私見
※最終更新H28/4/15
答えは明白
書きたいことを書いて、ルールの範囲内で公開する。それが意図的な相互ブックマークなどを目論んだものでなくとも、結果的に多数のブックマークを得てホットエントリー入りし、それを面白くないと思う人間が「互助会だ」などと揶揄する。
個人的には半年近く前から体験して、見てきた光景。いままでも、そしてこれからも「はてなブックマーク」という機能が現在の形を変えぬ限りはこの問題は続いていくと思われる。システムに変革がないかぎりは、これは終焉しない。
利用者の全てに不文の律を求めたところで、全員がそれを履行できるとは限らないし、「俺はルールの範囲内で好きに書いている、何が悪い」という方を止めることはできない。だってルールの範囲内なのだから。
この時点で答えは出てる。
「互助会」という手頃な武器
ところで、互助会っていつのまに「お互いの同意のもとで記事の内容に関わらずブックマークを付けあい、拡散すること」から「大衆が面白くないものをホットエントリーにあげること」に定義が変わったの?
Twitterで「拡散するためにブクマしあっこしませんか?」ってリプ飛ばしているユーザーが話題になってるけど、これは完全にアウトだよね、THE互助会。システムの悪用にほかならない。これは然るべきところに厳正に対処して頂きたいよ。こういうのが「互助会」だと思ってた。
けど、知らん間に「多数が認定すれば互助」という風潮が。いやいやまてまて、証拠ありきじゃないの?どこの警察が決めたのかしらんが、一人歩きを始めた「互助会」。それはマジョリティに都合のよい、大変手に馴染む得物として機能しているようで。お陰様で、俺の中で互助会という言葉が一気に陳腐化したわ。
システムを変えろ
「面白いって思う人の絶対数がある程度の数値にまで達しないとホットエントリに上がってきては駄目!おもしろくねえ!目障りだ!」って叫ぶユーザーがたくさんいるけど、ほんと毎度思うのはシステムを叩けってこと。あんたらの私物じゃないんだから。まさか自分の庭で起きていることだと思ってるんじゃねえだろうな。昔は良かったってぼやくのは良いけど、他所にアタックかけるのはどうなの?
システムに言及して運営に物申している書き手もいっぱいいるけど、もっと具体的に行動を起こしたらどうなの。運営にメールは送った?何らかのコンタクトはとったの?真に憂うなら署名でも集めたらどうなんよ。
互助会批判を書いている人の記事内容は「つまんねえ記事を書く人間に対する私見」に傾倒しがちな気がする。んで、最後の方に「いや、システムが悪いんだけどね」なんて形でお茶を濁す。それはいかがなものか。そこが肝心なら、システムに対する疑問を主たるテーマにして、具体的対策や自分の起こしたアクションを示し、それに続く有志を募ったらどうなの。そこに焦点を当てないから留飲を下げるための批判記事になって終わるんじゃない?
みんな好きに書きたい
誰もシステムに害悪を及ぼそうと考えて記事なんて書かないし、はてなブックマークをそこまで神格化してねえよ。好きに意見を発出したいだけ。文章を書くのが好きで、気ままに書いているやつも大勢いる。それこそ「互助会なんぞ知ったことではない」のであるよ。
恣意的にシステムを悪用して拡散を試みているわけではない「自由に意思を発信したいユーザー」まで互助会で括ろうとすることは、俺にとっては考えられない。個人の自由を縛る権利なぞ、誰にもないのよ。
誤情報の発信やシステム利用法は考える必要がある
出鱈目な情報を発して誤認識を世間に広めることは、やってはいけないこと。それに、はてなブックマークというシステムを適切に利用して、キュレーションメディアの質を落とさぬようにする努力は必要だと思っている。かつて炎上し、自省してからはこの考えは変わらない。ただ、これらも「個人」の範疇は超えないし、誰にも強制はできないと思ってる。
システムを悪用する意思がなく、自由に書きたいことを書いているユーザーを多数決の力でねじ伏せるような風潮はおかしい。「こういうしきたりだから、それから外れたお前はおかしい」なんて閉鎖的な思考だ。気に入らない記事の管理人に対して不正の証拠もなしに突然言及を飛ばして、一方的に批判するのも野蛮すぎる。
世紀末覇者伝説みてえなネット時代に親しんだユーザーばっかりじゃなくて、そういったことに耐性のない人もたくさんいる。そのような人たちに伝える手段としては、もう暴力的な形では上手くいかないんじゃないの?少なくとも俺には上手く伝わらなかったよ。
何かを変えたいなら、「俺はこう思うからお前はおかしい」じゃなくて、おかしいところを変えるために自分から変わる気概がなきゃあね...
後記
書きたいことを書けないブログなんて、ブログじゃない。
誰かから揶揄されても、気にしないで好きなことを書き続けたら良いよ。規約違反をしているわけでもないし、システムを悪用するつもりもないのであれば、平然と更新すればいいと思う。
本当に間違ったことをしているのであれば、然るべきところから然るべき措置が下されるだろうからね。措置を下すのは多数派の意見でも個人でもなく、システム管理者だから。
正確な情報の発信だとかリテラシー向上は個人に委ねられている部分だけど、ここですら、ふるいにかけて自由を縛る権利なんて誰にもない。これは神にでもなったつもりの如き不遜な発想だよ。