イギリスの歴史上の人物で伝説となったり神と崇められた男たちがいました。いずれもイギリスでは時代の流れが大きく変わる時期に登場し当時の人々に支持された王たちです。その王たちは、どうして伝説化・神格化されたのか?お話しいたします。
アーサー王の謎の伝説
5世紀のイギリスはブリトン人が住む国で、現在のドイツからやってきたアングロサクソン人の侵略に立ち向かっていたんだよ。そこに現れたのが一人のブリトン人の戦士。戦うところ敵なしの連戦連勝でアングロサクソンを追い払ったんだ。
そんな強い人物がイギリスにいたんですね!その人物は誰なんですか?
歴史書では名前もはっきりしないようなんだけど、アーサー王と言われているんだ。
実在は王ではなく一戦士と言われており、後にさまざまな話が加わってアーサー王伝説となったようだよ。
アーサー王が王ではなくて一戦士だったなんて夢がなくなったようでがっかりだなあ。
アーサー王については様々な所にいろいろな説があり、それを見聞きして想像を膨らませると夢が広がりより楽しいぞ。
そうですね!
八つ裂きにされて神格化した王
この題ちょっとこわいです~
9世紀の事であった。イギリスはアングロサクソン七国がウェールズとスコットランドを除く一帯を支配していた。しかし、北からきたバイキングに攻め込まれ国を乗っ取られる危機に瀕していたのであった。
その口調なんか脅かしてないですか、、、、、
そこに登場したのが七国のなかのイースト・アングリアのエドモンド王。エドモンド王はバイキングと果敢に戦ったが・・・・敗北し捕らえられなぶり殺しにあい首もはねられてしまった。
ひえ~っ、、、、
家来たちがエドモンドを発見した時には首と胴体がべつべつになった無残な姿となっていた。
・・・・・・・・・、、、、、
ところが家来たちが首と胴体を合わせたところ、ぴったりとひっついてしまった。これは奇跡が起こった!と教会もエドモンド王を殉職者として聖エドモンドとしたんだ。アングロ・サクソン戦士たちは聖エドモンドを神として信仰し、バイキングと戦うために神秘的な力を得ようとしたんだ。
それで、戦士たちはバイキングに勝ったのですか?
聖エドモンドの神の加護を信じた兵士たちは一致団結し、つぎつぎとバイキングとの戦いに打ち勝ち再びアングロ・サクソンがイングランドの全土を支配するようになったんだ。
王のゴーストがでるらしい
アングロサクソンがイングランドを支配するようになってからも何度かヴァイキングから攻められていたんだ。そこに出現したのが、イングランドのハロルド王。バイキングを完全に打ちのめし、歴史的な勝利をえたんだ。
しかし、
しかし・・・
そのすきをついて、フランスからギョーム二世率いるノルマン軍が、勝利の歓喜によっているアングロサクソン軍に襲いかかったんだよ。バイキングとの戦いの疲れ切っていたアングロサクソン軍はそれでも勇敢に戦い一進一退の攻防が続いたんだ。
しかしとうとう力尽きハロルドは流れ矢に目を撃ち抜かれ戦死し、イギリスはノルマン人に占領されてしまったんだ。
このハロルド、出るらしいよ・・・
出るって何がですか?
幽霊が!!
ゆ、ゆ・う・れ・いっ・・・
戦いがあったヘイスティングスの修道院で哀し気にうろうろと歩いた後に古戦場のほうに向かっていくらしい
昼間でも・・・
ひぇ~もうやめてください~
このハロルド王は人気が高く、ノルマン軍の圧政に苦しむ人々はハロルド王は戦場から脱出して、我らアングロサクソンを救うためにきっとよみがえってくるという伝説がうまれたそうです。
脱出して生きている!という伝説は織田信長や源義経みたいですね~
今回話した三人はみんなゴーストになってでるらしいよ~ふっふっふ
僕は偉大な英雄のゴーストなら会ってみたいけどね。
まとめ
ブリトン人のアーサー王はアングロサクソンとの戦いで英雄となり伝説化し
アングロサクソン人のエドモンド王はバイキングとの戦いで殉職し神格化され
バイキングの血が入ったアングロサクソン人のハロルドはノルマン人との戦いで戦死しゴースト伝説化しました。
美化される部分はあるかもしれませんが、伝説化や神格化されることにより
当時の人々にとっては生きるために大きな勇気を得られる必要不可欠な人物像であったと言えます。
最後まで読んでくださり有難うございました。
<キャスト>
課長
部下
部下の先輩
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【当日の内容】
<ライブパフォーマンス>
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