インターネットが普及して、それに伴いクオリティの高いイラストを気軽に見れるようになった現在。
それを見て、イラストを描きたいと思ったら無料でイラストソフトをダウンロードできたり、5千円程度でも出せば板タブ(ペンタブレットに描いたものがパソコンに出力されるもの)が手に入る。
そのため、イラストを描くという敷居がぐっと下がった印象を受ける。
かくいう僕もその一人で、思い立ったら吉日とイラスト描き始めてから、そう間をおかずに板タブを購入した。
それから約1年間はほぼ毎日イラストを描いているわけだけど、そんな中でめちゃくちゃ役に立ったのが、pixivで無料公開されているユーザーによる講座の数々。
今回は、そんな講座の中から僕が実際に役に立った講座をご紹介。
基本中の基本に関する講座
まず、カワイイキャラを描くにしても、かっこいいキャラを描くにしても、顔のバランスがとれていなければ台無しになる。
ということで、顔のアタリについての講座。
これらに書いてあることが頭の片隅でもあるだけで、イラストが変わってくると思う。
とりあえず、顔の十字線は引く癖をつけておいた方がいい。プロのメイキング動画なんかでは、アタリもほぼなくて真っ新な状態にいきなり目を描いていったりするけど、あれは長年の経験があってこその芸当だろう。
だから、慣れないうちはイメージを固める上でもアタリをしっかりととろう。のちに修正する部分が減ることにも繋がる。
続いて、キャラクターで一番重要であろう目の塗りについて。
最初は単調な色だけで仕上げがちだと思うけど、この講座を見てもらったら分かる通り、目一つとっても様々な処理が施されている。
僕もイラストを仕上げる際は、目に関するレイヤーが少なくとも8枚以上必要になっている。
目はキャラクターの命が吹き込まれるところでもあるから、ここをしっかりと描きこむとより魅力的なキャラクターが出来上がる。
最初は講座のやり方なんかを真似して、あとから自分のオリジナルを加えていくといいだろう。
あと髪に関することも一つ。
髪も適当に描いているとまとまりがなくなってしまうから注意したい。
でも、僕はどちらかというと、色んな作品の描き方を見て、あとは数を仕上げることで覚えていったという感じ。
それでも、まだまだ良い感じの髪の表現にはたどり着いていないから精進が必要。
あと顔については横顔もあるのでこちらを。
ここはかなり詳しく横顔について描かれているので参考になる。
ただし、題名にもある通り、描ける気にはなるけどそれ相応の練習はもちろん必要!
横顔とかビシッと描けるとカッコいいんだけど、中々難しい。
体の構造に関する講座
イラストを描くとなると、顔だけ描く!という人は少ないかと思う。
それぞれに「こういうポーズをとらせたい!」という理想があるはずなので、それを描く前に少し体の構造について頭に入れておくと、「こいつ、人間じゃない(関節は曲がり過ぎ。腕長すぎ。足短すぎ。内臓どこいった?)」的な事故は少なくなるはず。
余裕ができると骨に関することも勉強しておくといいかも。
意外と良く知らない可動域のお話。
そして、体の部分で目立ちやすいのが手。
手はいくら勉強してもし足りないくらいに奥が深いと個人的に思っている。
ここが上手く描けている人は、全員がそのイラスト自体のクオリティもめちゃくちゃ高い。
最初に気合いを入れて頑張りすぎるとガス欠するかもしれないので、ここも余裕ができたら少しずつ練習をしていった方がいいかと。
その他ちょっと気になった講座
ここからは応用というか、僕が最近見た講座についてなので飛ばしてもらっても結構です。
最初の塗りはとにかく単色なんかで仕上げがちだけど、結構色んな色を使っていいんだなとこの講座が思わせてくれた。
ただ、慣れない内は色を使いすぎて逆に迷路へと迷い込み、どす黒い何か、奇抜な何かが出来上がるかもしれない。注意が必要。
続いて、背景を描こうと思うとぶち当たる問題。
一年近く経つけど、未だぼんやりにしか理解してない。やばい。
背景込で魅入るようなイラストが描けるようになりたい。
続いて、ちびキャラを描く機会があったのでその講座。
ささっとこういうキャラが描けると、4コマ漫画なんかも作りやすそう。
次は年越し前後に見たもの。
年越しのイラストはとりあえず描きたくなるのが着物。
最後に、ちょこちょこ必要になる金属のテカリについて。
必要なものをその都度取り入れて描く(まとめ)
今回はとりあえず、僕がお世話になった講座を紹介したけど、このすべてを一気に取り込む必要はないと思う。
自分が描き進めるうちにぶつかった問題。そのときにその問題を解決できる知識を習得していくというやり方で十分。
僕はそのやり方で色んな物の描き方や塗り方を覚えて来たし、これからもそのスタンスで様々な技術を自分のものにしていくつもりでいる。
で、この講座については、これからも気になるものがあったら追加していく予定なので、多くの人の役に立てれば幸いです。
そして、もっと知りたいという方は直接pixivで「講座」を検索してもらうのが一番。
800件以上の先人たちの知恵が見られるので、どんどん吸収して自分のものにしていきましょう。
最初は下手で当たり前。あとはそこからどれだけ描き続けられるかが重要だと思う。
僕も諦めずに書いていたら、これくらいには成長できた。
ネットには有益な情報がゴロゴロ落ちているので、それを上手く活用して、楽しいお絵描きライフを送りましょう!