ソフトバンク内川聖一外野手(33)が決勝打となる2号3ランを放ち、お立ち台で涙を流した。

 ソフトバンクは前夜地震のあった熊本で10日にオリックスと戦ったばかり。内川は昨夜、福岡市内の自宅で揺れを感じていた。家族は無事だったが、隣県で起きた地震は人ごとではなかった。

 お立ち台で熊本地震の話題を振られると「僕も1人の子供を持つ親として、子供を抱えながら避難されている皆さん、一生懸命生きようとしている皆さんの姿を見ていると、こういうことはあってほしくないのが本音です」と号泣。

 「僕ら野球選手は野球で皆さんを元気にすることしかできないですが、野球を見ている間だけでも現実を忘れてもらえるように、全力でプレーしたい」と、涙をぬぐった。