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 徳川家康が生まれた岡崎城(岡崎市)に、連続する形では国内最長となる約400メートルの石垣が残っていることがわかった。絵図では存在が知られていたが、これまでは半分ほどが土に埋もれるなどし、断続的にしか確認できない状態だった。

 河川敷整備に伴う試掘調査で3月までに見つかり、13日、報道機関向けの説明会があった。

 市教委によると、見つかったのは城の南端を囲った菅生川端(すごうがわばた)石垣。地中3メートルにまで石垣が残っていることが明らかになった。地上部の2メートルと合わせると、計5メートルの高さになる。3代将軍・家光の時代の1644年ごろまでに築かれたとされ、「岡崎城図」(1781年)に描かれた通りの石垣が残っていたという。