少子化の本当の原因は婚姻数の減少
では少子化の本当の原因はなんなのだろうか?
統計を読む限り、それは婚姻数の減少です。こちらのグラフを見てください。日本の婚姻件数と婚姻率を示したグラフです。
(ソース:平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/kekka04.html)
どこかでみたグラフと似ていると思うかもしれません。
そう、先ほど見た合計特殊出生率の推移を現したグラフと、減少や増加のタイミングが酷似しているのです。
真犯人はこいつです。
少子化の原因は、婚姻数の減少です。
保育園は全く関係ない。ただ単に、若い連中が結婚しなく(できなく)なった。それだけが日本の少子化の本当の理由です。政府もそこらへんはわかっているので、街コンには言われなくとも金を出すわけです。。
しかもこのグラフは減少する初婚数と増加する再婚数という条件が加味されていません。基本的に子供を作るのは双方ともに初婚の夫婦の傾向が強いので、実際にはふたつのグラフはより相似形を描きます。データの期間が短くて恐縮ですが、再婚数の増加(つまり初婚数の相対的な減少)がわかるグラフもおまけにつけておきましょう。
それではなぜ婚姻数は減少してしまったのだろうか。
最後に少しだけそこに触れて、この論考を終わろうと思います。
婚姻数の減少の原因は、若年男性層の低収入化
一般に出産・育児の適齢期とされる15歳~34歳までの非正規雇用者数は、平成2年から平成27年の25年間で、255万人から521万人にまで倍増しました。
(ソース:厚生労働省 「非正規雇用」の現状と課題 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11650000-Shokugyouanteikyokuhakenyukiroudoutaisakubu/0000103648.pdf)
たった25年間で2倍というのは、ちょっと凄まじい変化です。これだけ急激急激と言われた少子化だって、40年かけてやっと合計特殊出生率が30%程度減少しただけであることを考えると、経済のダイナミズムを感じさせてくれるグラフとも言えるでしょう。
労働者の非正規化が進行した結果、当然のことながら20代30代においては中間層が激減し、貧困層が増大しました。
(ソース:内閣府 少子化対策の現状と課題 http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2013/25webhonpen/html/b1_s1-1.html)
若年層の低収入化、特に男性若年層の低収入化は、婚姻率を引き下げます。
以下のグラフを見てください。内閣府の調査では、年収300万円未満の30代男性の婚姻率が9.3%だったのに対して、年収600万円以上の代男性では37.6%もの婚姻率を記録しました。
(ソース:内閣府 結婚、出産、子育てをめぐる状況 http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2012/24webhonpen/html/b1_s2_1_4.html)
男性においては、収入と婚姻率は強く相関します。
少子化問題の本当の「犯人」は間違いなくこいつでしょう。
【まとめ】
・保育園は増え続けている
・保育園は増え続けているけど子供は増えていない
・夫婦1人あたりの子供の数は減少していない
・つまり保育・養育環境は少子化問題とは関係がない
・少子化問題の本当の原因は婚姻率の減少
・婚姻率の減少の原因は、若い男性の貧困化
結論:保育園を増やしても子供は増えない
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