JR豊肥線で試運転中の列車が脱線 熊本・阿蘇

JR豊肥線で試運転中の列車が脱線 熊本・阿蘇
16日未明の地震で、JR豊肥線の試運転中の列車が、熊本県阿蘇市で脱線しましたが、乗客はおらず、けが人はいませんでした。
国土交通省によりますと、震度6弱の揺れを観測した熊本県阿蘇市で、16日午前1時半ごろ、JR豊肥線の試運転中の列車が脱線したということです。
列車は2両編成で、赤水駅を発車してすぐに地震の揺れで脱線したということで、乗客はおらず、運転士1人が乗っていましたが、けがはないということです。
上空からの映像では、列車が踏切付近で止まり、遮断機が下りたままになっていて、車両はレールから大きく横に外れています。脱線した区間は、14日の熊本地震の影響で運転を見合わせていて、運転再開に向け、赤水駅から隣の市ノ川駅に向かっていたところ脱線したということです。
また、国土交通省とJR九州によりますと、JR豊肥線は、立野駅と赤水駅の間の熊本県南阿蘇村の区間で、線路が土砂崩れに巻き込まれ、押し流されたということです。