアルタイムを見てしまう人は「iPhone SE」の電池持ちの良さに驚くはず!
噂通り、「iPhone SE」の電池持ちは素晴らしい。やはり画面小さいゆえに消費電力が少ないのか、iPhoneをハードに使えば使う人ほど「iPhone SE」の恩恵を受けられそうだ。
頻繁にTwitterやFacebookを見る人、何でも分からないことがあったらすぐググる人、僕のように暇さえあれば「Google Analytics」アプリを開いてリアルタイムを見てしまう人は「iPhone SE」の電池持ちの良さに驚くはず!
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「iPhone SE」は最強の4インチ型iPhoneだ。旧モデルから大きく改善されているのが電池持ち。Apple公式のiPhone比較表によると、「iPhone SE」の電池持ちは「iPhone 5s」よりも飛躍的に向上している他、使い方によっては「iPhone 6s」を上回る場合もあることが判明した!
通信速度(Wi-Fi)比較
「iPhone SE」は通信面において「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」に劣っている。具体的には「4G LTE-Advanced」「MIMO」に非対応であるため、理論上はLTEとWi-Fiいずれも通信速度が劣る。これがどういうことかというと、LTEに関しては「iPhone 6s/6s Plus」が最大300Mbpsで通信できるのに対し、「iPhone SE」は最大150Mbps。Wi-Fiに関しても「iPhone 6s/6s Plus」が最大866Mbpsの通信速度が可能であるのに対し、「iPhone SE」は最大433Mbpsとなっている。
個人的にはこの違いが気になっていたので、今回はWi-Fi環境下における「iPhone SE」と「iPhone 6s Plus」の通信速度を比較してみた。その結果は以下の通り:
| 測定回数 | iPhone SE | iPhone 6s Plus |
|---|---|---|
| 1回目 | アップロード:13.87Mbps ダウンロード:13.63Mbps | アップロード:4.61Mbps ダウンロード:11.13Mbps |
| 2回目 | アップロード:9.59Mbps ダウンロード:11.71Mbps | アップロード:4.40Mbps ダウンロード:11.20Mbps |
| 3回目 | アップロード:21.47Mbps ダウンロード:18.03Mbps | アップロード:20.41Mbps ダウンロード:31.91Mbps |
| 4回目 | アップロード:14.24Mbps ダウンロード:9.97Mbps | アップロード:24.77Mbps ダウンロード:16.69Mbps |
| 5回目 | アップロード:6.70Mbps ダウンロード:10.19Mbps | アップロード:47.06Mbps ダウンロード:18.69Mbps |
驚くべきことに前半は「iPhone SE」のアップロード速度の方が速く、ダウンロード速度もほとんど差は見られなかったが、後半になると徐々に「iPhone 6s Plus」が本領を発揮。やはり理論値とは言え、「iPhone 6s Plus」の方が平均して速いようだ。
ただ、大事なのは体感速度。「iPhone SE」を常日頃使っていて「通信速度が遅い」と感じることは全く無かった。仮に速度が遅いと感じたとしても回線が混雑している可能性が先に脳裏をよぎるので、気にならなかった。
仕様上やむなし!通信速度は「iPhone 6s Plus」には劣る
測定すると確かに「iPhone 6s Plus」の方が速かったが、日々使っていて「通信速度が遅い」と感じたことは一度もなかった。もし日常的にYouTube動画などを見ている人は読み込み時間が遅いと感じるかもしれないが、僕はそれさえもあまり実感がなく、通信速度に関する不満は全くない。
測定すると確かに「iPhone 6s Plus」の方が速かったが、日々使っていて「通信速度が遅い」と感じたことは一度もなかった。もし日常的にYouTube動画などを見ている人は読み込み時間が遅いと感じるかもしれないが、僕はそれさえもあまり実感がなく、通信速度に関する不満は全くない。
「使いやすい」のはどれ?使い勝手を比較
スペックだけで比較するとやはり「iPhone SE」は「iPhone 6s」と肩を並べるほど、とまでは言えないものの、4インチ型iPhoneを待ちわびていた人にとっては十分すぎる性能を持つデバイスであるとうことは言えるだろう。「iPhone 5s」を持っていて4インチ型iPhoneが新しくなるのを待っている人にとってはもう悩む必要は無いだろう。ただ、4.7インチサイズが気になるという人、いっそのこと最も大きい5.5インチも視野に入れたいという人は実際の使い勝手や操作性が気になるのではないだろうか。
実際、4インチ・4.7インチ・5.5インチと並べてみるとサイズ感は大分異なる。そこで、ここからは「iPhone SE」の持ちやすさや片手入力のしやすさ、画面に表示される情報量などを紹介しておく!
グリップ感比較:手に収まるって素晴らしい
iPhoneに限らずスマートフォンにおいて大事なのは持ちやすさ。手に収まるという意味では「iPhone SE」に勝るサイズはないだろう。しっかりとホールドすることができる安心感がある。
ポケットのフィット感比較:小さいと動きやすい、邪魔にならない
ポケットに入れた時に邪魔にならない「iPhone SE」は偉大だ。タイトなジーンズにねじ込みたい場合はもちろんのこと、少しアクティブに過ごしたい時や僕のようにジョギングしたい時は4インチというサイズのコンパクトさには感動した。
もちろん、本体が軽いということも大きいだろう。「iPhone 6s」は143g、「iPhone 6s Plus」は192gもあるが、「iPhone SE」はたった113g。「iPhone 6s Plus」のズッシリ感に慣れている僕は度々ポケットに入れていることを忘れてしまうこともあった。
操作のしやすさ比較:4インチというサイズの圧倒的な勝利
「iPhone 6s Plus」で片手打ちはできなくはないが、右手で持った時に1番左の列にあるキーを左方向にフリックしようとするのは難しい。「iPhone SE」は余裕で打てるが、逆に各キーがこれまでよりも小さくなり1つ1つのボタン幅が狭くなっていたため、慣れるまでタイプミスは多かった。片手による文字入力という観点だけで言えば「iPhone 6s」が最も打ちやすい。
ホーム画面の操作に関しては「iPhone SE」が最も使いやすく、握ったまま画面内にあるアイコンをどれでも触ることができた。「iPhone 6s」でさえもさすがに持ち手の体格にあるアイコンは多少持ち替えないと触ることができない。言うまでもなく「iPhone 6s Plus」は持ち替えなければ無理だ。経験上、場合によっては片手で操作できない場合もある。
表示される情報量比較:4インチという懐かしい窮屈さ
4インチという画面はハッキリ言って狭い。特に5.5インチディスプレイを使っていた僕からすると4インチは窮屈すぎて仕方がない。文字も全体的に小さくなり、人によっては見づらいと感じるだろう。
gori.meを表示した時でも表示領域の違いが十分に分かると思うが、参考に「SmartNews」アプリを開いた時の表示領域の違いも載せておく。「iPhone 6s Plus」に慣れている僕が「iPhone SE」の画面を窮屈に感じることもきっと分かってもらえるだろう。
「iPhone SE」を2週間以上使ってみた感想
スペック表で分かる性能差を実際に比較してみたのがこれまで。ここからは実際に僕自身が「iPhone SE」を使ってみた結果感じたことをまとめてみた。コンテンツによってデバイスを積極的に使い分けるように
「iPhone SE」はコンパクトで持ち運びしやすい一方で、その画面の小ささゆえに「iPhone SE」では十分に楽しめないコンテンツがあることに気がついた。動画はもちろん、長文の文章や一覧性を必要とするニュースアプリは「iPhone SE」の小さい画面ではスクロールが疲れる。この記事も「iPhone SE」で読んだとしたら指にスクロールタコができるかもしれない。
そこで、僕は自然と同時期に購入した9.7インチ型「iPad Pro」を活用する機会が増えた。さすがに混んでいる電車内などでは出さないが、座ることができた時やカフェに入って一休みしたい時は「iPhone SE」はポケットから出さずに「iPad Pro」を出すことが増えた。
逆に言えば「iPhone SE」は「iPad Pro」との相性は抜群かもしれない。コンテンツ消費するためにはiPadを取り出し、素早く発信するときには「iPhone SE」を取り出し片手でササッと投稿する。長い文章を書きたい時は「iPad Pro」に「Smart Keyboard」を取り付けカタカタと打つ。この組み合わせはある意味最強だ。
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9.7インチ型「iPad Pro」をパワーアップさせているのは「9.7インチiPad Pro用Smart Keyboard」という存在。16,800円という価格は非人道的であると言わざるを得ないが、あるのとないとのでは9.7インチ型「iPad Pro」の利便性に雲泥の差がある。購入を検討している人は参考にどうぞ!
「Apple Watch」を見る頻度が増え、iPhoneを見る頻度が減った
発信したい時にだけ「iPhone SE」を取り出す。僕のスマホ中毒から解放してくれる良き流れかと思ったが、その代わりに「Apple Watch」を眺める頻度が上がったような実感がある。これまではiPhoneをポケットに入れたまま座ると落ち着かなかったので机の上に置くことが多かったが、「iPhone SE」にしてからはポケットに入れたままにすることが増えた。
「iPhone 6s Plus」では通知を受信したことを「Apple Watch」の振動で知り、「Apple Watch」を見ずにiPhoneを確認していたが、「iPhone SE」に変えてからは「Apple Watch」で通知内容を積極的に見るようになった。これは僕の中で起きた不思議な変化だった。
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タイトなジーンズもねじ込めるコンパクトサイズは正義
やはりiPhoneは常にポケットに入れておきたい。「iPhone 6s Plus」は一応ポケットには入るが、とにかく大きい。サイズもさることながら192gという重さはハッキリ言ってポケットに負担が掛かっているとしか思えない。ケースも欠かせないので僕が持っているあらゆるデニムの右ポケットは履く度に悲鳴を上げていただろう。
その点、「iPhone SE」のコンパクトさは素晴らしい。私服の時はまだしも、特にそのサイズが魅力的に思えるのはスーツ着用時。胸ポケットに入れても邪魔にならず、型崩れしない。「iPhone 6s Plus」ではまずあり得ない。コンパクトサイズは正義だ。
128GBに慣れていると64GBという容量が足りない
良いことばかりの「iPhone SE」だが、不満点もある。それは容量不足。これまで128GBモデルを使ってきた僕としては64GBは物足りない。特に4K動画の撮影に対応した1,200万画素カメラを搭載しているのにも関わらず128GBモデルを用意しなかったのは不思議でならない。
僕はiCloudフォトライブラリを使って写真を全てのデバイスに同期しているのだが、64GBという容量制限ゆえ、古い写真や撮るだけ撮った動画を片っ端から削除し、なんとか64GB以内に抑えることができた。128GBあればその必要がなかったと思うと惜しい。
片手で操作できるのは快適だけど、何もかもが小さい!小さすぎる!
4インチディスプレイは小さい。いくら「iPhone 6s」と同じスペックを持っていてもその事実には変わりない。実は、一度に表示できる情報量が少ないことに関する不満はなかった。それよりも表示される情報の文字が小さくなるということが非常に不便だった。
僕は暇さえあれば「Google Analytics」アプリを開いてリアルタイムを確認しているのだが、「iPhone SE」で見るとその文字が異常に小さい。普段「iPhone 6s Plus」なら余裕で読めるはずの距離でも少し目をしぼめなければ読めないレベルには小さい。
画面の小ささゆえ、写真を撮る時に窮屈さを感じる
やはり写真は大きい画面で見た方が迫力がある。これは見るだけではなく、写真を撮る時にも言えることだと分かった。こちらが「iPhone 6s Plus」で撮影しているところ。
「iPhone 6s」でも十分だ。むしろ非常に程良い。
ところが「iPhone SE」になると途端に物凄く狭く感じる。これは「iPhone 6s Plus」を普段使っているからなのかもしれないが、「iPhone SE」で写真を撮るのがつまらなく感じた。
片手打ちは最高だが、両手打ちは手狭
確かに「iPhone SE」は片手で打つには最高のデバイスだ。ただ、僕はもともと基本的両手打ち。「iPhone 6s Plus」の巨大ディスプレイから「iPhone SE」に戻してから両手打ちがしづらくなり、片手でも打ちなれないので結果的に文字数の多い文章を打つのが面倒になってしまった。特に英字キーボードは極めて難易度が高い。英語を打っている分には自動的にスペルチェックで修正してくれるのでそれほどストレスは無いが、ちょっとした横文字を打とうとした時には打ちミスを連発してしまった。
日本語用テンキー配列も同じ。片手で打つには最高の大きさだが、両手打ちをするには手狭。
古いiPhoneを使っている風に見えることから感じる時代遅れ感
「iPhone SE」は電池持ちも良く、外向きカメラは最新モデルと変わらないクオリティ。片手で使う分には絶妙のサイズでポケットに入れたまま生活も容易い。「Apple Watch」や「iPad Pro」も有効活用でき非常に気に入っていた。
ただ、どうしても気になる点があった。それは見た目が「iPhone 5s」そのままだということ。
確かに「iPhone 5s」は完成度の高いデザインで僕も嫌いではない。ただ、「iPhone 5s」は3年前の端末だ。「iPhone SE」を使っているとなぜか時代に取り残されてしまった感が否めない。気にしなければ全く問題のないことだが、僕はどうしても気になってしまっていた。
まとめ:「iPhone SE」には乗り換えない!
「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」を比較した際にも同じような表を書いたが、今回は「iPhone SE」を加えて改めてまとめてみた。
| iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6s Plus | |
|---|---|---|---|
| 電池持ち | ✔ | ✔ | |
| CPU性能 | ✔ | ||
| GPU性能 | ✔ | ||
| JS性能 | ✔ | ||
| カメラ | ✔ | ||
| 携帯性 | ✔ | ||
| 文字入力 | ✔ | ||
| 操作のしやすさ | ✔ | ||
| 画面の見やすさ | ✔ |
記事を書いている今時点で僕は既にメインのiPhoneを「iPhone 6s Plus」に戻している。
「結局大きいiPhoneかよ」「そんなの買う前から分かってただろ」などの声が聞こえてきそうだが、個人的には今回「iPhone SE」を購入して色々と分かったことがある。
- 片手で入力したいが、両手で入力することも多いため、「iPhone SE」では小さすぎて「iPhone 6s Plus」では片手操作が大変ということ。
- 普段一眼レフカメラを持ち歩いていない時はiPhoneのカメラを頼るため、カメラの性能には極力妥協したくないということ。
- 小さすぎてもダメ、大きすぎてもダメ。入力のしやすさと情報の一覧性の高さのバランスが大事。
よって、「iPhone 6s Plus」に戻した。
ただ、今回「iPhone SE」を使ってみて片手入力ができる便利さを改めて気づき、またしても「iPhone 6s」のサイズ感に惹かれてしまった自分がいる。不満なのは電池持ちとカメラ。これさえ自分の中で折り合いが付けば「iPhone 6s」でも良いかもしれないと思えてきた。
「iPhone SE」を使い続けなかったもう1つの理由として、あと半年もすれば「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」が発表されるという事実。次期iPhoneに関する決定的な情報はないが、最新の噂によるとカメラ性能は昨年よりは大きく改善されそうな雰囲気がある。今の気持ちが続けば、次こそは5.5インチモデルではなく4.7インチモデルに乗り換えるかもしれない。
「iPhone SE」に新しさや面白さは無いかもしれないが、実に堅実で出来の良いiPhoneだ。「部品の在庫処分」やら「イノベーション不足」やらと一部では言われ放題の評価を受けているが、ひたすら大型化するディスプレイに嫌気が差していた人にとっては最高の端末だろう。
“あの頃のiPhone” が恋しかった皆さん、お待たせ。「iPhone SE」はあなたのための、最高のiPhoneだ。
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