東北地方太平洋沖地震全難聴対策本部

阪神大震災を超える超大型地震の難聴者等支援情報提供

【報告】27年9月関東・東北豪雨被害について

2016-03-10 01:50:43 | 難聴者被災情報
 平成27年9月の台風18号に伴う豪雨被害について、全難聴では9月10日以降、特別警報の出た栃木、茨城、宮城地域の3協会に連絡をとりました。
 そのうち、栃木県中途失聴・難聴者協会、茨城県中途失聴・難聴者協会(茨城難聴)では、難聴の会員に避難行動があったと報告を受けました。その他家屋や財産に浸水被害があった会員が複数確認されています。情報文化部では地域協会との連絡対応にあたりました。
 特に被害の大きかった茨城県常総市では、会員2名の被災を確認。1名は河川近くに住んでおり、11日に木造2階建て住宅の1階床上1・2mが倉庫2棟と併せ浸水。12日に家に入れたが、1階は泥水などで散乱し、車や電気製品等に多大な被害。電気、水道も止まっており、8日間避難所生活を強いられました。会員は一人暮らしで、近隣もすべて被災しました。
 茨城難聴では12日朝に被災者本人からのメール連絡を受け、ご家族とも相談し、茨城県要約筆記者協会とNPO法人全国要約筆記者問題研究会茨城支部にも協力を求めました。浸水家屋の片付けは交通手段も限られ、難儀しましたが、被災者のご家族、協会役員、要約筆記団体の会員で自宅片付け支援を行ってきました。
 人工内耳の充電池やアダプター類、予備の補聴器が汚損し使えなくなったが、19日から2階で生活できるようになったそうです。
 この間、部では全難聴としてできる支援活動があるか、茨城難聴の事務局と情報共有しながら探っていました。被災地に入ることは、現地の支援活動の障害になる恐れもあり、慎重さが求められます。
 一方、現地近くの会員が支援活動に動いていることに、強い敬意と賞賛の念をお送りしたいと思います。茨城協会では、全難聴福祉大会(うどん県)等でも義援金募集等、支援活動をしています。

機関紙170号に掲載したもの。こちらにも紹介しておきます。
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【障害者の被災】焦点/岩手、宮城、福島3県 障害者1655人犠牲

2012-10-07 01:31:44 | 難聴者被災情報
焦点/岩手、宮城、福島3県 障害者1655人犠牲(9月24日記事)
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120924t73030.htm
岩手、宮城、福島3県で障害者手帳所持者1655人が東日本大震災の犠牲となったことが、各県の調査などで分かった。障害者手帳の所持者全体に占める死亡率は1.5%で、全住民の死亡率(0.8%)の2倍近くに及んだ。災害時に障害者を社会でどう支えるのか、重い課題が浮き彫りになった。

◎手帳所持者死亡率1.5%、全住民の2倍
<宮城最多1103人>
3県の7日までの調査を基に集計した。障害者手帳所持者が犠牲になったのは沿岸37市町村のうち31市町村。死亡率は家屋倒壊や津波など震災が直接要因となった人数から算出。福島県の全住民の死亡率は、直接死と震災関連死を合わせた人数を基にした。
県別の手帳所持者の犠牲者数は、宮城が1103人と突出し、岩手は436人、福島は116人。死亡率は岩手が3.3%(全住民死亡率2.2%)で、宮城1.6%(同0.6%)、福島0.4%(同0.5%)だった。
被害の大きかった宮城を障害別にみると、肢体不自由519人、聴覚障害75人、視覚障害69人など身体障害が県全体の約9割を占めた。知的障害は62人、精神障害は65人だった。
(サイトから引用)
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今後の検討につながる貴重なデータです。
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【被災】東日本大震災、聴覚・視覚障害者の死亡率は2倍 避難所でも大きなハンディ

2012-05-15 13:21:36 | 難聴者被災情報

東日本大震災、聴覚・視覚障害者の死亡率は2倍 避難所でも大きなハンディ負う
http://www.j-cast.com/2012/05/13131634.html
2011年3月の東日本大震災下の聴覚・視覚障害者の困惑ぶりが12年4月21日、東京で開かれた医療・福祉関係者の交流会で語られた。
財団法人全日本ろうあ連盟事務局長の久松三二さんは救援活動に取り組んだ。NGO団体などは、岩手、宮城、福島3県の聴覚障害者1671人の安否を調べ、17人 (1%) の死亡を確認した。一方、NHK調査によると、3県には聴覚障害者が3753人おり、2%の75人が犠牲になっていたとわかった。安否確認や支援活動では個人情報保護法が支障になった。聴覚障害者の死亡率は健常者を含めた全体の死亡率の2倍だった。

最大の情報源であるテレビでは、字幕や手話通訳が重要だ。日本のテレビでは総放送時間の4割強に字幕が出るが、くわしく内容を追える手話通訳付きはNHK教育放送が2%ほどで、他はほとんどなく、「努力目標」にすらなっていない。久松さんは手話通訳の必要性をこんこんと訴えた。
視覚障害者の支援団体・神戸アイライト協会会長の新阜義弘さんは「移動と情報の不自由」を訴えた。視覚障害者は慣れない場所では動けず、とくに避難所でのトイレは、後の処理をだれかに頼まざるをえず、苦労した。
(サイトから引用)
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75人という数字は初耳です。ううむ。
沿岸部に限定すればもっと割合が高くなるのでは。
補聴器をつけたまま亡くなっていた方もいたことが、各県警察の報告でわかっています。
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【災害情報】5月6日茨城県つくば市北条等で起きた竜巻災害の件 茨難協のサイト

2012-05-07 12:53:07 | 難聴者被災情報
NPO法人茨城県中途失聴・難聴者協会
http://8703.teacup.com/ibanan/bbs

茨城県つくば市北条等で大きな被害があった竜巻と見られる災害の件、NPO法人茨城県中途失聴・難聴者協会ホームページ掲示板で、ニュース等から詳細をまとめています。

竜巻について 投稿者:茨難聴事務局長 投稿日:2012年 5月 7日(月)06時36分36秒
竜巻・停電、全国のニュース 投稿者:管理人ととろ 投稿日:2012年 5月 6日(日)18時40分59秒
茨城県ニュース(NHKニュースより) 投稿者:管理人ととろ 投稿日:2012年 5月 6日(日)18時22分51秒
つくば市竜巻、大丈夫ですか? 投稿者:管理人ととろ 投稿日:2012年 5月 6日(日)18時20分20秒
(サイトから引用 情報元:ととろ様)
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難聴者の会員には被害はなかったようですが、高齢で聞こえにくい方や関係者もおそらくいたはずです。
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【災害】沿岸部 身障者の4%、震災死(宮城県)

2012-04-18 12:34:49 | 難聴者被災情報
沿岸部 身障者の4%、震災死(宮城県)
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001204170001
東日本大震災で被災した県内の沿岸自治体で、身体障害者手帳を持つ住民の4%が死亡していたことが分かった。住民全体の亡くなった割合の1・4%より3倍ほど高い。身体障害者にとっては、避難がより難しかったためとみられる。
県が身体、知的、精神の各障害者手帳を持つ住民のうち、震災で死亡した人数(2月末現在)を全市町村に問い合わせた。沿岸15市町では、障害者の死者数を把握していない仙台市と亘理町を除く13市町から回答があった。
震災から間もない昨年3月末時点で、13市町の身体障害者手帳保持者数は2万3054人。この4%が震災で亡くなっていたことになる。同様に知的障害者の死者数の割合は1・4%。精神障害者の場合は2・8%で、身体障害者が亡くなった割合の高さが目立つ。
これに対し、昨年2月末の13市町の住民基本台帳に基づく人口と県が今月6日時点でまとめた震災の全死者数を比べると、死者の割合は1・4%だった。
■日本身体障害者団体連合会の森祐司常務理事の話■
 行政は、障害の種類や程度に応じたきめ細かい避難支援計画を作り、必要な情報を支援団体や地域に提供してほしい。障害者や支援団体も加わる地域の防災訓練を重ね、どこにどのような助けを必要とする障害者がいるのか、情報を共有する必要がある。こうした情報は、避難後の支援にもつなげられる。
(サイトから引用)
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福島でも倍以上、と言われていましたが、やっとデータで実態が明らかになってきました。
障害種別もわかるでしょうか?知りたいものです。
写真は昨年4月2日、南三陸町で撮影。(オガワ)
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【NHK】命救った防災無線 全音声見つかる

2012-03-14 12:44:30 | 難聴者被災情報

命救った防災無線 全音声見つかる

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120309/t10013614681000.html

宮城県南三陸町で、震災発生の際、住民に避難を呼びかけ、多くの命を救った防災無線の音声が完全な形で残っていることが分かりました。

NHKが入手した音声は、津波で職員や住民、合わせて41人が亡くなった南三陸町の防災対策庁舎から発信された、およそ30分の防災無線の放送をすべて収録したものです。

地震発生の直後から放送が始まり、サイレンに続いて、危機管理課の職員だった遠藤未希さんが「震度6弱の地震を観測しました。津波が予想されますので、高台へ避難して下さい」と呼びかけていました。

周囲にいた人の声も収録されていて、大津波警報が出たあと、津波の高さについて「最大6メートルを入れて」と指示され、未希さんは、6メートルという情報と「急いで」とか「直ちに」という言葉を呼びかけに付け加えていました。

音声は、なおも放送を続けようとする未希さんの声を遮るように「上へあがっぺ、未希ちゃん、あがっぺ」という周囲の制止のことばで終わっていました。

この音声を初めて聞いた未希さんの母親の遠藤美恵子さんは「この放送を聞いて、本当に頑張ったんだと分かりました。本当にご苦労さまというしかないです」と話していました。

(サイトから引用 オガワ)

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【震災】被災地人口6万5千人減 45市町村、8割は30代以下

2012-01-10 12:34:33 | 難聴者被災情報

 

被災地人口6万5千人減 45市町村、8割は30代以下

http://www.asahi.com/national/update/0109/TKY201201090421.html

東日本大震災後、岩手、宮城、福島の3県の沿岸部と原発事故の避難が続く計45市町村の人口減が6万5千人に達したことが分かった。うち8割近い4万9千人を30代以下の世代が占めた。将来推計人口の2020年の水準まで若年層の流出が進んだ地域もある。震災後10カ月がたっても雇用の回復が遅れているためとみられ、被災地の再生にも深刻な影響を与えそうだ。

岩手、宮城両県の沿岸27市町村、福島県の警戒区域と周辺の18市町村、計45市町村について、住民票に基づく人口を昨年3月と同12月で世代別に分析した。

(サイトから引用)

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震災による死者も含まれています。(小川)

 

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【津波】世界一残酷だった“引き波”と“滝つぼ現象”の破壊力

2011-12-06 12:48:25 | 難聴者被災情報

 

世界一残酷だった“引き波”と“滝つぼ現象”の破壊力

被災地を見た地震学者が語る津波から生き延びる方法

http://diamond.jp/articles/-/15069

女川町で驚いたのが、がれきの実態だった。その大半が家や建物などの屋根や柱、家具だったが、形が崩れ、原型がわからない。まさに「がれき」だと感じたという。

「奥尻島にも十数回行ったが、今回ほどに建物は粉々に潰されていなかった。想像を越える破壊力であり、人の体にこの力が加わればどうなるかは、おおよそ察しがつく」

 

都司氏は、避難所のあり方にも問題を提起している。いずれも現地を歩いて確認したものであり、説得力がある。そして避難所を選ぶ際には、少なくとも次のような条件を満たすことが必要と説く。

「標高15メートル以上のところにある建物で、その中から外の状況、特に津波が来る方向を一望できること。そこから、さらに高い位置の避難所に移動がスムーズにできること。これらは少なくとも要件といえる」

さらに東北や北海道の場合は冬の寒さに耐え得るだけの体制、つまり、石油ストーブ、燃料、毛布、食料、水などを整えるべきだ。特にその地域の住民が多数避難してきても、1週間前後は対応できるくらいの体制にはするべきだろう。

(サイトから引用)

--

津波が見えてからではほとんどできることはありませんが、こういう情報を持っていることが、日頃から防災力を高めることにつながるでしょうね!

写真は10月17日、女川町立病院の高台から港方面。ビルが何棟もなぎ倒され、周囲のがれきは撤去されても建物は手つかずになっていました。

 

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岩手県聴覚障害者協会高橋副会長の報告 東聴連大会で。

2011-11-14 01:05:48 | 難聴者被災情報

本日の東京都聴覚障害者連盟の大会は、東日本大震災支援企画で、岩手県、宮城県、福島県の代表によるトークでした。

東日本大震災で、岩手県聴覚障害車協会の会員の亡くなった方は3名と聞いていましたがその実際を高橋副会長から聞くことが出来ました。

 

岩手県の鵜住居(うのすまい)地域ではいつもろうあ者も含めて住民は鵜住居防災センターに避難する訓練をしていたそうです。

3月11日の直前の3月3日にも三陸大地震のあった日なので避難訓練が行われていました。ここは海から1.5kmでもっと高台に避難所があったそうですが高齢者はそんなに遠くまでいけず、このセンターに避難していたということです。

 

3月11日、地震発生と同時にろうあ者もみなこの鵜住居防災センターに避難しました。避難した住民は200人くらいもいたということです。2階に避難した人も水と天井の隙間で息をしていたそうですが大津波が3回も4回も襲ってきて、このセンターに避難した人がほとんど亡くなってしまったそうです。その中にろうあ者3人がいました。

2人の遺体は見つかったがもう一人の方は行方不明のまま。

 

高岡

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【被災】栃木県小山市 修理が進まない家

2011-08-15 09:49:56 | 難聴者被災情報

栃木県小山市にあるオガワ実家。築100年の旧家ですが、3月11日の震災当時は震度5強。写真のように壁の漆喰がはがれたり、屋根の瓦がゆがんだりしています。

左官屋さんに修理を頼んでいるそうですが、この震災でどこも人手不足、なかなか来てもらえず、5ヵ月たったいまでも放置されたままになっています。栃木県周辺の職人さんも、特に被害の大きかった岩手、宮城、福島の被災地に大勢かり出されているそうです。

幸い、生活にすぐに大きな支障が出るほどではないのですが、大雨が来たら大変です。被災地の皆さんのことを思えば、仕方ないのかもしれませんが。早く安心して暮らせるようにしてほしいものです。

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松本理事長らと再会。

2011-04-02 09:20:37 | 難聴者被災情報

プラスボイスの事務所に宮城難聴災害対策宮城本部のメンバーが集まリました。

松本理事長、松崎副理事長、菅井事務局長、村田対策本部事務局長。

高岡、佐野、瀬谷、小川、三宅理事長

三浦社長。

協議を始めます。


高岡

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現地に到着。8時45分。

2011-04-02 09:01:22 | 難聴者被災情報
今日の行動の拠点のプラスヴォイス社に到着しました。
三浦社長が迎えに来てくれました。
瀬谷理事も駆けつけてきました。

事務所で村田宮城県難聴者協会対策本部事務局長に再会しました。
9時集合になっています。

あさ7時頃、吾妻SAで岩手県樋下理事長夫人から電話があり、現在地を伝え、本日の協議を踏まえて明日訪問の予定を説明しました。

高岡


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吾妻SAで燃料補給。

2011-04-02 07:01:15 | 難聴者被災情報

15分ほど並んでGSが開くのをまって、燃料を補給。
45lくらい。6120円。
仙台市に向かう。あと40分くらい。

車両の後ろには耳マークが貼ってある。
聞こえのお困りアンケートののぼりを積んでいるので現地に掲げたい。避難所調査や支援にも使える。

高岡
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仙台市まであと1時間ちょっと

2011-04-02 00:08:48 | 難聴者被災情報

福島県の安達太良PAで休息。車内は膝が伸ばせないので痛い。後市内まで1時間ちょっと。

プラスボイスの三浦社長からツイッターが入る。

高岡
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全難聴災害対策本部、全要研と現地に出発

2011-04-01 20:47:08 | 難聴者被災情報
全難聴は高岡対策本部長、佐野対策本部事務局長、小川対策本部事務局次長に全要研三宅理事長で、被災地のお見舞いと被災調査に行くことに決定しました。

事務所では、結団式を行い黙祷をしてから、今回の目的やスケジュール等を確認しました。
今夜20時過ぎ、事務所を出発しました。

訪問団は、2日朝、宮城県仙台市中途失聴・難聴者協会震災対策本部、プラスボイス社に集まり、状況の確認等を行う予定です。3日は福島県、岩手県に行く予定です。

最終的には、現地の情報を収集して、決定します。

高岡


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最新情報

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