政府は15日、島根県・竹島と沖縄県・尖閣諸島の領有権を裏付ける新たな歴史資料約750点をホームページで公開した。江戸時代初期に竹島を停泊地としてあわび漁に従事した町人への幕府の渡海免許や、尖閣諸島を八重山島役所の所轄とする明治時代の行政文書などが含まれる。2015年に公表した別の歴史資料約200点の英訳版も公開した。
行政資料や新聞記事が多く、竹島関連が約450点、尖閣関連が300点。日本が1954年に国際司法裁判所(ICJ)に竹島問題の共同付託を提案した直後に、韓国が初めて測量に踏み切ったことを示す韓国の歴史資料も見つかった。