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車軸の大半、左右に脱線=九州新幹線、車両損傷も―運輸安全委

時事通信 4月15日(金)19時4分配信

 熊本地震により、回送中の九州新幹線800系(6両編成)がJR熊本駅を発車直後に脱線した事故で、現場を調べた運輸安全委員会の事故調査官が15日午後、記者団の取材に応じ、車両に付いた24本の車軸のうち22本で脱線していたことを明らかにした。

 車輪は片側だけでなく左右に落ちていたという。

 長田実鉄道事故調査官は「かなり大きな揺れだったのではないか」と述べた上で、「現段階では脱線原因などはっきりしたことは言えない」と語った。車両やレールの一部も損傷していたという。今後、地震計のデータなども入手して詳しく調べる。 

最終更新:4月15日(金)19時51分

時事通信