火星の2つのクレーター、火星に流れる水の歴史を教えてくれるかもしれない
火星の水の歴史、紐解かれつつあります...!
火星には昔から今に至るまで水があることが分かりました。NASAが公式に発表したのが去年の秋口のこと。まだまだ詳細までは分かっていませんが、どうも火星の地形の生成には水が大きく関わっているようです。
とはいってもまだまだ探査機キュリオシティが現地でできる作業量には限界があるわけで。火星について知りたいことはたくさんあっても、地球からできる調査でもない限りはなかなか進まないよね...と思ってたら「マーズ・リコネッサンス・オービター」からこの画像が届いたわけです。
こちらの画像では隕石の衝突による2つのクレーターが写っており、このクレーターが水の流れによって形成された沖積扇状地の地層をキレイに見せてくれているんです。
こちらの画像を使って研究者たちはそれぞれの層の古さを推測することができるとか。水の流れがどうやって火星の地形に影響を与えてきたか、理解する手がかりになりますね。
image by NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona
source: NASA
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)
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- アンディ・ウィアー|早川書房
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