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ロボット・IT雑食日記

ソフトもハードもいろいろやりたい!やったことを気ままにあげていきます.結構備忘録多め.

「あなたのWebサービス買い取りたいです」と詐欺師が近づいてきた話.

事態がだいぶ収束してきたので書いておこうかと思う.

近年,フレームワークもいろいろ便利なものが増え,プログラミング書籍やプログラミング入門用のWebサイトの充実により初心者でも簡単なサービスを作ったり,アプリをリリースしたりできるようになってきた.

それにまつわる話を一つ.

は,プログラミングとか趣味でやってる普通の大学生だ.

授業の空きコマで暇だからさくっと書いたものなので乱文失礼します.

春休みのある日の出来事

Twitterでとある人からフォローが来た.

その人のTwitterヘッダの自己紹介欄には,「Webサービスを提供する会社を経営しています.好きな事して生きていきたい.興味のあるエンジニアさんは一声お掛け下さい」的な事がかいてあった.

ツイート内容も,The 意識高い系大学生☆みたいな感じだったのでフォロー返しはしなかった.

5ツイートくらいしかしてないのに謎のフォロワーの多さ.

怪しい

放置して5日が経った頃... ダイレクトメッセージが飛んできた.

内容は,「あなたに関する記事を読みました.あなたが作ったWebサービスについて興味があります.一度お話ししませんか?」という内容.

私は,Railsの練習のために「たのみやげ」というWebアプリを作った事がある.

www.youtube.com

こんなアプリだ.ただ,本当にRailsの練習で作ったもので,バグがあるのも気づいてるし,コードも汚い.

しかも自分のサーバとかではなくherokuで動かしているレベルのWebアプリである(bot機能は止めている).

GitHubにもコードもあげているし,ちょっとわかる人がソースコードを読んだらそんなにすごいものではないことは明らかだと思った.

おそらく,この人が読んだ記事というのはこれだろう.

techacademy.jp

ただ,純粋にWebアプリを見てもらったのが嬉しく,それについての話がしたいとのことなので承諾.

そして実際に会って話をすることに.

実際に会うことに

駅で待ち合わせをした後,割とおしゃれなカフェに連れて行かれた.

見た感じ同い年くらいだけど,決してちゃらくないお兄さんがそこにはいた.

話の内容は,「あなたが作ったWebアプリ,『たのみやげ』を買い取らせて欲しい」とのことだった.

結構びっくりする金額を提示された...

がしかい,売る気などさらさらなかった.いきなりTwitterで話しかけてきてそんな話をされても困る.

先ほども話したように,そんなにレベルの高いWebアプリでもない.

し,自分の作ったものをほいほい売るのもなんかやだ(学生的感想).

ということで,お断りすることにした.

すると,「少し考えてみてください.また来週お会いしましょう」とのこと.

2回目会った

まぁこういうのは丁寧に断るのが筋かと思い,2回目も会うことに.

そして待ち合わせ場所へ行くと,なにやらもう一人増えていた.

ちょっと年上っぽい人だった.

そして,「やはりあのサービスは売れるほどのものではありません」と断ると,新たな話を持ちかけてきた.

「では,マネジメントもできるようになって自分でサービスを展開してみませんか?」とのこと

(おぉ?そうくる?ってかあんなサービスマネジメントしてもそんな需要ないだろ...)と思いながらもまぁお話を聞いてみることに.

正直,マネジメントなど全く興味ない.

ただまぁこのお話の行方がどうなるかという冷やかし的興味からもう少し話を聞いてみた.

さすがプロ.なるほど?と思うお話をいっぱいしてもらった.

そこで,どんどん話が進んで行く.

そしてどんどん怪しい雲行きになっていく.

まぁザックリまとめると以下のような感じで話が進んでいった.

  • マネジメントに興味があるならこんな本とかおすすめだよ!

  • あ,この本書いてる人と知り合いなんだよ!

  • そういう知り合いとは,セミナーとかで出会えるよ!

  • セミナー,主催してるんだけどどう?

  • あ,こういうDVDうちの会社で出してるけどどう?

  • よかったらうちの団体入ってみない?

もうWebアプリの話は完全に消えた.

怪しい雰囲気しかしない.

聞いたDVDをネットでググってみると,これまた高額DVD.

入らない?と誘われた団体名でググってみると,検索候補に「詐欺」がでてくる.

とりあえず家に帰って速攻Twitterはブロック,やりとりしたDMを削除した.

その後と感じた事

ブロックしてるからDMも来なくなった.

僕みたいな初心者学生エンジニアからしたら自分のWebアプリを知ってもらえているというだけで嬉しいから結構引っかかるのかもしれない.

今回,「サービスを売る」のを断ったから変な団体に勧誘される方向に話が行き,詐欺だと気づく事ができたが,あの時点で「売ってしまう」という結論を軽く出してしまっていたらどうなっていたのかは謎である.

どの選択肢を選んでも結局あんな感じになっていたのだろう.

社会的経験のない大学生を狙った詐欺.

ソフトコンテストやハッカソンにでてネットで実名をググれば情報が出てくるくらいの学生がターゲットにされる事が多いみたいだ.

お気をつけを.