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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

頭をフル回転させるための言葉を5個選んでみた

ライフハック

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こんにちは、Shinです。仕事でも勉強でも、成果は「実力×発揮率」で規定されます。

めちゃくちゃに頭が良い人だって、心配事があったり体調が悪かったりしたらその分発揮率が下がり、頭はそんなによくないけどコンディションが最高状態の人に負けることだって有り得ます。つまり、凡人のぼくたちでも、コンディションを常に最高の状態に保つことができれば彼らに勝てるかもしれません。

もちろん体調を整えたり心配事をない状態にするのも大事なのですが、今日は「どうやって頭をフル回転状態に持っていくか」というところにフォーカスして話します。

フル回転させるには言葉が必要

ぼくは、頭の回転状況によって大分パフォーマンスが変わってきます。何にも集中できていないときは本当にゴミみたいなアウトプットしか出ないし、集中できているときは短時間でも相当進みがよくなったりします。

なんとか意識的に後者の状況に持っていけないかなーと考えたときに、一番手軽で効果がある方法は「言葉」であることに気がつきました。なんとなく「うーん、どうしよっかなー」だけでは頭は働かないですが、あるワードを自分自身に投げかけ続けると、自動的に頭の回転が上がっていくのです。今日はその言葉たちを紹介します。

具体的には?

ぼくが考えを明確にするためによく使うワードNo1がコレです。頭の回転が悪いときって、なんかふわふわしたことを考え続けてるんですよね。ふわふわした抽象的なことを考えることも大事なのですが、いつまでもそれをやっていても埒があきません。

例えばですが、「クライアントの市場参入戦略ってどうすればいいんだろー」とぼんやり考え続けていても、まともな答えが出る気はしないですよね。それを一気に具体レベルに落とすために、「具体的には?」と問いかけてみましょう。

  • クライアントが目指す具体的なゴールは?
  • そのゴールを達成するためになぜ市場参入戦略が必要なのか?既存市場では戦えないのか?
  • そもそもクライアントが今いる市場とは具体的になんなのか?
  • 市場参入戦略とは具体的に何か?

などなど。そうするとどんどん考えるべき問いが増えていって、頭の回転も増します。

なんでそういえるの?

コンサル鉄板の質問、「なんで?」です。この問いかけに詰まるようだと、いつまでたっても新人の枠を抜け出せません。人って本当にてきとーなもので、自分の行動や思考に理由をつける習慣なんてないんです。「なんでそうした?」と聞かれても、「え、なんとなく」というのが自然です。

しかし、仕事という場においてはそれでは全然ダメなのです。自分が考えたこと、実行したことに対して明確な理由がなければ誰も納得しませんし、ついてきません。また、理由がわからずに意思決定したら、誰よりも自分自身が一番不安に思います。不安ほど頭の回転を鈍らせる要素はないので、ぜひ徹底的に理由を問いかけてみましょう。

  • なぜ自分は就職活動をする必要があるのか?
  • なぜ金を稼ぐ必要があるのか?
  • なぜ異性からモテたいと思うのか?
  • なぜ周りの人から認められたいと思うのか?
  • なぜ海外に留学したいと思うのか?
  • なぜブログを書こうと思うのか?

などなど。理由が明確にならないものはそもそも続きませんから、それをチェックすることもできますね。

理想は?

行き詰ったときには理想の状態を考えることも大事です。なんとなくうまくいかないなー、なんとかしたいなーでは何も進まないので、いったん理想的な状況を考えてみましょう。それから、さらに「具体的に何をすればいい?」と問いかけていけば、目的も手段も明確になっていきます。

  • 最終的にこのプロジェクトはどうなっていることが理想?
  • クライアントが達成すべき理想の収益構造とは?
  • 自分が思い描いている理想のキャリアとは?
  • 自分にとっての理想の生活とはいったい何か?
  • 3ヵ月後、このブログはどうなっていることが理想か?

頭が働いてないときは、何を目指すべきかが明確になっていないことがとても多いです。理想の状態を考えてみることで目指すべきものがはっきりし、頭がどんどん回転するようになっていきます。

一言でいうと?

ブログでも提案書でもそうですが、メッセージは一言でまとめられるようなものでなくてはなりません。内容が豊富なのはすばらしいことですが、メッセージがとっちらかっていたら何にもなりません。本やレポートを読んでいるときに頭の回転数が落ちるときは、その文章のメッセージをつかめていないことが多いです。なので、一気にそのメッセージをつかむために「一言でいうと?」と問いかけてみましょう。

  • この提案書で伝えたいことを一言で言うと何だろう?
  • クライアントの要件を一言でまとめると何になるだろう?
  • この本のメッセージを一言でまとめると?

一言で言えない、ムダに長いセンテンスしか作れない場合は、そもそも理解していない可能性が大です。どんなものでも、ちゃんと理解すれば一言にまとめることができるはず。難解な文章、トピックに当たったときこそ、一言でまとめられるかどうか自問自答してみましょう。

そもそも

思考が枝葉末節にいってしまい、同じようなところをぐるぐるしているとき、よく使うのがこのワードです。当初の目的はなんだったのか、なぜそれをやっているのか、そこに一気に引き戻すためにぼくはよく使います。

  • そもそも何で英語を勉強しないといけないんだっけ?
  • そもそもコンサルタントが存在する理由って何だっけ?
  • そもそもフリーランスの定義って何だっけ?
  • そもそもクライアントはどんな強みがあるんだっけ?
  • そもそも「強み」ってどうやって定義できるんだっけ?

等々。あまりにも具体的にしすぎると、逆に話が進まなくなってしまうことがあります。そんなときに「そもそも~」と問いかけ、改めて仕切りなおすことも非常に大事です。

自分の言葉を持っておこう

どんなときに自分の頭の回転が悪くなるのか、どうすればそれを高いレベルに戻せるのか。そのための言葉を自分の中に持つことは非常に重要です。なぜならば、それがあればパフォーマンスが落ちても一気に戻すことができるからです。

今回挙げた言葉はぼくがよくつかうものなので、もしかしたらみなさんにフィットしないものもあるかもしれません。ぜひこれを機会に、「自分だったらどんな言葉を使うかな」と考えてみてはいかがでしょうか。