公明議席の府内4小選挙区で候補を擁立せず
おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は13日、次期衆院選で、公明党が議席を持つ府内の4小選挙区では候補を擁立しない方針を明らかにした。大阪市内で記者団に語った。再挑戦を目指す「大阪都構想」を議論する法定協議会設置などに向け、慎重姿勢の公明から譲歩を引き出す狙いがあるとみられる。
大阪では昨年11月の知事・大阪市長のダブル選以降、府市の施策で維新と公明の協調が進んでいる。松井氏は衆院選での対応を問われ、「公明党さんと今のところいい関係ができている。国政選挙でこちらからけんかを売る必要は全くない」と述べた。一方、「むちゃくちゃやられて信頼関係が吹っ飛んだときは戦う」とも語った。【青木純】