※昨日の速報記事の加筆修正版です。
リオ五輪対戦相手決定!
リオ五輪の組み合わせ抽選会がブラジルのマラカナン競技場で行われ、日本はナイジェリア、スウェーデン、コロンビアと同じグループに入った。
各組の組み合わせは以下のとおり。
グループA:ブラジル、イラク、南アフリカ、デンマーク
グループB:日本、ナイジェリア、スウェーデン、コロンビア
グループC:メキシコ、韓国、フィジー、ドイツ
グループD:アルゼンチン、ホンジュラス、ポルトガル、アルジェリア
正直言って、微妙な組み合わせだと思う。
苦手な南米が入っているのはちょっといただけない。スウェーデンはやりやすい相手とは言えないが、今回の手倉森ジャパンはCBに逸材を揃えているため、なんとかできそうな気がする。
また、相手を考えるとオーバーエイジにはしっかりとポストプレーができる選手、中盤で組み立てができる選手が必要だ。
個人的なおすすめは中村憲剛と豊田陽平だ。後の一人は、本番までに足りないピースを見極めてからでいい。
日程は?
こちらの記事には日程に冠する記述がある。
最初の2試合が行われるマナウスは平均最高気温が33度と、他の都市に比べて5度以上高く、さらに、3戦目が行われるサルヴァドールまでの移動は約6時間を要する。厳しい気候と長距離移動という、環境面でもハードな戦いを強いられることとなった。
試合順は8月4日(日本時間5日)にナイジェリア、7日にコロンビアと、10日にスウェーデンと対戦する。準々決勝は13日、準決勝は17日、決勝と3位決定戦は20日と、五輪ではお馴染みの、2週間ちょっとの短期決戦だ。
こうして見ていくと、当然楽観視は出来ない。手倉森監督は以下のようにコメントしている。
日本にとっては良いグループに入ったと思います」とコメント。その理由を、「ここを突破できればてっぺんまで登っていけそうな可能性を感じるグループです。このグループを勝ち抜いて決勝トーナメントに行くことで、他のグループは日本に対してより警戒を強めてくるでしょう。そうなってこそメダルの可能性が見えてくると思います
(中略)
最初の3試合の対戦国は特に貴重な3カ国です。各国とも様々なカテゴリーの日本代表と因縁のあるチームですので、モチベーションは高まります日本の皆さんには是非盛上げていただきたいです」
対戦相手について。
対戦相手のナイジェリア、コロンビア、スウェーデンだが、おそらくオーバーエイジはきっちり使ってくるだろう。
ナイジェリアはアトランタ五輪の金メダル獲得国であり、フル代表はスーパーイーグルスと呼ばれるアフリカでも屈指の強豪だ。前回ロンドン五輪はアフリカ予選で敗退したが、それでもアトランタ以降ベスト8が1回、銀メダルが1回と、十分な成績を残している。つい先日フル代表デビューをしたアーセナルのアレックス・イウォビを戦うことになるのだろうか。
コロンビアは、今回大陸間プレーオフを勝ち上がってきた。フル代表はFIFAランキング4位の強豪だ。ただ、南米も今年コパ・アメリカ・センテナリオがあるので、ハメス・ロドリゲスやジャクソン・マルティネスのような一線級は投入してこないのではないか。ラダメル・ファルカオなどの招集の可能性はあるかもしれない。ファルカオはイングランドでの汚名返上したいだろうから、可能性は高いらしい。
スウェーデンはU-21欧州選手権のチャンピオンだ。欧州はこの時期EUROがあるので、基本的に五輪には力を入れてこない。だから、おそらくオーバーエイジはそんなにスーパーな選手を使ってはこないのではないか。メディアはズラタン・イブラヒモビッチがなどと言っていたが、普通に考えてEURO前に五輪に出るとは考えにくい。本人はやる気満々らしいけど…
オーバーエイジは使うべき。
と、現時点で書けることはこんなところだろうか。
各大陸予選の情報は、結果くらいしかわからないので、各チームがどんなメンバーで来るのか現時点で予想するのは流石に困難だ。
だが、一つだけ言えるのは、本気でメダルを狙うのであれば、オーバーエイジはかならず使うべきであるということだ。特に、浅野の足を活かした戦術を取るのであれば、ポストプレーに秀でた選手とゲームメーカーは必ず必要になる。
手倉森監督はどう考えているのか不明だが、とにかく頑張ってほしい。