ほとんどの車輪が脱線 非常に強い揺れが原因か
地震の影響で回送中の九州新幹線が脱線した事故を受けて、国の運輸安全委員会が15日現地調査を行い、調査官は「非常に強い揺れによって脱線したのではないかと推測される」と述べました。
14日午後9時半ごろ、熊本駅から車両基地に向けて回送中だった九州新幹線の列車が地震の影響で、6両編成のすべての車両で脱線する事故が起きました。回送中のため乗客はおらず、乗務員にもけがはありませんでした。
事故を受けて、国の運輸安全委員会の調査官3人が、15日午前11時すぎ、事故の状況を調べるため現場に入りました。調査官たちは、線路に残る脱線の痕跡や車両の損傷の状況を調べたり、乗務員への聞き取りを行ったということです。
運輸安全委員会の長田実鉄道事故調査官は、15日の調査のあとで、「ほとんどの車輪が左右バラバラな方向に脱線していて、非常に強い揺れによって脱線したと推測される。余震が続いていて、車両の内部などを調べることができないので、今後は揺れのデータなどを精査して詳しく調査したい」と話していました。
九州新幹線は全線で運転できない状態が続いていて、JR九州は余震の状況を見ながらできるだけ早く復旧作業に取りかかりたいとしています。
事故を受けて、国の運輸安全委員会の調査官3人が、15日午前11時すぎ、事故の状況を調べるため現場に入りました。調査官たちは、線路に残る脱線の痕跡や車両の損傷の状況を調べたり、乗務員への聞き取りを行ったということです。
運輸安全委員会の長田実鉄道事故調査官は、15日の調査のあとで、「ほとんどの車輪が左右バラバラな方向に脱線していて、非常に強い揺れによって脱線したと推測される。余震が続いていて、車両の内部などを調べることができないので、今後は揺れのデータなどを精査して詳しく調査したい」と話していました。
九州新幹線は全線で運転できない状態が続いていて、JR九州は余震の状況を見ながらできるだけ早く復旧作業に取りかかりたいとしています。