作業部会始まる　政府と沖縄県

　政府と沖縄県は１４日午前、米軍普天間飛行場（同県宜野湾市）の名護市辺野古への移設に関し、事務レベルで協議する作業部会を首相官邸で初めて開いた。福岡高裁那覇支部が示した和解条項に基づき、「円満解決」を探る枠組み。

　会合で県側は、移設工事のために設置されているブイやフロートの撤去を要請。新たな司法判断まで工事を中断している政府は前向きに検討する考えを示し、安慶田（あげだ）光男副知事は会合後、記者団に「一定の評価をしたい」と述べた。また、普天間飛行場の５年以内の運用停止について協議する負担軽減推進会議の早期開催でも一致した。【高本耕太】