2月7日、東京・西麻布の住宅街でキャバクラを無許可営業していたとして、経営者ら2人が逮捕された。
ところが、この店が芸能人や政治家の“御用達”だったことが発覚し、大騒動になっているのだ。
この摘発劇で捕まったのは、『ユナイテッド・ラウンジ・トウキョウ』のオーナーである橋本荘一(41・世田谷区在住)と店長の小坂友智(39・新宿区在住)の2容疑者。同店は、表向き「社交クラブ」を装っていたが、その裏では約150名のホステスを雇い入れ、客に接待させていたのである。
全国紙の社会部記者がその実態をこう語る。
「同店は『洗練された大人のための究極のラウンジ』を謳い文句に会員を募集。オリジナル料理を楽しみ、様々なパーティーを安価で開くことのできるレストランとしてネットでも宣伝していたのです。だが、それはあくまで表の顔。実態は巧妙にホステスを雇い入れ、席に着いて接客させる高級キャバクラとして高額な料金を取っていた。押収された名簿には約6700人に上る会員が記載されていたが、国会議員や地方首長、スポーツ選手や芸能人などが多数含まれていたことから大騒ぎとなったのです」
捜査関係者によると、同店は'08年6月にオープンしたが、摘発までに約12億円を荒稼ぎしていたという。また、昨年1年間の売り上げも4億5000万円に上り、「単なる飲食店にしては儲け過ぎ」「無許可営業ではないのか?」と以前から話題を集めていたのである。…