熊本県で14日夜、震度7の地震が発生した。多数の死傷者が出る非常に痛ましい自然災害が再び日本を襲った。

 熊本県で発生したマグニチュード6.5の地震に対し、気象庁は地震検知から3.8秒後の21時26分42.5秒に緊急地震速報(警報)を発表した。中国メディアの火柴は緊急地震速報をはじめ、防災速報といった災害情報を速やかに配信するシステムについて注目、「日本の警報システムは凄かった」と伝えている。

 自然災害が発生した場所にいる人にとって、災害に関する正確な情報を把握することが被害を最小限に食い止めるうえで非常に重要となるが、こうした情報を正確かつリアルタイムで配信できるかが防災上の課題だ。

 緊急地震速報は地震の発生前に、携帯電話を通じて警報が鳴る仕組みが整備されているが、今回の地震においても地震検知から3.8秒後に警報が発表されたことは中国人にとっても大きな驚きだったようで、各種速報がテレビを通じて発表された様子を画像を交えて紹介している。

 日本は自然災害の多い国であり、科学技術がいかに進歩しようとも、人類にとって自然災害を制御することは不可能なものだ。だが、それでも多くの人びとが自然がもたらす被害を最小限に食い止めるため、日夜研究に取り組んでいる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)