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グロい?かわいい?幻の「メガマウス」巨大深海魚が水揚げされる

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4月14日、Twitterになんとも奇妙な巨大魚の写真が投稿された。


このグロテスクな魚は「メガマウス」というもので、サメの一種。画像を投稿した「次戦アウトサイダー」さんによると、4月14日の朝、三重県の尾鷲市の港で水揚げされた。体長は「10mない程度」で、食用にはならず「(地元の)魚屋さんの話によると、標本になる予定」だという。サメ類に特有のアンモニア臭については「まだ新鮮だったので臭いは発生していませんでした」とのことだ。

画像が投稿されるとTwitterでは「CGみたいだ」「強そう」「潰れた顔がかわいい」「グロテスクだ」「怖い」など様々な声があがっている。

海洋科学博物館によると、メガマウスの生態は以下のようなものだ。

全世界の熱帯域から温帯域の沿岸から外洋にかけて分布しています。昼間は水深100~200mを中心とした深海にいて、夜は餌を求めて水深10~20mのところまで浮上します。大きな口で主に動物プランクトンを捕食します。口内に餌をおびき寄せるための発光器があると考える研究者もいます。大きくなると全長は約6mになります。

(海洋科学博物館ホームページ「メガマウスザメの公開解剖」)

【UPDATE】ハフポスト日本版では、画像の投稿者「次戦アウトサイダー」さんに話を聞くことができた。それによると「地元の漁師に聞いたところ、水揚げされたメガマウスは全長4メートル、重さ1トン。1kgあたり20円で、イワシよりも安い」とのことだった。(2016/04/15 22:36)

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