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ロボット電話「RoBoHoN」5月発売で198,000円。対話や歩行ができ、映像投写も
(2016/4/14 11:05)
シャープは13日、レーザープロジェクタを内蔵したモバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン/SR-01M-W)」を5月26日に発売すると発表した。価格は198,000円。公式サイトなどで4月14日午後1時から予約販売を開始する。月産台数は5,000台。
昨年10月に開発発表されており、その際は「2016年前半の発売を目指す」としていた。今回、具体的な発売日と価格が決定したカタチとなる。
ロボット技術と携帯電話技術を融合
“RoBoHoN”は、ロボットクリエイター高橋智隆氏(ロボ・ガレージ代表取締役)とシャープが共同で開発した端末。高橋氏のロボット技術とシャープの携帯電話技術を融合させた。
高さは約19.5cm、重量は約390g。二足歩行が可能なヒューマノイドロボットだが、モバイル通信(LTE/3G)と、IEEE 802.11b/g/nの無線LAN(11nは2.4GHz帯のみ)も搭載。音声通話やメール、カメラでの撮影、液晶タッチパネルでの操作など、携帯電話の基本機能も搭載する。
また、家庭内での無線LAN接続や、モバイル回線接続を用いて、対話やカメラ、プロジェクタなどすべての機能を利用するためには月額980円の「ココロプラン」への加入が必要で、加入しない場合は音声対話ができない。これは、音声の意味を理解したり、それに対して反応するといった機能がクラウドサーバーを経由して実現されているため。そのため、加入していないと背面のディスプレイを使った操作が必要となり、いわゆる“RoBoHoN”らしい機能が利用できなくなる。また、加入にはクレジットカードが必要。
このココロプランに加え、モバイル通信サービスも任意で利用可能。保守パックも用意する。モバイル通信サービスはシャープがMVNO事業者として提供するもので、価格は「『ロボホン』と会話を楽しむプラン(1GB)」がデータSIMで月額650円、音声通話も可能なSIMは1,350円。「『ロボホン』ともっと楽しむプラン(3GB)」がデータSIM月額950円、音声通話SIM 1,650円、「『ロボホン』ともっともっと楽しむプラン(5GB)」がデータSIM月額1,580円、音声通話SIM 2,280円。
保守パックは、RoBoHoNが故障した際に修理料金を割引するもので、「(コミュニケーションしていく事で)長い間使いたいという気持ちになっていただけると思う。その際に、
安心して使っていただくための“RoBoHoNの健康保険のようなサービス”」だという。「ケアプラン50」は月額990円で、修理料金が購入後5年間50%割引、破損、消耗部品交換時の修理料金が50%割引。「ケアプラン70」は月額1,650円で、前述の割引が70%となる。
カメラやプロジェクタも搭載
カメラは800万画素のCMOSで、HD動画撮影にも対応するほか、音声対話型のUIで、ロボホンをカメラマンとしてリモートでシャッター操作を行なわせることも可能。ユーザーの顔を認識して、ユーザーをフレームに入れた状態で記念撮影をしてもらう事もできる。
さらに、頭部に小型プロジェクタも内蔵しており、写真や映像、地図などを壁や机などに投影することもできる。デバイスはレーザーで、解像度は1,280×720ドット。前述のカメラ撮影をお願いすると、撮影後にプロジェクタで床に投写してくれ、「正面に写して」などと話しかけると、壁に投写してくれる。
電話帳に登録している人の顔をRoBoHoNが見つけると、名前を呼びかけて写真を撮ってくれる「パーティーモード」や、旅先などで立ち止った時に、風景を自動で撮影してくれる「散策モード」も搭載する。
音声対話で様々な操作が可能。メール着信時に「○○さんからメールだよ」と音声通知を行ない、メール本文の読み上げや、返信なども可能。「○○さんに電話して」と話しかけて発信し、ハンズフリーで通話。相手の声に合わせて、ロボホンが動く。
開発プラットフォームはAndroid 5.0。ただし、インストールできるのはRoBoHoN専用アプリのみで、一般のスマートフォン向けAndroidアプリは利用できない。専用アプリは6月末以降随時追加予定。開発者向けのWebページも用意するが、アプリ開発用のSDKを一般に公開するかは検討中だという。
14日に行なわれた発表会では、パートナー企業が手がけたアプリのデモも実施。DLEが開発した釣りゲーム「ロボ釣り」、JapanTaxiが開発した対話でタクシーが呼べる「タクシー」アプリ、レシピを読み上げてくれるオージス総研の「レシピ」、おすすめのレストランを検索し、情報を読み上げるリクルートの「グルメ検索」、キュービックが開発、RoBoHoNがクイズを出してくれる「クイズ」アプリが紹介された。
メモリは2GB、ストレージメモリは16GB。CPUはQualcomm Snapdragon 400(1.2GHz/クアッドコア)を採用。背面のタッチパネル液晶は2型/320×240ドットで、音声対話だけでなく、タッチ操作も行なえる。
9軸(加速度3軸、地磁気3軸、ジャイロ3軸)センサーや照度センサーも搭載。複雑な動きを実現するため、13箇所の関節が駆動でき、二足歩行やダンスも可能。バッテリは1,700mAh。実使用時間は1日以上。充電所要時間は約155分。
別売のオプション品として、キャリングケースや卓上ホルダも商品化される。価格は、首から下げられるキャリングケース「SR-CA01」が9,800円、卓上ホルダ「SR-DH01」が2,600円。巾着タイプのキャリングケース「SR-CA03」が2,800円。
「スマホとRoBoHoNの2台持ちから、いつの日かRoBoHoNのみへ」
RoBoHoNは、シャープが従来から取り組んでいる「ココロプロジェクト」から生まれた製品。機能だけの製品ではなく、“知性と愛着”により、人間に寄り添う機器の開発をテーマとしており、IoTとAIを組み合わせた「AIoT」というジャンルに位置づけられている。
また、RoBoHoNはハードウェアだけで完結しているのではなく、通信機能を備え、クラウドを活用して学習し、ユーザーに最適化し、成長していく事が最大の特徴。進化するロボットであり、同時に、クラウドを経由する事で様々な企業がRoBoHoN向けのサービスに参入できるプラットフォーム的な役割も備えている。
代表取締役 兼 専務執行役員 コンシューマーエレクトロニクスカンパニーの長谷川祥典社長は、昨年のRoBoHoN発表以降、「サービス提供に協力してくれる企業がどんどん増えている。サービスに対応したアプリを定期的に供給する事で、RoBoHoNはどんどん進化していく」と、その可能性をアピール。今後は海外での発売も検討していくという。
なお、シャープは鴻海から3,888億円の出資を受け、鴻海傘下での再建を目指しているが、鴻海側からは「ロボット事業は難しいものだが、しっかりやって欲しい」というコメントがあったという。生産や海外での販売などで鴻海と協力するかどうかなど、具体的な連携については「まだそういう話は一切ない」という。
開発責任者である、コンシューマーエレクトロニクスカンパニー 通信システム事業本部 コミュニケーションロボット事業推進センター 商品企画部の景井美帆チームリーダーは、「スマートフォンの開発で培った技術をギュッと詰め込んだ商品がRoBoHoN。ユーザーインターフェイスにもノウハウが活かされており、対話する事でユーザーの思考やプロフィールを取得し、よりユーザーに寄り添った進化をしていく」と説明。
基本設計や動作プログラム、デザインを担当した東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授で、ロボ・ガレージ代表取締役のロボットクリエイター高橋智隆氏は、RoBoHoNを「初代iPhone以来のイノベーションではないか」と表現。
さらに高橋氏は「プロジェクトは3年前にスタートし、ロボットとスマートフォン、両方の難しさを感じながら開発してきた。ロボットの開発には広範な技術が必要で、販売やアフターサービスも難しい。ベンチャーやクラウドファンディング、ハッカソンなど小さな企業や個人がアイデアを出し合って商品を作る手法も存在するが、ロボットではプロジェクトの規模がどうしても必要となる」と、ロボットビジネスの難しさを説明。
その上で、「RoBoHoNという、こんなにもチャレンジングな製品を大企業にも関わらずやってしまうのがシャープさん。企業として困難な時期にあっても、寝食を忘れてRoBoHoNを開発したメンバーにとても感謝している。ここまでこれたのも、開発メンバーがRoBoHoNのファンになってしまったからだと思う。開発し続けてくれたシャープさんには、“ありがとう”と言いたい」。
「今までのロボットに足りなかったのは、十分な性能。しかし、通信という知性を搭載する事で、知識をその都度通信で取り寄せる事が可能になる。一方で、完成されたスマートフォンには将来性やこれからの大きな変化が望めず、また、これだけ肌身離さず持ち歩いているのにスマホに対する愛が足りないのではと思う事になる。RoBoHoNは愛着が湧くもの。愛着の先に新たしい機能やニーズが生まれてくるだろう。かつてガラケーとスマホを2台持ちし、今はスマホだけになったように、スマホとRoBoHoNの2台持ちになり、いつの日かRoBoHoNのみという世界になる。そのためには世界に通用するチカラが必要。新体制になるシャープさんに、世界に広めていただき、その大きなチカラになればと期待している」と語った。
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