合同街頭演説に民進慎重
民進、共産、社民、生活の野党4党の幹事長・書記局長が15日、国会内で会い、衆院北海道5区補選(24日投開票)で4党が推薦する無所属の池田真紀氏の勝利に向け連携することを確認した。一方、共産党が提案した4党幹部による合同街頭演説に民進党は慎重で、連携の深さを巡る温度差も露呈した。
共産の小池晃書記局長は会談後の記者会見で、自民党が野党共闘を「野合」「民共合作」と批判することに触れ、「一番説得力のある反論は、各野党が力を合わせて戦う姿を見せることだ」と主張した。
一方、民進の枝野幸男幹事長は記者団に「各党それぞれの持ち味を出すのに徹した方がいいか、連携を明確に伝えた方がいいか。週末の情勢を含めて週明けに判断する」と説明。枝野氏は会談冒頭でも「政党を超えた市民が頑張っている。地道な票固めをするように(党所属議員らに)指示している」と述べ、政党色を前面に出すことには慎重だ。【野口武則】