先月、東京・新宿区で行われたヘイトスピーチと呼ばれる民族差別的な言動のデモに抗議していた女性３人が、警備中の警察官に首を絞められるなどしてけがをしたとして、１５日、傷害の疑いで警察署に告訴状を出し受理されました。

告訴したのは、先月２７日に新宿区の路上で行われたヘイトスピーチのデモに抗議していたいずれも東京都内に住む３０代から４０代の女性３人です。
３人は、デモに抗議するため車道に出た際、警備に当たっていた警察官に首を絞められたり突き飛ばされたりしてけがをしたとして、傷害の疑いで新宿警察署に告訴状を出し受理されました。今後、捜査が進められることになります。
告訴した４０代の女性は「民族差別をあおるヘイトスピーチのデモを守っているようにしか見えず、警察には今回の告訴を考え直すきっかけとしてほしい」と話していました。