国連の次期事務総長候補者に対する初の公聴会
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国連の事務総長をより透明な方法で選出する取り組みとして、国連総会で次期事務総長の候補者に対する初めての公聴会が始まり、立候補した国連の高官らがトップを目指す意欲を相次いでアピールしました。
国連ではパン・ギムン(潘基文)事務総長の任期が、ことしいっぱいで切れることから次期事務総長を選出する手続きが始まっていて、より透明な方法で選出する取り組みとして、今回初めて国連総会で候補者に対する公聴会が開かれることになりました。
12日には、すでに立候補を表明している国連の高官や各国の政治家ら9人のうち3人がスピーチを行い、続いて各国の代表や市民から寄せられた質問に答えました。
このうち、ブルガリア出身でユネスコ=国連教育科学文化機関の事務局長のイリーナ・ボコバ氏は「現在の世界で平和を実現し持続的な成長を遂げるには男女の平等が不可欠だ」と述べ、みずから初の女性の事務総長となることに意欲を示しました。
また、ポルトガルの元首相で前の国連難民高等弁務官のアントニオ・グテーレス氏は「最も困難な立場にある難民の救済のために国連の中枢で力を尽くしたい」と訴えました。
公聴会は3日間開かれ、このあとニュージーランドの前の首相でUNDP=国連開発計画の総裁のヘレン・クラーク氏も参加します。
次期事務総長への立候補は引き続き受け付けられていて、今後、各国の駆け引きが活発化していくことになります。
12日には、すでに立候補を表明している国連の高官や各国の政治家ら9人のうち3人がスピーチを行い、続いて各国の代表や市民から寄せられた質問に答えました。
このうち、ブルガリア出身でユネスコ=国連教育科学文化機関の事務局長のイリーナ・ボコバ氏は「現在の世界で平和を実現し持続的な成長を遂げるには男女の平等が不可欠だ」と述べ、みずから初の女性の事務総長となることに意欲を示しました。
また、ポルトガルの元首相で前の国連難民高等弁務官のアントニオ・グテーレス氏は「最も困難な立場にある難民の救済のために国連の中枢で力を尽くしたい」と訴えました。
公聴会は3日間開かれ、このあとニュージーランドの前の首相でUNDP=国連開発計画の総裁のヘレン・クラーク氏も参加します。
次期事務総長への立候補は引き続き受け付けられていて、今後、各国の駆け引きが活発化していくことになります。