3月30日にスタートするNHKの新ニュース番組「ニュース シブ5時」のキャスターを、寺門亜衣子アナウンサーと松尾剛アナウンサーが務めることが4日、発表された。同日に東京・渋谷のNHK放送センターで開かれた「新キャスター記者会見」に登場した寺門アナは、昨年の同会見で“打倒・有働(由美子)さん”と宣言したことに触れ、「1年たって今思うのは、私も新番組も第二の有働さんを目指しても決してそこにはたどりつけない。時間がかかってもオンリーワンを目指したい」と抱負を語った。
寺門アナは、1985年生まれで茨城県出身。2008年にNHKに入局。山形、札幌局を経て東京アナウンス室勤務となり、13年4月から情報番組「あさイチ」のリポーターを担当。同番組のキャスターを務める先輩・有働アナにもツッコミを入れる「強気の後輩」キャラとして注目されたが、その後、14年4月から朝の情報番組「おはよう日本」の平日キャスターに起用された際には会見で「“打倒・あさイチ、打倒・有働さん”といえるくらい頑張っていきたい」と強気のコメントをしていた。
「ニュース シブ5時」は、忙しい夕方に1日にあった主要なニュースをコンパクトに伝えるとともに、視聴者の「知りたい」に答える情報コーナーも設ける。月〜金曜午後5時放送。
寺門アナは「“夕方のあさイチ”と局内でいわれることもありますが、新しい挑戦をするからには新しいジャンルを確立したい」と意気込み。同じくキャスターを務める松尾アナは、「サタデースポーツ」のキャスターを4年にわたって務め、過去には「おはよう日本」キャスターを担当するなどニュースキャスターとしても経験豊富だが、「これまで『サタデースポーツ』で山岸舞彩さん、杉浦友紀アナと一緒に組んできたが、そこからの(流れで)寺門。今NHKは大きな転換期を迎えている」と語って笑いを誘った。
出典: mainichi.jp