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新製品情報シマノのMTBコンポ「XT」にDi2モデル登場  シンクロシフトを無線でカスタマイズ

2016/04/15 00:00更新

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 シマノのマウンテンバイク(MTB)用コンポーネント「XT」のDi2(電動シフト)モデルが発表された。最上位グレードの「XTR」に搭載されたフロント自動変速「シンクロシフト」を、セカンドグレードのXTにも展開するほか、変速タイミングなどを設定する「Eチューブ」システムは無線で操作できる新型に進化。本格レースからオフロード・ツーリングまで幅広い用途に対応するコンポーネントだ。

シマノ「XT Di2」のフロントディレーラー。シンクロシフトにより変速を自動で行う Photo: Kenta SAWANOシマノ「XT Di2」のフロントディレーラー。シンクロシフトにより変速を自動で行う Photo: Kenta SAWANO

フロントのギアチェンジを自動化

「XT Di2」リアディレーラー Photo: Kenta SAWANO「XT Di2」リアディレーラー Photo: Kenta SAWANO

 電動変速システムには、フロントのギアチェンジをリアディレーラーの位置と動きに合わせて自動で行うシンクロシフトを搭載。従来のフロントディレーラーのレバー操作が不要になるため、ライダーは走りに集中できる。

 また、新型のEチューブシステムにより、シンクロシフトの変速タイミング設定は、スマートフォンやタブレットから無線で操作することができる。変速レバーを押しっぱなしにした際の変速スピードの調整や、レバーに割り振るスイッチの役割も同じように設定することができる。

“クリック感”を演出

 変速を行うシフトレバーは、親指にフィットするエルゴノミックな形状。動きはショートストロークで、クリック感が大きい味付けとなっている。振動などでバイクコントロールが求められる局面でも、ライダーに“操作感”を明確に示し、ミスを防いで正確な変速を可能にする。また、ハンドルに対して垂直方向にレバーを動かすため、手や腕への負担軽減につながるという。

ジャンクションには有機ELディスプレーが兼ね備えられ、ギアやサスペンションの情報が表示される Photo : Kenta SAWANOジャンクションには有機ELディスプレーが兼ね備えられ、ギアやサスペンションの情報が表示される Photo : Kenta SAWANO
ディスプレイの裏側にはEチューブのポート口が見える Photo: Kenta SAWANOディスプレイの裏側にはEチューブのポート口が見える Photo: Kenta SAWANO

 XT Di2は7月に出荷が開始される。

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